月と六ペンス (1966年) (旺文社文庫)

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著者 : モーム
制作 : 竜口 直太郎 
  • 旺文社 (1966年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)

月と六ペンス (1966年) (旺文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 金原瑞人訳のを買ったら、うちにこの古いのがあったので読み比べでもできればと思って先に読んだ。こっちは龍口直太郎という方の訳です。出版されたのが結構前なので、言葉の古さが目立ったけども話は面白かったよ。
    死んでからようやく認められた芸術家っていっぱいいるけど、とにかく自分の表現したいことを信じて貫き通したからこーいう生活ができたんだろうし認められるんだろうね。まあストリックランドはあんまし好かんけど。
    近いうちに金原訳のも読みます。

  • 作家である私は、ストリックランド夫人のパーティーに招かれたことからチャールズ・ストリックランドと知り合う。ストリックランドはイギリスの証券会社で働いていたが、ある日突然家族を残して消えてしまう。私は夫人に頼まれ、ストリックランドがいるというパリへ向う。私がストリックランドのもとへ向かうと、駆け落ちしたといわれていた女性の姿はなく、一人で貧しい生活を送っていた。話を聞くと絵を描くために生活を捨てたという。私は彼を批判するが、彼はそれをものともしない。夫人は私からそのことを聞くと悲しんだが、やがてタイピストの仕事を始めて自立していった。
    それから5年後、私はパリで暮らしていた。以前にローマで知り合った三流画家のダーク・ストルーヴのもとを訪れ、彼がストリックランドの才能に惚れ込んでいることを知る。ストルーヴに連れられストリックランドと再会するが、彼は相変らず貧しい暮らしをしていた。それから私は何度かストリックランドと会ったが、その後絶縁状態になっていた。クリスマスを前にしたある日、ストルーヴとともにストリックランドのアトリエを訪れると、彼は重病を患っていた。ストルーヴが彼を自分の家に引き取ろうとすると、妻のブランチは強く反対した。夫に説得されてストリックランドの看病をするうちにブランチは彼に好意を寄せるようになり、ついには夫を棄ててストリックランドに付き添うが、愛情を受け入れてもらえなかったために服毒自殺してしまう。妻の死を知ったストルーヴは、ストリックランドへの敬意を失うことなく、故郷のオランダへと帰って行った。私はストリックランドに会って彼を再び批判した。その後私が彼と再会することはなかった。

    我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
    ストリックランドの死後、私は別の用事でタヒチを訪れていた。そこで彼と一緒に仕事をしていたというニコルズ船長に出会い、彼が船乗りの仕事をしていた時のことを聞く。貿易商のコーエンはストリックランドを自分の農場で働かせていたことを話す。宿屋のティアレは彼にアタという妻を斡旋したことを話した。彼の家に泊まったことのあるブリュノ船長は、ストリックランドの家の様子を話した。医師のクートラはストリックランドがハンセン病に感染した晩年のことを語り、彼の遺作は遺言によって燃やされたとしている。私はクートラ医師の所有するストリックランドの果物絵を見て恐ろしさを感じていた。
    ロンドンに帰った私は彼がどのような生涯を過ごしたのかを伝えようとストリックランド夫人に再会する。タヒチでのストリックランドのことを話し終えた私の頭には、彼がアタとの間に儲けた息子が、大海原で船を操っている姿が浮かんでいた。

  • ゴーギャンの生涯にインスパイアされたモームの代表作。

    生きている間には画家として認めらず、死後にその作品が認められたストリックランドという男の生涯を、友人ではなく、奇妙な縁で知り合いとなった「私」の視点から描く物語。

    感想としては、好みの問題ですが、いい言い方をすれば「癖がない。」悪い言い方をすれば「盛り上がりに欠ける。」
    割と状況描写や登場人物の描写が細かく、私が好きなタイプの小説ではなかったかなと思います

    心理描写が細かかったり、情景描写も緻密さよりも詩的な方が好きだったりするので…

    ただ、ゴーギャンやゴッホのような生前に注目されなかった画家たちの生涯を身近に感じさせられました。
    登場人物がすべて自然で、本当に実在するように思えました。

    感情移入はできませんでしたが、非日常は味あわせてもらったように思います

  • ポール・ゴーギャンの話らしい。

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