kaizenさんの感想
2012年1月2日
ニヒリズムの到来という節で始まる。 ニーチェについて書いていて、唯物史観では人間が隠れてしまうようにも理解できることがわかる。 著者は1954年に立命館大学の病気退官しているとの事。 著者の状況と本書の後ろ向きなところが重なるようだ。 現代とはいっても55年前の現代だろう。 まだ高度経済成長にかげりがでるまえの論調だ。 批判していれば、それも役に立つという時代だったのかもしれない。