方法序説 (1967年) (岩波文庫)

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著者 : デカルト
制作 : 落合 太郎 
  • 岩波書店 (1967年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)

方法序説 (1967年) (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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    ── デカルト/落合 太郎・訳《方法序説 1953-1979-1967‥‥ 岩波文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000JA8I28
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/archive?word=%A5%C7%A5%AB%A5%EB%A5%C8
     
    (20141227)(20170923)
     

  • ・本来のタイトルは「彼の理性を正しく導き、諸々の学問において真理を求めるための方法の序説、なおこの方法の試みなる屈折光学、気象学および幾何学」。尚、この本には試論は載っていないが、特に幾何学に関する試論は読んでみたい。
    ・Wikipediaの「ルネ・デカルト」や「方法序説」の項目が良いまとめになっている。
    ・平易な文章で手短に書かれている。だが凝縮して書かれているようだ。
    ・第1部
    序。読者に対する注意。学生時代を通して学問に対する所感を述べている。良識は公平に分配(12頁)、詩は天賦の才能(17頁)、と。
    ・第2部
    士官として戦争中の冬、炉部屋で(第3部も)。学問の方法(問題を解く方法)として4つ挙げている。1.明証の規則。2.分析(分割)の規則、選択の規則。3. 綜合の規則、綜合を可能にする順序の規則。4.枚挙の規則。これらは数学から考えたと。
    方法の4規則。
    ・第3部
    生活と学問とをどう調節すべきか(実践道徳の規則を述べる)。第1は、自らの国の慣習に従うこと。第2は、一度自ら決定した以上はそれに従い、迷わないこと。第3は、世界の秩序を自分の欲望に変えようと努めること(ストア的)。最後に、私の理性を開発するために、私が私に命じた方法に従って力のかぎり真理の認識へと前進するために、全生涯を使い果たすこと。
    行動の3格率。
    ・第4部
    アムステルダムへ。神学。形而上学。「私は考える、それ故に私は有る」を哲学の第一原理に。
    ・第5部
    哲学第一原理から自然法則を指摘。そして「神は自然のうちに定め、この種の知識を私どもの精神に刻みつけた」(55頁13行目)と。自然法則の例として、天体、医学、心臓と血流、血液循環説等を。
    「光はほとんどすべてそれらのものから出てくる」(56頁11行)がやや面白く感じられた。
    ・第6部
    禁圧されたガリレオ・ガリレイの自然学上の新説は、賛成や反対は別にして、宗教にも国家にも有害であるものはないと。著者は物理学上の意見の公表を躊躇。本書の慎重な物言いは異端とされることを避けるためでもあるのか。

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