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感想・レビュー・書評
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「哲学」とは何か、という問いそのものに幅広い見識を携え対峙する著者の視線が「問題」「客観」「実体」「主観」「時間」「空間」「存在」という概念を照らし出す。むすびに於いて「根本問題は存在に帰着する」と述べる著者には「かいま見られるもの」でしかない「存在」について、後日解釈されていくはずの「世界」が見えているのだろう、と楽しく想像できる珠玉の一冊。哲学をはじめてみたいと思ったときに手に取るべき著作として推薦する。
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