嵐が丘 (1960年) (岩波文庫)

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制作 : 阿部 知二 
  • 岩波書店 (1960年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本

嵐が丘 (1960年) (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 純文学を避けて今までやってきたけど、
    「テヘラン~」を読んでから考えを改め少しずつ読み始める第一歩。なるほど、青臭いそのへんのライト小説とはまるで話にならない深さがあるね。一見気の狂ったキャシーとヒースクリフの物語だが、土地の風土や解説までを読んでようやくその味がわかる。ヒースの執拗な執念も最後にはなんか理解できる。まぁ血族の結婚ってどうなの?は時代と、風土なんだろうね。こういう本は買って書棚に並べたいって思う。

  • 上下巻二冊。

  • 全体を通してじめじめとした暗さがあるが、物語に引き込まれる。特にヒースクリフは乱暴で恐ろしい男であるが、魅力的な登場人物である。

  • 「嵐が丘」に住むヒースクリフ氏のスラッシクロス屋敷を借りたロックウッド氏。怒りっぽく意地の悪いヒースクリフ氏。ある日ロックウッド氏は古い本に書かれたいくつかの名前を見つける「キャスリン・アーンショウ」「キャスリン・リントン」「キャスリン・ヒースクリフ」。そしてヒースクリフ氏の娘分の名前も「キャスリン」だった。そしてスラッシクロス屋敷に18年間住んでいるエレナ・ディーンはロックウッド氏に昔語りをはじめる。

    おもしろいかおもしろくないかとなると、「おもしろくはない」でも読むのをやめようとは思わなかった。人々の台詞は人を貶す言葉ばかり。でも登場人物の狂気のぶつかり合いから目が離せない。
    エミリ・ブロンテが残したただ一つの作品ということで、ヒースクリフとキャスリンがそこまで魅かれあった経緯はまったくわからないし(エレナ・ディーンが語っているという点から考えるとそれを知らないということかもしれないけど)所々状況がつかみにくいところもあるけど、ヒースクリフやキャスリンが語る狂ったような愛情を示す言葉の表現がおもしろい。
    「一読の価値はある」作品だと思う。
    (上巻)2010/01/11
    (下巻)2010/01/28

  • いまさら。映画版のローレンス・オリヴィエの印象を払拭して、予断なしで読みたかった。
    形式的には、三人称のナレーターが出てこない点と二つの時を行き来する点で現代的。作者がいわば神の視点を持つ典型的19世紀リアリズムの域から期せずして脱却している。
    内容でも、ぬきんでている。たとえヒースクリフが悪魔でも、エドガより魅力的であることは間違いない。愛憎の一元。

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