悪徳の栄え (1960年)

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感想・レビュー・書評

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  • あんまり悪徳の気分じゃなくなって(暑いし)、積読入り。
    冬に読みたいかなあ。

  • 真逆の教養小説であり、ジュリエットは英才教育と悪徳を糧に成長していく。ジュリエットを教育する悪人たちは悪の哲学をもっている。啓蒙主義的で合理的な自然観と機械論的な哲学で悪と放蕩の限りを尽くす。発表当時のみならず日本でも発禁になり澁澤龍彦のサド裁判で有名になった。確かに思想的には反社会的で反道徳的だが小説の形をした哲学書であり読みやすいとは云えないので読む人も限られるはずだが禁止する事により逆に事を荒立てる結果になったと思う。内容的にはソドムの百二十日のほうが過激なくらいだ。

  •  裏返しの教養小説とはいかにもだ。作品のパワーにコレほど圧倒される本もなかなかない。読みたい人は心して読んだほうがいい。

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著者プロフィール

フランス革命期の貴族、小説家。代表作に『悪徳の栄え』『ソドムの百二十日』など。

「2014年 『閨房哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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