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- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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19:20東京発新青森行きの新幹線車中で読了。不思議な雰囲気の「夢十夜」の中でも第三夜は落語『もう半分』を想起させるような怖い話。初読の時にも印象深かった。「自転車日記」も、漱石が英国で神経衰弱となってからのもので、軽妙な文章の奥に悲しさを感じる。
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某所読書会課題図書:指定の「京に着ける夕」と「自転車日記」を読んだ.前者は京都駅から人力車で中京区の旅館までの道中を描いた随筆だが、語彙が特異で難しかった.洒落を披露している部分が多いが、出典が高尚だ.後者はロンドン留学中に自転車乗りを練習する件だが、多少運動が不得意だと見えて、苦労する場面が多く楽しめた.ここでも特異な語彙が満載だ.当時の知識層の漢文の知識がベースにあるのではないかと想像する.
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