漱石全集〈第5巻〉虞美人草 (1956年)

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著者 : 夏目漱石
  • 岩波書店 (1956年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)

漱石全集〈第5巻〉虞美人草 (1956年)の感想・レビュー・書評

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  • 「二百十日」のような出だしで、「それから」と同じく高等遊民。
    この小説はどういった視点から、書かれているのだろうか。小野さん、甲野さんと来て、何で宗近君になるんだ。?そして、甲野の母親は何故か「謎の女」と呼んでいる。

    詩人程金にならん商買はない。
    同時に詩人程金の入る商買もない。
    文明の詩人は是非共他の金で詩を作り、
    他の金で美的生活を送らねばならぬ事となる。

    即ち、小野が恩師の娘である「小夜子」から、
    資産家の娘である「藤尾」に将来を乗り換えたのは、
    詩人としての打算。

    内容そのものはとても面白いと思えるのだが、
    非常に読みづらい。
    漢文調に、文語体、装飾語満載の美文だらけ。
    漢文学への造詣が深い漱石の文章は、
    理解しがたい漢字だらけで読むのが困難だ。

    この小説が新聞に連載されていたとは、当時の人々の教養の高さに驚かされ。

    結局最後は藤尾の死によって、丸く収まって平凡に終わってしまった。

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