キリスト伝説集 (1955年) (岩波文庫)

  • 1955年12月5日発売
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  • 奇跡を重視するカトリックに対して、スウェーデンはルター福音派スウェーデン教会に国民の半数以上が所属し教会税を払う新教国(宗教は自由、教会婚はこの頃すたれつつあるらしい)、マリア神格化は僅少/最後の一篇はキリストも使徒も出ない、十字軍従軍武士がトルストイ『復活』のように回心しエルサレムから乞食してイタリアまで船に乗らず徒歩で帰る話/イスラムは十字軍をいまだ恨んでいる/おそらくキリストと呼ばれ処刑されたイエスは実在しただろう。物語の力が「人の心を変え」、「弾圧された宗教がローマ帝国の国教となったのが最大の奇跡
    『ニルスの不思議な旅』作者の再話集。民話でひろく流布され、基本原理がわかる。自分を救世主と意識していなかった頃の子供のキリストが「恐れを知らない」から人助けをする話が三話。
    「ペテロの母」は『カラマーゾフ兄弟』の葱のエピソードのような話(25年後)、「自分の肉親を救うことは不可能です」キリスト教の個人主義。

  • これは、仏教説話のようなもの?キリスト礼賛。それやのみ。

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