山椒魚 (1953年) (新潮文庫)

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著者 : 井伏鱒二
  • 新潮社 (1953年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)

山椒魚 (1953年) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 山椒魚をいちばん初めに読んだのは小学生の頃だったろうか。
    大きくなりすぎて岩屋から出られなくなった可哀想な魚の話、というイメージがあった。
    今読み返すと、また違った風情を感じる。
    特に頭を穴にすっぽり嵌め、入り込んだ蛙と長き闘争の末見える諦めと歪な繋がりについて。

    その他短編はゆったりとした、旅先でのヒトコマを描いているものが多い。
    気を揉むことなくゆらり流されつつも特に堕落するわけでもない。

    女人来訪、屋根の上のサワンが良い。

  • 山椒魚は悲しんだ。
    この有名な一文。
    知っているようで知らないなあっと思う。
    ちょうど大好きな作家さんがよく山椒魚のキャラクターを登場させるのでなんか親近感もあり購入。
    が、結局読まずに放置。本棚整理で発掘、おおそーいや買ってたな、と読んでみる。
    表題作はおもしろかった。
    が、え?そこで終わるのっ!!?っとゆーとこで終わられてちょっとびっくり。
    「今でもおまえのことは別に怒ってはいないんだ。」
    うーん、なんか妙に考えさせられるな。
    そして、メッチャ短かった。
    へーこんなに短い話だったのか、と。

    が、その後の短編が、全くおもしろくなかった。
    いや、これは多分、私の理解範囲を超えてるんだろうが、感情移入もできないし、楽しみようがないとゆーか、とにかく、山椒魚以外はよくわかんなかった、というのが正直なところ。
    あ、でも梅の花、とかゆーのはちょっと不思議な感覚があって興味深かった。

  •  この書籍では、題名の「山椒魚」の他に「寒山拾得」などいろんな良い短編作品が12作品収録されています。また、「山椒魚」に主人公は擬人化した山椒魚ですが、なんたか身に染みる作品です。

  • はじめてまともに井伏文学を読んだ
    前に予想していたものをいい意味で裏切られる作風であった

    「掛持ち」や「シグレ島叙景」等もよかったが
    「へんろう宿」は一見素朴な内容であるのに、読後感が非常に空想的・幻想的にさせられる小説であって、不思議に好ましい作品だった

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