いやあ、すごいもりあがりぶりで、
上巻と合わせ、イギリスのひとつの時代の風俗、思想、生活がよく書き込まれた物語ではないだろうか。
分断された身分制度にびっくりするが、そんな中、女性がこれほどのはっきりした意志と感情をあらわに表現した小説は、センセーショナルだったのではないか。
信仰についても極どい発言がいくつもあって、これまた論争や非難をあびたのではないか
翻訳だから多分に翻訳家の力が入っているにしても、ひきこむ力を今読んでも十分に持っていると思う。
何度目に読むのか忘れたくらい読んでるが、未だに感心する小説だ。