愛国心 (1950年) (岩波新書〈第27〉)

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  • 最初の方は具体的であったが後になるにつれて抽象的になっていった。
     紙の質が悪く、黄色くなっていたので文字も旧字体なので老眼にとっては非常に読みづらいものであった。

  • 禁忌でもある戦後愛国心の議論の原点。
    卒論の研究で読んだが、「平和の愛国心」というのはじっくり考えれば一番しっくりくる考え方だと思う。翼で判断する政治の観点でなく、日本に限らない愛国心そのものを考えて読んでほしい。

  • (1973.04.26読了)(1972.02.05購入)
    *解説目録より*
    誰もが愛国心をもっていると信じているが、その具体的な姿は良心的に考えれば考えるほど分からなくなる。著者はこの共通の悩みに応えて愛国心について初めて学問的な考察を行い、原始的な民族中心思想から発生し、常に戦争と結びついて想起されて来た愛国心を近代的合理化以前のものとして否定し、平和的な愛国心は「寛容な精神に裏付けられた同胞への愛でなければならない」と結んでいる。

    ☆清水幾太郎の本(1970年代に読んだ分)
    「精神の離陸」清水幾太郎著、竹内書店、1965.10.25
    「愛国心」清水幾太郎著、岩波新書、1950.03.10

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000JBC3L4
    ── 清水 幾太郎《愛国心 19500310 岩波新書》初版
     
     清水 幾太郎 社会学 19070709 東京 19880810 81 /
    http://www.mermaid-tavern.com/book/bk1/b1/bk1_0054.html
     本の落書き
     
     忠国敬神
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4004150922
    ── 清水 幾太郎《論文の書き方 19590317 岩波新書》
     
    ── 著者は一人の青年とバスで乗り合わせた。青年は、バスから神社
    が見えると、帽子をとってお辞儀をした。青年の前に、子どもの手を引
    き、大きな荷物をかかえた婦人が立った。青年は婦人に席を譲るかわり
    に、窓から表を見、神社があると脱帽し、お辞儀をしていた。くだんの
    婦人は別の人が席を譲って、座ることができた。この青年の行動から、
    敬神は大切であるが、「敬神の念さへ表現してをればそれでよいといふ
    態度」のあらわれだとしたら、「神を瀆すも甚だしい」とされる。
    ── 《敬神の思想 19391008 東京朝日新聞;槍騎兵》
     
    ── 1937年8月の国民精神総動員実施要綱の閣議決定と翌年の国家総
    動員法とによって、国民精神総動員中央連盟を中心とする精神作興運動
    が盛んなころである。神社の前を通るときは、歩行者も車内にいる者も
    必ず敬礼をしなければならなくなった。そんな時代のエッセイである。
     清水はこのエッセイは、国家権力によって強制された慣習に「小さな
    皮肉を言ったつもり」だったといい、この時期は「一句でも、一行でも、
    自分の本音を忍び込ませるということに一種のスリルを味わっていた」
    http://www.chuko.co.jp/intellect/chapter10/page01.html
     

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