地の糧 (1952年) (新潮文庫〈第344〉)

4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ブラックスワンからリファレンス。初代文化庁長官でお兄さんが私の敬愛する今東光和尚にあたる今日出海氏の訳による。

    別に宗教に引っ掛けていうつもりも無いが、非常に禅的思想が展開される。書を捨て街に出よと。そして知るべきものを知り、あなた自身を知り、いるべき場所へ帰れという叫び。

    あとがきの中で、本書はカトリック的な禁欲的な戒律から欲望を解放しようという思想が貫いていると述べられ、私自身もその叙事詩を堪能した。そういう冒険が価値をもたらす為に必読の一冊と言える。あなたは美しい、それを本書は必ず教えてくれる。

全2件中 1 - 2件を表示

アンドレ・ジイドの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×