結婚の生態 (1950年) (新潮文庫)

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著者 : 石川達三
  • 新潮社 (1950年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)

結婚の生態 (1950年) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 二十歳そこそこ、女性を知るには若すぎる頃に読んだ作品です。真珠婚を過ぎた今、もう一度読んでみたい・・・、そんな気持ちです(笑)

  •  石川達三の1939年の作品。自身の結婚、娘の誕生、「生きている兵隊」事件から「武漢作戦」への従軍までが描かれる自伝的な内容。
     自分で勝手に「結婚」に夢を見て、自分で勝手に「家庭の理想」を作り上げ、その「理想」にかなうように「妻」を教育していくのだと堂々と主張する「私」の言葉には、2ページに1度ぐらいつまづき、そのたびに「!!」と呆れかえってしまう。ここまで、自分勝手なありようを開き直りながら書かれてしまうと、いったいこいつはどこまで図々しくなるのだろうかと、妙な関心が湧いてしまうぐらいだ。
     このテクストで面白かったのは、「妻」が「僕」という一人称で名乗り、夫を「君」と呼んでいること。1930年代のブルジョア文化の中には、このような、どこか「ままごと」めいた関係性をよしとする雰囲気も刻まれていたように思う。

       

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