痴人の愛 (1949年) (新潮文庫)

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著者 : 谷崎潤一郎
  • 新潮社 (1949年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)

痴人の愛 (1949年) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • もう何度目かの再読。定期的に私はナオミに会いたくなりこの本を開いて、読んでいる間中この美しく愚かで醜い女に、恋慕のような憎悪のような感情を抱き続ける。そして読み終わった頃には、二度と会うまい、もうその顔を、その身体を想像するまいと思うのに、時が経つと憎しみを忘れてしまったかのようにまたこの本を開く。それほどに、このナオミという女は恐ろしく魅力的だ。本を読むと、稀にナオミに似た女を見かける。その度に恐ろしくなり、またナオミを想う。いつまでも頭にこびりつくように残るナオミの残像は、消えることなくずっと続いていくのだろう。次はいつ読むことになるんだろう。

  • う〜ん、王道たる王道。史前から今に至るまで、男ってアホよね。

  • 垢で汚れた着物の衿、それさえも耽美に思える不思議。

  • ストーリーは王道だが、文章の書き方、ページの使い方、言葉の表現等、とても文学的で美しいと思った。
    ナオミという娼婦のような女にほだされる男の話。
    ナオミの美しさの表現が、とても豊かで、想像力を掻き立てられるような美しい文章だった。
    美しい文字列を感じたい方は是非。

  • 半日ノンストップで読んだ。
    読み終わって「谷崎潤一郎って…」とちょっと引いたのは秘密。
    途中で止められないくらい面白かったんだけどね…!

  • 男って阿呆、女って狡猾。図書室に置けない日本文学ですね(笑)。ある突拍子もない夫婦の出会いから現在までを描いたお話でした。現在って言っても昭和のことですが。。。そのせいか多少突っ込みたくなるところがあります。(そもそも出だしで30近くの男が15歳の女の子に「かわいいなぁ」って思って引き取って育てちゃう辺りが)。。。読んでいくに従って「現代の男性でもこういう思いはあるのかね」とか「女っていつの世も強いのね」とかこんな思いに駆られました。んー、2周はしたくないけど、他の谷崎潤一郎は読みたくなりました。

  • 育てて食う耽美小説…。源氏物語的な?
    ということでよんでみた。

    好きじゃないし、途中から辟易ししまった。
    どうしょうもない悪魔的美女と腰の引けたおっさんの話。
    おっさんどMやなぁ、と違う意味で感心した。
    好きな人には好きなんだと思う。
    なんとなく「ティファニーで朝食を」に似てる気がした。

  • もうそうなると情欲もなく恋愛もありません、………私の心に感じたものは、そう云うものとは凡そ最も縁の遠い縹渺とした陶酔でした。

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