シェパートン大佐の時計 (昭和43年)

  • 岩波書店
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感想・レビュー・書評

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  • 宮崎駿や荻原規子がすすめるので、読んで見た。

    教会の構造がわかっていないので、いまひとつピンとこない部分もあったけど、まさにイギリス児童文学、エンタテイメントだと思った。
    謎解きのスリル、少年たちの友情、苦難をのりこえて成長する主人公、見守る大人たち、読んでいてとても気持ちがよかった。

    アーサー、君はかっこいいよ。

  • ハイ・フォースよりこちらの方が先なのに、2度目も読み順が前後してしまった。
    P103より引用
    チャーリーは 中略 しかし、その本は、おかあさんがおとうさんに字をおしえるのにつかったものなので、ひじょうにたいせつにしているのだとはいわなかった。チャーリーじいさんは子ども時代にくらしていた作男の小屋で、おとうさんとおかあさんがならんですわり、おとうさんが小学生のように字をかいている情景を。今でもありありとおぼえていた。この部分が読みたくて再読。

  • 大工を家業とするデイビドの家に、おじいさんの代から預けられっぱなしの時計。ある日50年も前の新聞を見つけたデイビドは、その時計が過去の事件の鍵を握っていることに気づく。
    謎解きを中心にした、少年たちの冒険と友情、成長の物語である。少年たちの日常や彼らをとりまく人々、主な舞台である教会のようすなどが克明に描かれ、ダーンリイ・ミルズの町が手に取れるようだ。子どもの頃はシェパートン大佐の謎に夢中になったが、今読むと主筋以外の部分にも物語が感じられる。
    どういうわけかあまり知られていない本で、読んだという人に会ったことがない。でも、とてもおもしろい。どこかで見かけたら是非ご一読を。

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