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- / ISBN・EAN: 4988102319038
感想・レビュー・書評
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請求番号:778.21/Aka/D MLC置き
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おもしろかった。見ているものは確かにあやしい雰囲気のもののはずなのに、わりとサラリとした感じに見受けられ、いまひとつ世界観とまではいかない映像作品のような気はした。
というのも、どちらかというと台詞や展開というより、映像への意識を強くもって機微を映しだそうという手段のもと制作にのぞんだように思えたからで、それにしては変にバランスよい仕上がりで、原作があるから仕方ない部分かもしれないと思った。 -
先週観た。
忘れないうちに、何か、書いて置きたかった。
寺島しのぶさんは、どんな汚れ役を演じても、
あどけなくかわいい感じだ。
相手役の硬質さが、余計に彼女をきらめかせて
美しかったと思う。
心中現場まで、どこまでも、どこまでも
ついて来てくれて、うれしかったのだろう。
ラストのさばさばした感じが、特によかった。
あの滝は、実際に見るより、
映像の方が綺麗なのかもしれない、と思った。 -
原作を読まずに映画を見たけれど、後悔しなかったほどの作品。映像もきれいだったし、俳優の演技も絶品。日常で生活する隅に確実に潜んでいる、怖さ、理不尽さ、心の隅の暗闇、それらを全部吐き出したような。少なくとも、今自分が生きている「世界」では絶対に起きないこと。けれど、確実に起きていること。それを垣間見たような気分になります。