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- / ISBN・EAN: 4988104041081
感想・レビュー・書評
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Netflixにて。母のリクエスト。ラドンちゃん何だか可哀想。
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別途
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地球温暖化で生存に適する環境になって復活した太古の巨大ヤゴとそれを捕食する、放射線によって強化されたプテラノドン。
ラドンとの市街戦などは今から見ると冗長な部分もありますが、人間のエゴによって怪獣にされたラドンが飛び上がろうとして成せず落ちていくラストシーンは感情に訴えかけるものがあり、全体として環境問題などのメッセージ性が若干あります。
今からみるとあれですが、昭和30年くらいから、地球温暖化が人間にしっぺ返しを食らわすという話を映画でやるというのはなかなかすごいかもしれない -
初めての飛行型の怪獣の登場。ピアノ線で吊っているのはバレバレですが、ミニチュアのセットといい、この当時の特撮映画の独特の「味」を感じることができます。
このラドンって、ゴジラほどの「業」を背負っておらず、羽をバタバタやって強風を起こしちゃっただけで、やっつけられちゃうのも可哀そうなんですけど、火山口に落ちて溶けて死ぬという、妙にエモーショナルな死に方をするところは涙を誘います。 -
『空の大怪獣 ラドン』。ラドンと言えば阿蘇山、九州出身の怪獣ですね。ゴジラは大戸島だしモスラはインファント島なので、出身地が実在の場所である怪獣って珍しいのかも?
実在する阿蘇は良いのですが、冒頭の炭鉱シーンから大ウソで阿蘇の近辺には炭坑はありませんw。これ実は『ラドン』の予告編を観ると「突如、北九州のある炭鉱町は恐怖のどん底に叩き込まれた・・・」と正しいこと言ってるんですよ。九州全体を舞台にする為にまとめられちゃったみたいです、『ウルヴァリン:SAMURAI』みたいに・・・。
『ラドン』は色んな点でエポックな作品でして、ひとつは東宝の怪獣映画では初めてのカラー作品であること。この翌年から東宝スコープなのでまだ過渡期ですね。そして前述の、九州(地方)を舞台にして出来たての西海橋を破壊した点。最近でこそ当たり前ですが、地方やご当地の名所というのは良いですよね。
それに関連して、この作品は特撮のグレードがめちゃくちゃ高いです。今見てもものすごいものがある。岩田屋、天神の破壊シーンで瓦が飛んだり、あるいは阿蘇山の溶岩に本物の鉄を溶かして使ったり、等々。
その反面、ストーリーは全然面白くないです。2匹目のラドンの登場は唐突だし、ラドンを攻撃して殺す理由づけが微妙。怪獣が出る→とりあえず殺す、という感じでラドンが可愛そうに思えてくる。まあ街は破壊しちゃってるんですが、一作目『ゴジラ』ほどの悲壮感&絶望感がないんです。この後『モスラ』では脚本が関沢新一さんですが(’58年の『大怪獣バラン』以降だけど)、良い脚本家だとやっぱり面白くなるんじゃないですかね。
あと、この頃の防衛隊の戦闘機はセイバーですけど、セイバードッグが混じってるのが面白かったです。 -
日本の特撮怪獣映画のお手本みたいな作品。カップルの上をラドンの影が通り過ぎる合成カットが綺麗に仕上がっててお気に入り。西海橋を破壊したり福岡市街戦だったり名シーン続出!ミニチュアの作り込みから合成カットまで気合入ってる
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