母たちの村 [DVD]

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監督 : ウスマン・センベーヌ 
出演 : ファトゥマタ・クリバリ  マイムナ・エレーヌ・ジャラ  サリマタ・トラオレ 
制作 : ウスマン・センベーヌ 
  • エスピーオー (2007年2月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988131907084

母たちの村 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 泉荒巻東

  • 西アフリカの小さな村。
    カラッと晴れた空、日焼けした地面、色とりどりの着物、いつもきれいに掃除された村。なんだか白昼夢のような世界です。
    この村で、女性器切除の風習廃止のため、村人たちと闘うひとりの母のお話です。

    お清めと称して幼女のクリトリス、大陰唇、小陰唇を切除したり縫い付ける儀式…。
    アフリカ連合54ヶ国中、38ヶ国で今も行われる、2000年以上続く伝統だそうです。これで死ぬこともあるし、SEXの都度大変痛いようです。女性の奔放なSEXを封じるためでしょうか。

    母コレはラジオで他国の女性は割礼していないことを知りました。
    コレは儀式から逃げてきた少女たちを匿う決意をします。
    男たちは総ての女性からラジオを取り上げました。
    見せしめとして村人たちが見守る中、コレは夫に鞭打たれ、夫婦泣きながら耐えます。
    鞭打を止めさせた傭兵さんはその夜村人たちにリンチされ殺されます。
    狭いコミュニティの風習を否定すれば村八分か殺されるのです。
    そして無知な母親に無理やり割礼に連れてかれた少女がまたひとり死にました。
    尊厳と誇りをかけたコレの闘いに、やがて村の母親達が賛同し、何かが変わるという明るい予感の中、映画が終わります。

    カラッと晴れた大地と、終わりの無い陰湿な風習に苦しむ女性の対比が、諦めに似た苦しさで胸に迫りました。

    美しい大地と人間賛歌、変われるんだという明るい予感で映画が終わって良かったです。
    〔080824鑑賞〕

  • 見ていてつらい・・・
    それが続くが最後は勝利する。
    突き抜ける。

    流れは変わる。
    変わりようのない歴史が変わった。

    ひとりの人の叫び、たくさんの命の犠牲があって歴史が変わった。

  • アフリカ映画。女子割礼という深いテーマの作品。母親の強さは当然見どころなのだが、異文化を持ち込んだ男性の存在も大きい。やはり古い慣習を壊すのは、「異」なのだと思う。

  • 解説:

    アフリカの各地に今も残る女性の割礼(性器切除)という因習を巡ってとある村で巻き起こる騒動を通して、アフリカ社会が抱える問題を浮き彫りにしたヒューマン・ドラマ。

    監督は「チェド」のウスマン・センベーヌ。

    西アフリカのとある村。

    ある日、この村の女性コレのもとに4人の少女が逃げ込んできた。

    彼女たちはこの村に古くから伝わる割礼を拒否し、コレに保護を求めたのだった。

    自身も割礼の後遺症に苦しんできたコレは、少女たちを保護すると決心する。

    しかし、伝統に真っ向から逆らうコレの行動は男たちを困惑させ、村に大混乱を引き起こしてしまう…。

  • やっぱり伝統を変えようとするのは難しいな。

  • FGM(女児の割礼)についての作品。アフリカや中東地域の多くの国で未だ行われている伝統的/宗教的儀式。

    しかし、それは女性の健康をより危険なめに晒すことなり、出血が止まらないせいで命を落とす少女も多くいる。(映画でもあったように)
    そして成長した後も、セックスの際に激しい痛みを伴う。(これも映画であった)

    割礼を施されることが、結婚のための条件。割礼を受けていない女性は社会から差別される。

    社会を変えるなんて、やはり容易ではない。むしろ、不可能に近い。

    だけど、コレのような女性が立ち上がり、内側から変化をもたらさないと始まらない。

    最後に傭兵が、村人に村を追い出されたシーンに恐怖を覚えた。
    あのあと、殺されてしまったのか・・・。

    この一本の映画に、宗教・伝統・差別・男と女など様々な社会要素がぎっしり詰まっていると思います。
    本当に、本当に、観る価値がある映画です。

    この映画を観る前に、割礼についての一般知識を予習しておいた方が
    映画が楽しめると思います。

  • 女子割礼について描かれた映画。
    伝統に立ち向かう女性の姿が印象的だった。映画の質としては、あまり良くなかったように感じたが、テーマの興味深さを加えて星4つ。

  • 疑うことのできない恐ろしさ。伝統の束縛。
    命を奪うような儀式から逃げ出せない苦しさ。

    変えるべき伝統と、守るべき伝統があるとしたら、
    割礼は間違いなく前者だと、私は思うのだけれど。

    希望の見出せる終わり方が唯一の救い。

  • 女性割礼に向かい合い、かつ、地域の持つ寛容な伝統も描く、考えさせられる映画です。
    個人ブログに書いています。
    http://gceiga.blog11.fc2.com/blog-entry-2.html

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