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- / ISBN・EAN: 4988131907091
感想・レビュー・書評
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コンゴがベルギーからの独立の道を数か月間描いた作品。フランス・ベルギー・ハイチ・ドイツの4か国における協力の末に出来上がった作品なのだが、コンゴが含まれないというのは、やはりいまだ発展途上国と言うことなのか国としてどれほどのものなのだろうかと思う。
「ムルンバの叫び」
https://www.youtube.com/watch?v=iLh4LGadxoU
産まれてくるのが早かった。本当にそんな言葉で済むレベルなのかなと思った。60年近くたった今この国はどれだけのレベルに上がったのだろうか?ベルギーからの独立を急ぎ、同胞を信じすぎ路線を確定する前に立ち上げた国家にムルンバは滅ぼされる。この物語も早い展開で進めたのでムルンバと言う人が良く掴めない。ただ、しいてあげればカタンガ国臨時大統領・モイーズ・チョンベが処刑されるべき人間のような気がする。
世界の銅の産出量70%を誇るカタンガのトップに君臨する人間であれば悪魔と契約してでも利権を守りに行くだろうなぁ~それにしてもアフリカの描かれ方と言うよりも黒人の残虐さが浮き彫りでいい感じはしなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1960年、ベルギー領からコンゴ独立。
初めての選挙によって首相となったルムンバ。
真の独立を願いつつも、暗殺という最期となってしまう。
ルムンバが、指導者となり、生きていたら、
世界最悪の国コンゴ、といわれることはなかったのかもしれない。
詳細はブログに書いています。
http://gceiga.blog11.fc2.com/blog-entry-14.html -
コンゴ独立の立役者となった初代首相パトリス・ルムンバの伝記。
情熱だけじゃ勝てないのか。 -
出来事の背景知識がないと、分かりにくい部分がありそう。
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コンゴを植民地支配か独立へと導いた、独立闘争の英雄であり、初代大統領でもある、パトリス・ルムンバの生涯を描いた映画。
難しい遠き地での政治的な出来事を描こうとした、真面目な努力を感じる作品。
「子供たちに何を残したい?」
叫びは、利権渦巻く政治の世界が治安の悪さを利用する地では、死ぬ覚悟を持ってのみ発せられる。
そして現実に、彼の叫びは、国内対抗派閥だけでなく、利権を狙う元宗主国ベルギーや米ソの大国の策動によって、無惨に葬られる。
いともあっさりと、予想通りに、暗殺が行われた現実が悔しい。民衆が望むものが、暴力の前に一歩歩みを止められる現実。
アフリカの政治全般に言えることが、収斂されてます。
いくつの無念の叫びが、あの大陸にはこだましてるんだろう。
「いつか、歴史が、西欧諸国の口からではなく、アフリカの口から語られる日が来るだろう。」
でも、その日はいつのことなのか。
かたや暗殺事件なんかほとんど起きないこの国では、政治家の叫びが聞こえてこないで、一時の約束とそのあとの言い訳しか響かないってのも、皮肉なもんだ。と、遠き地の風景を眺めながら思った。
非常に見応えのある一本だったけど、映像的な力が少なかったので、星4つ。文章じゃないんだから、もうちょっと映像的なインパクトがほしかったかな・・。 -
事実を基に構成されたストーリー。欧米に抑圧されたアフリカの歴史を知るためには、よい時間となる。
しかし、映像作品としての完成度が今イチだと思う。単純に絵に引き込まれなかったからだ。 -
授業で鑑賞。先生の解説付きだったからまだ理解出来たけど、深く掘り下げて理解・議論出来る力が無いのが悔しい。難しいし重いけど良質な作品。