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- / ISBN・EAN: 4523215008068
感想・レビュー・書評
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監督:侯孝賢
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1987年の封切以来だから、なんと28年ぶりかー。もともとが静かな湖面を映したような映画だからなのか、いま観ても古びない、しみじみといい作品だなと思います。
当時、故郷を離れて東京に出てきたばかりの私は、年齢の近かった主人公たちに気持ちを重ねながら観たものだけど、いま観ると、高度経済成長期前の台湾はこんなに貧しかったのかと、胸を衝かれます。中学校を出たばかりの、まだ細っこい腕をした少年少女たちが、故郷を離れ都会で住み込みで働くのはどんなにか心細かっただろう。白黒のフィルムの中でしか知らない日本のその時代が、主人公たちの心理にまで踏み込もうとしない映画の距離ゆえになのか、かえって近しい親密さで迫ってくるようです。
心細さに、互いの存在にぎゅっとしがみついていた幼馴染の少年と少女の間には、世界が広がるにつれて、自然と距離が開いてしまう。誰のせいでもないその哀しみを、少年とともに静かに抱擁してくれる故郷の山と谷に、静かに空から射してくる陽光。その風景が、わたし自身の故郷に重なって、今回もやっぱり涙ぐんでしまいました。
故郷と台北をつなぐ鉄路のトンネル、かったんと落ちる信号機、誰にともなく一人で話し続けるおじいさん。そのリズムが、私の中にぴったりと落ちてくる。大好きなホウ・シャオシェン監督映画の中でも、格別に愛おしい作品です。 -
誰に肩入れするではなく、カメラは淡々と思春期の青年を映していきます。ちょっと恋の終わり方が唐突でしょうか。私には、お父さんの息子への愛情が心に沁みました。
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「ラストは少々ナゾだった。」
んーーー
侯孝賢が撮った映画では何が一番好きか?と考えていたのですが、結論出せず(細かな部分を忘れ去っている...「ラストは少々ナゾだった。」
んーーー
侯孝賢が撮った映画では何が一番好きか?と考えていたのですが、結論出せず(細かな部分を忘れ去っているからだ)。どの作品を観ても、知らない土地なのに懐かしく感じてしまう。。。
多分、人は変わっても風景は変らないんだ←な訳ないか、、、2013/07/10
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高雄、台湾などを舞台とした作品です。
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先生、わたしにはこの映画の良さが
ちーともわかりませんでした……orz -
ラストシーンは僕にとっての名シーン