続 夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]

監督 : セルジオ・レオーネ 
出演 : クリント・イーストウッド  リー・バン・クリーフ  イーライ・ウォラック 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.77
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本棚登録 : 75
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142460820

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずのワイドとクローズアップの絶妙な入れ方、ヒリヒリした空気感ともどもレオーネ監督の描写は素晴らしいですね。長い時間を費やした決闘はもちろん、フロイド「欝」のような広大な墓場とそこを駆け回るあの欲求を抑えきれぬようなスピード感も最高! 南北戦争が時代背景に入ってややこしいな、と思いきやこれが感動を呼ぶとは。流浪の生き方と様々な意味合いで対比させ、互いの悲哀を掘り起こす両者の絶妙な距離感。壮大に描くための170分近くは濃ゆいですね。もちろん音楽も素晴らしいです。

  • 原題は'THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY'。

    舞台は南北戦争中のニューメキシコ。
    戦争のどさくさのなかで、巨額のお宝を巡り3人のアウトローが、砂埃と汗にまみれながらこみ入った虚々実々の駆け引きを繰り広げる、というお話です。

    無口でニヒルでタフ、独自の倫理に従う「善玉(THE GOOD)」ブロンディ(クリント・イーストウッド)。
    鋭い目つきをしたピカレスクロマンの化身のごとき「悪玉(THE BAD)」エンジェルアイ(リー・ヴァン・クリーフ)。
    ……それぞれに魅力があるのだけど、なにより「卑劣漢(THE UGLY)」トゥーコ(イーライ・ウォラック)の、良くも悪くも人間くさ~い振る舞いが、なんとも憎めません。加えてこいつ、ピストルさばきはまた超絶に上手いのだ。んー、たまりません。

    さてこの映画、実はこてこてのマカロニウエスタンのファンからすると、余計なものがつきすぎて冗長である、とそれほどいい評価はされていないそうな。
    そうかなあ。
    ・それぞれに際立った3人のキャラ立て
    ・観客の予測を上回っていく展開
    ・後半のロードムービー、バディムービーのおもむき
    ・けれん味の効いたクライマックスの趣向
    ・全編に流れるエンリオ・モリコーネの音楽の、独特の音色
    ……etc、私にはしびれんばかりの面白さがちりばめられて、ちっとも冗長には感じられませんでした。

    しかしまあ、私の場合今度はこの作品のみにハマりすぎて、その後他のマカロニを漁ってみても、逆にいまいち食い足りなさを覚えてしまうようになってしまいましたから、それを考えるとやはりこの作品は、マカロニウエスタンなるものからいささか逸脱してしまっているのやもしれず。
    ジャンルとしてのマカロニを深く愛好する向きには、ちと受け入れにくい一品になっているのも仕方のないことなのかもしれません。

    ともあれ、大好きな作品です。

  • いやあ、面白かった。
    クリント・イーストウッド最高!かっちょいい!
    「the good, the bad, the ugly」というタイトルだけど、ほぼ善玉と卑劣漢のお話。
    絞首刑の縄きりのシーンは面白い。
    お互いを好きではないのに、金貨の秘密のために、一緒にいなくてはいけないという面白さ。
    そして卑劣漢は意外と情にもろくて、意地っ張りなところがかわいい。
    南軍の捕虜にされてしまって、戦争を体験するところも、物語に深みがあっていいですね。風とともに去りぬを思い出します。橋を壊したい隊長さん?もよかった。
    保安官が出てくる話ではなくて、ひたすらならず者のお話。
    クリント・イーストウッドのトレンチコートがカッコイイ。

  • I felt pretty lucky that when I learned that I did skip the Japanese version title. They put so "ugly" name on this masterpiece.

    To be honest, I fell in love with the way Eli Wallach played his role, Tuco, famous "The Ugly". I didn't notice that he was the villain in "The Magnificent Seven" because of the way he slightly change his accent. It also looks like I missed how he was playing in "Mystic River". Of course, this is one of Clint's work. When I look at list of his works... Oh my, too many works to conquer...

    This might be the first ever example of showing respect to the movie rating system. If you haven't seen it, you know what I am talking about at the very end of this movie! : )

  • 先日観た「夕陽のガンマン」の続編。前作同様の渋い男のやりとりや、公開処刑のシーンから助け出すところ、最後のシーンの三人見合い状態からの打ち合いなんかは続編としてのシーンだなと楽しめました。特に三人の見合い状態の最後のシーンは、今か今かと撃つのを引き延ばしている時間は実際には短い時間の緊張感をいい形で引き出していたと思います。あと、橋の爆破シーンは先日観た「戦場にかける橋」を彷彿とさせるもので、つくったものを壊すのは一瞬だよなと改めて。学びの少ないシリーズなので、もういいかな。。

  • 前作で実質主役だった「Bad」ことリー・ヴァン・クリーフは意外にも影が薄く、「Ugly」ことイーライ・ウォラックと「Good」ことクリント・イーストウッドの珍道中(?)がメイン。ただそれも、すごく行き当たりばったりの展開で、物語がいったいどこへ向かうのかがわからないというスリル(?)がありました。そしてたどり着いた、墓場で3人が銃を向き合うというクライマックスシーンにはなかなか痺れるものがあります。

    クリント・イーストウッドはまたしてもまたして引き立て役なのですが、最後に大きな見せ場が。1度はクリント・イーストウッドに助けられたイーライ・ウォラックが、また首吊りになるのですが、最後は助けてあげるのはバレバレなのに、焦らしまくるクリント・イーストウッドが鬼畜(笑)可哀そうそうだから早く助けてあげればいいじゃんと、イライラしつつも爆笑してしまいました。

  • いいやつと悪いやつと卑劣漢

  • 時は南北戦争の真っ只中。賞金稼ぎのブロンディとトゥーコは、ひょんなことから盗まれた20万ドルの場所を知る手がかりを得る。2人は互いに騙し合い探り合いながらも、一歩一歩金のありかに近づいていくが、そこへ残忍な殺し屋・エンジェルの魔の手が迫る。セルジオ・レオーネ監督が手がけたマカロニ・ウェスタンの中でもファンの多い映画で、かのタランティーノもオールタイムベストと公言する名作。ストーリーは単純だが起伏に富んでおり、また主演の3人(良い人:イーストウッド、悪い奴:クリーフ、汚い奴:ウォーラック)の個性のぶつかり合いも、3時間の長尺を使いじっくりたっぷり描かれる。ラストもまさに男のかっこ良さが詰まった展開で文句なし。満足。

  • トゥーコ、ブロンディ、エンジェル・アイが3角決闘するシーン、じらしすぎて面白い。

  • 最高。言うことなし。
    悪党しか出てこないのにみんなめちゃくちゃ渋くてかっこいい。
    卑劣漢が疾走するシーンは泣かせどころではないはずなのに、ものすごく感動してむせび泣いてた。

  • F-16

  • 前作同様、俳優の表情どアップで攻め倒す演出がたまらん。その目、頬、皺、汗で語らせる演出に目が離せんよ。やるなセルジオ・レオーネ。次は「荒野の用心棒」だな。

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