奇跡の人 [DVD]

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監督 : アーサー・ペン 
出演 : アン・バンクロフト  パティ・デューク 
制作 : ウィリアム・ギブソン  ウィリアム・ギブソン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007年2月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142460929

奇跡の人 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • おなじみヘレンケラーとサリバン先生のお話です。
    昔は偉人伝とか言って、よく目にしたお話なんだけど、今はあんまり教科書にも載っていないようです。
    カンチも知らなかったようです。

    私の父は相当な映画好きなのですが、映画館に連れて行ってもらった記憶があります。
    随分古い映画なので、その当時も再演だったのでしょう。


    以下、ネタバレ。

    幼い頃の高熱がたたって、視覚・聴覚・言語のハンデを背負ったヘレン。
    真っ暗で音のない、何も聞こえない、そして自分の言いたい事も言えない不自由さ。
    裕福な家庭で、家族の愛情をたっぷり注いで成長したヘレンですが、この愛情はヘレンをわがままで、社会生活を営むには程遠い人格にさせていきます。
    家族は、ヘレンを「かわいそうな人」として、育ててきました。
    見えないなんて、聞こえないなって、しゃべれないなんて。
    この時代の背景もあったのでしょう。
    サリバン先生が育った修道院も、今で言う福祉施設なのでしょうが、この時代(きっと日本もそうだったと思うのですが)は、本当にひどい生活を強いられています。
    そんな施設を目の当たりにした、しかも裕福な両親からすれば、そんなとこでしかヘレンが生活できない(きっと自分達がいなくなったあとも)不憫さを嘆いたにちがいありません。


    でも、「かわいそうな人」として、育てることは果たしてヘレンにとって良いことなのでしょうか。
    ヘレンはこれからも一人の人間として生きていかねばならないのです。
    サリバン先生は、それをまず、ヘレンの食事の仕方で見抜きます。

    家族がテーブルを囲み、一緒に食事しますが、父親と異母兄は戦争や政治の話で口論し、母親は本を読みながら食べています。
    その合間をぬって、ヘレンは立ちながら、歩きながら、ナイフもフォークも使わず、手掴みで食べて行きます。
    ヘレンのお皿は、ありません。
    家族のお皿の中から、手づかみで好きなものを、歩きながら、こぼしながら、食べて行きます。
    団欒のない、ばらばらな食卓。
    食べられれば良いのでしょうか。
    お腹が満足になれば良いのでしょうか。
    食事とは、そういうものではないはずです。

    サリバン先生は、「人間としてのしつけ」として、食事の仕方についてヘレンを教育します。
    有名なシーンですね。
    しかし、「しつけ」とは「行儀良く」でも「社会的常識」でもないのではないでしょうか。
    「人間としての生き方」なのではないでしょうか。
    私はそのシーンを観ながら、そう感じました。
    誰にも虐げられることではない、誰からも脅かされることではない、人間としての尊厳です。
    もちろん、食事だけでなく、生活習慣も大切です。
    しかし、食べることは生きて行くことですから、食事は人間にとって一番大切な行為です。

    大変頭の良いヘレンなので、自我が通らないと、サリバン先生への反抗心も半端なものじゃありませんが、サリバン先生がどれだけヘレンを人間として教育され、やがて物には名前があるという世界を知らされ、それに喜び、サリバン先生と信頼関係を築くようになります。


    大人になって観ると、本当に良い映画だなあと思いました。
    子育てにも通じるものがある映画です。
    子ども心と違った視点で鑑賞できます。

    ちなみに、「奇跡の人」って、「miracle worker」の訳で、ヘレンに奇跡を起こしたってことでサリバン先生のことだったんですね。
    私は障害を克服したヘレンのことだと今の今まで思っていました。
    やはり、大人になって理解するものは多い(笑)

  • 三重苦のヘレン・ケラー女史がサリバン教師によって人生に光明を見い出すまでの苦闘を描いた戯曲をブロードウェイの演出者アーサー・ペンが監督。63年度アカデミー主演女優賞、助演女優賞受賞。

  • 娘が夏休みの読書感想文に「ヘレンケラー」を選んだので、この映画を娘に見せたくなりました。

    はじめは「白黒だし、つまらなそう」と言っていた娘だったけど、見始めたら引き込まれていました。
    私も子供の頃、好きだったもの。この映画。
    「ウォーター」のシーンは感動ものです。

    ちなみに漫画の「ガラスの仮面」は中学生の頃からの愛読書ですが、北島マヤがこの「ウォーター」のシーンを感動的に演じています。その場面をこの映画を見て思い出しました。

  • 世界で一番感動する映画だと思う。
    パディ・デュークのへレンが一番好き。
    とにかく、素晴らしい。

  • 生まれつきの盲目障害によって、
    両親から歪んだ愛し方をされた少女は、
    自制することが出来ない。
    さらに「言葉」の「意味」が認識できないため、
    彼女の世界は文字通りの暗闇に。
    そんな中で、もともと盲目であった女教師が、
    教育係を担い、少女に「光」を与えていく話。
    考えさせられたのはやはり「愛」と「哀れみ」の混同。
    ペットじゃないんだから。
    育ってるほうがおかしいなら、
    育ててるほうの正当性を疑わなきゃね。
    愛は、厳しさ。

  • 世界三大偉人の一人に違いないと勝手に思ってます、第二弾。
    思う存分泣いて、自分がいかにちっぽけな人間でしかないかを、小さな世界を生きているかを味わってどん底に落とされる。

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