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- / ISBN・EAN: 4959241987105
感想・レビュー・書評
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鳥が、自分勝手で冷酷な王を国と共に滅ぼす物語。
王は私たち現代人の象徴なのかもしれない。そのあり方を破壊したかった鳥の気持ちはわかる。
破壊ってすっきりするし、気持ちいいよね。でもめんどくさくてすっきりしなくても、全部壊しちゃいけないと思う。壊すのと変わるのはちょっと違う。未来を思い描いてからじゃないと何も変わらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
改めて見直したらとても良かった、細かい部分しか見てなかったなぁと反省した。結局すべてを理解したとも思えないけど。間違いなく傑作ーーー
王さまはすごく淋しい人だね。全体的な色彩も、カラフルなようでとても冷たくて、正直楽しくは ない。 -
8才の息子と一緒に観たけれど、字幕が追えない息子でも十分に楽しめたようです。ストーリーが単純でちょっとブラックなところがウケたみたいで、いつもは解説を求めるのに、今回は静かに(時に笑って)観てました。
建物やロボットが魅力的。逃走劇もダイナミックだけれどなめらか。無個性な家臣達、刑罰の労働や下層市民の存在も風刺的。アンデルセンの『羊飼い娘と煙突掃除人』が原作になるけれど、展開は全く違います。見終わると本物の王様が哀れですね。 -
物語の展開そのものは、羊飼いの娘と煙突掃除の若者が王様の追っ手から逃げようとする→捕まりそうになる→鳥が助けるの繰り返しであり、娘や若者はほとんど主体的には行動しないので、退屈といえば退屈ではある。しかし、後半になって出てくる巨大ロボットを初め、王様の宮殿のビルディングなど、その造形はイマジネーションにあふれていて、これが1950年代に作られたとはとても思えないほど尖っている。また巨大ロボットが最後は町を破壊し尽くす。普通の「おとぎ話」であれば、ここまでの破壊はありえなかったはずで、作者の強いメッセージがそこには隠れているように思う。
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ジャック・プレヴェールの「ロバと王様と私」がでてきた。
斜視の件が教えてもらわなけらばわからなかった、気味悪いもの扱いなのか。でも斜視・斜視じゃないに関わらず気づいてもらえてないけど…。所詮見られているのは王という入れ物だけ。道徳的すぎる。
あとベネツィアのためいき橋がモチーフとなったものもあった -
この国は今、罠だらけ。
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現代社会や自分自身を考えさせられたりする作品なのだろうけれど、正直ちょっとわからなかった。確かにハッとする部分はいくつかあったが、このアニメを本当に『面白い』と自分にはまだ言えない。
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世界観、人の動き、とてもユニーク。
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http://www.ghibli-museum.jp/outotori/takahata/
これ以上の感想文はない。