フランケンシュタイン [DVD] FRT-275

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監督 : ジェームズ・ホエール 
出演 : ボリス・カーロフ  コリン・クライヴ  メエ・クラーク  フランシス・フォード  エドワード・ヴァン・スローン 
  • ファーストトレーディング (2006年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560285903152

フランケンシュタイン [DVD] FRT-275の感想・レビュー・書評

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  • <私的ホラー映画祭㉑>怪物はゆっくり歩いているのに、人は逃げ惑う。走りゃいいのに。しかし、それができない。それがミソだ。

    よみがえった死体はゆっくり歩く。そんな固定観念を植えつけたのが、この映画だ。この映画以降、ミイラやゾンビはこのゆっくりを踏襲する。

    怪物は、街角の暗闇で待ち伏せしたり、人々はその醜い顔に立ちすくんだりする。本来は、大して凶暴ではない怪物(花がきれいという心はあるようだ)が、人知を越えたやり方で毒牙にかける。その点が、単純な怪物映画ではなく、ホラー側に引き寄せる。

    【ストーリー】
    若い科学者フランケンシタインは、生命の復活という問題に対して狂気的な研究を続けていた。アルプス山麓の古時計台の研究室は彼にとってはうつくしい許嫁エリザベスよりも強い魅力を有していたのである。

    夕暮れの墓地をフランケンシタインは、ただ一人の助手と共に新しい材料たる死体を探し、脳髄をくだいた死人を見つけ出し更に完全な脳髄を求めるために努力していた。

    許嫁エリザベスは別荘で彼の狂わしい研究に愛のない日常をかこって友人ヴィクターと共にフランケンシタインの大学当時の教授ワルドマン博士を訪ね、彼を研究室から呼び戻そうとした。ワルドマン博士の研究室に忍び込んだ助手はアルコホル漬けの脳髄を盗み出す際、一つの瓶を落とし犯罪者の脳髄を入れた瓶だけをフランケンシタインの許に持ち帰ったのであった。

    フランケンシタインは助手の持ってきた脳髄を死体に手術し、光を以って死人再生の大実験を試みようとした。暴風雨を冒してエリザベス、ヴィクター、ワルドマンの一行は古い時計台の実験室に到着した時、彼は折柄の大雷電を利用して研究最中で、それを見た一同は驚倒するほどであった。この時、雷鳴はげしく時計台に落雷し、その電撃はフランケンシタインの研究を成功せしめた。

    死体の黒い手は白くなり動き始めた。その魔人は実験室の穴倉に太い鎖でつながれることになった。ワルドマン博士はフランケンシタインの悪夢をさまそうとして彼と激論した時、突然地下室から怖ろしい叫び声が聞こえてきた。彼らが走って行って見るとその魔人は助手を殺し、憎悪に燃えた眼差しを二人に向けて飛びかかってフランケンシタインに一撃を加え倒してしまった。

    この瞬間、ワルドマン博士は魔人の背中にすばやく強烈な薬品の注射を行い魔人を眠らせた。ワルドマン博士はフランケンシタインの父、男爵にすすめてエリザベスとの結婚を急がせた。フランケンシタインが悪夢から醒めたように朗らかにエリザベスを抱く間もなく、ヴィクターがワルドマン博士の惨殺を報じてきた。

    彼は魔人を捕らえんと立ち上がる。魔人は既にエリザベスを襲い殺してしまう。そして湖畔に遊ぶ無心な幼児たちの生命をさえ奪った。フランケンシタインは農夫の一隊を指揮し、魔人を捕らえんものと探し廻り、その内、一隊と離れてしまった時、魔人を発見した。彼は炬火を魔人につきつけてその猛襲を防いだがついに大格闘となり、魔人の打撃に倒されてしまった。魔人がフランケンシタインをかついで水車小屋に入る姿を見た農夫達は小屋を囲んで火を放った。

    魔人は水車小屋の頂上から地上にさわぐ群衆をめがけてフランケンシタインを投げつけた。そして猛火の頂に狂い暴れていた。

    メリー・W・シェリーの執筆した小説を基にして「魔人ドラキュラ」「二つの顔(1930)」のギャレット・フォートと「鉄青年」「犯罪王リコ」のフランシス・エドワーズ・ファラガーの二人が脚色し、「ウォタルウ橋」のジェームズ・ホエールが監督し、「再生の港」「ビッグ・トレイル」のアーサー・エディソンが撮影した映画で主演者は「旅路の終り」で一躍名をなしたコリン・クライヴ、助演者とし「ウォタルウ橋」のメイ・クラーク、「母性」「天国の一夜」のジョン・ポールス、「海魔」のポリス・カーロフ、フレデリック・カー、エドワード・ヴァン・スローン等がつき合っている。

  • 池に花を浮かべる遊びと少女の死体が印象的

  • 悲哀と残酷に満ちたお話で、正直ウルルンときました。ずっと勘違いしていましたが、モンスターの名前がフランケンシュタインなのではなく、それを創造した学者がフランケンシュタインなんですね。ドラキュラという名前もあやふやでしたし。

    モンスターは初めからデカいんですが、ゼロからの生まれ変わり。優しさを持ちあわせた理性がありながら、行動が伴わずに一人の少女を溺死させてしまいます。これで一泣きといくところですが、逆上(?)した村人たちが大集合。村社会の団結はすさまじいですね。市長に勝る権力を持つフランケンシュタイン家の一声でモンスターを取り囲みにかかります。不条理な結末にまた一泣き。

    モンスターを創造しながら、手に負えなくなると自分の手で再び葬ろうとするおこがましさ。ブラックジャックにもそんな話がありました。そこに人間側の正義を見出すのは難しいと思います。いやはやなんという力作。メイクと目線で破壊力の高いモンスターを見せつけたボリス・カーロフの演技も良いと思いました。

  • 昔作った哲学の本に「不条理とは何か」という説明の実例として、フランケンシュタインの話があげられていた。
    というのはフランケンシュタインの作ったモンスターの「人生」はまさに不条理で、頼んでもいないのに命を与えられ、ちょっと気に入らないというだけで地下室に閉じ込められ、ようやく逃げ出したと思ったら山狩りに遭う・・・みたいな散々な人生を送るからである。
    それにくらべてフランケンシュタイン博士のほうは美人のお嫁さんもいるし、お金持ちだし、途中で「人造人間研究は止めた」とかすぐ飽きちゃうし。こんなやつのために・・・と思えば、モンスターは浮かばれないね。
    それにしても、この映画はボリス・カーロフを見つけただけでもすごいけれど、それと同時に、大変な予算をかけた作品なんですね。そういう意味では最初から「大作」であったわけだ。
    次は21世紀バージョンのフランケンシュタインを観ようか、それともフランケンシュタインの花嫁かしら、あるいはアンディ・ウォホールのフランケンシュタインかな。わくわく♪

  • フランケンシュタインは博士の名前で、怪物はモンスターだった

  • ミツバチのささやきに影響されて視聴。
    劇中劇で観た印象とちょっと違った。

  • 墓から死体を盗…

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