モロッコ [DVD] FRT-083

  • 68人登録
  • 3.67評価
    • (5)
    • (10)
    • (10)
    • (2)
    • (0)
  • 14レビュー
監督 : ジョセフ・フォン・スタンバーグ 
出演 : ジュリエット・コンプトン/ウルリッヒ・ハウプト/ゲイリー・クーパー/アドルフ・マンジュー/マレーネ・ディートリッヒ 
  • ファーストトレーディング (2006年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560285900830

モロッコ [DVD] FRT-083の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • フェミ派(一言でまとめてしまうのも少し違う気もするが)からの批判対象になりやすい作品の一本だが、あの有名すぎるディートリッヒの歌うシーンを前に、誰も文句は言えないだろう。まあとにかく美しい。

    スタンバーグは光と影の使い方がとにかくうまい。その照明から、一切の感情が表現されている。

  • ブックオフ秋葉原、¥250.

  • [1930年アメリカ映画、TV録画鑑賞]

  • ディートリッヒは、ドイツの化粧を洗い落とし、アメリカの化粧に変わった。そして、タキシード姿でキャバレーで歌う。舞台袖から登場したところ、「これしかない!」という動きで、ディートリッヒがくゆらせる紫煙が四方へ広がっていく。そのヨリのカットがすごい。

    そのシルクハットをあみだに被って歌う粋なことといったらない。舞台を降り、客のテーブルの端に行って、女の髪の毛を持って接吻する粋なしぐさも良い。ディートリッヒが舞台から客席のクーパーに投げキスを送ると、クーパーも帽子をひょいっとあげて応える。かっこいい。ラスト、砂漠に素足は熱すぎるなどと、無粋なことも思ってはいけない。

    【ストーリー】
    モロッコ駐屯の独国外国人部隊の一兵卒にトム・ブラウン(ゲーリー・クーパー)という米国人がいた。彼は人を人とも思わぬ不適なプレーボーイで、女なんかは一時の慰み物くらいにしか心得ず、飽きれば弊覆のごとくに捨てて省みないという風だった。

    彼の最近の情人、外国人舞台の一士官の妻君が、そろそろ鼻について来た矢先、彼はエイミー・ジョリー(マレーネ・ディートリッヒ)という妖艶なキャバレーの歌姫に恋に落ちた。エイミーは、富豪の優男ラ・ベシュールをはじめ、自分に言い寄る許多の男達の騒ぐのを尻目にかけて、人々の注意をひくために、ことさらトムに特別の好意を示し、密かに彼女のアパートでトムを逢い引きした。

    トムは、彼女が海千山千のしたたか者で、男なんかへをも思っていないことを知り、彼女に異常の興味を覚え、じりじりと彼女の魅力にひきつけられた。だが、彼女の虜となることをおそれ、すげなく彼女の許を去って街に出た所、そこには例の士官の妻が彼を待ち受けていた。エイミーも彼の後を追って街にやって来たところ、彼が他の女と逢っているのを見て嫉妬を感じ、これを邪魔しようとした。そのため、士官の妻が立腹し、野次馬や乞食共を買収してエイミーに襲いかからせた。彼女を庇おうとしたトムは、街を騒がせたかどで軍隊に捕らえられ、懲罰の意味で危険な使命に服することを申し渡された。

    任務に赴く日トムは、別れを告げるために彼女のもとを訪れたが、ラ・ベシェールが彼女に求婚しているのを立ち聞きした。ラ・ベシェールとの結婚が彼女を安楽と幸福に導くべきことを悟り、口紅で鏡に書いた彼女へのメッセージを残し、こっそりその場を立ち去った。やがてトムは、無事に危険な使命を果たしたが、今更エイミーに会うことを欲せず、そのまま砂漠の中にある淋しい分遺所に留まる決心をした。

    一方、エイミーは彼が負傷したと聞き、ラ・ベシェールにせがんでとうとうその分遺所に連れて来てもらった。やがて、彼が部隊と共に砂漠に向かって行軍を起こした時、部隊の後に付き従っていくボロをまとい髪ふり乱した女軍の一隊があった。兵士達の赴くところどこまでも行こうとする彼等の妻や愛人達の一隊である。エイミーは、結婚を振り捨て、トムを追って裸足で砂漠に踏み出す。

    ドイツに赴いて「嘆きの天使」を作ったジョセフ・フォン・スタンバーグが、滞欧1ヵ年の後、再び帰米して監督した。ベノ・ヴィグニー原作の舞台劇「エーミー・ジョリイ」より「女の一生」「非常線(1928)」「紐育の波止場」のジュールス・ファースマンが改作脚色し「煩悩」「彼の捕えし女」のリー・ガームスが撮影。主なる出演者は「嘆きの天使」のマルレーネ・デートリッヒ、「掠奪者」「テキサス無宿」のゲイリー・クーパー「虎御前」「コンサート」のアドルフ・マンジュウ、「快走王」「危険なる楽園」のフランシス・マクドナルド「鉄仮面」「グリーン家の惨劇」のウルリッヒ・ハウプト、ジュリエット・コンプトン、アルバート・コンティ、イヴ・サザーン等で、パ社は本誌の田村幸彦氏をニューヨークに招きその翻訳になる邦文字幕を最初の試みとしてこの映画に挿入している。

  • マレーネ・ディートリッヒの美しさを堪能するためだけにある映画。何を隠そう(プロフィールを見れば一目瞭然だが)、私の一番好きな、唯一無二の女優。

  • モロッコに流れ着いたクラブ歌手のアミー(マレーネ・ディートリッヒ)は、外人部隊の色男トム(ゲイリー・クーパー)と出会い恋に落ちるが、彼は事件を起こし前線に送られてしまう。一途に彼女を愛するフランス紳士ベシス(アドルフ・マンジュー)の求婚を受け入れ孤独を癒すアミーのもとに、トムが戦闘で重傷を負ったという知らせが届く。

    ドイツから米国に招かれ、これがハリウッドデビューのマレーネ・ディートリッヒが主演。そのお相手が西部劇の超二枚目スター、ゲイリー・クーパー。とくるともうこの二人以上のみどころは皆無。ひたすら美男美女のメロドラマに酔いつぶれるのがこの作品の正しい見方でありましょう。

    監督はマレーネ・ディートリヒのためにそのキャリアを捧げたといってもいいジョセフ・フォン・スタンバーグ。ディートリヒの美しさをいやというほど見せてくれます。

    実際、スタンバーグ監督はディートリヒと別れてしまったあと50年ころはもうもぬけの殻。ハリウッドでも過去の人扱いだったそうで、それほどディートリヒに賭けていたんだと思うと作品を見る眼も違ってきます。

    マレーネ・ディートリヒは”間諜X27(1931)”でレビューしていますが、30歳前後のこの時期は実にすばらしい。しかし、よくみるとディートリヒの表情というのは、微笑み/無表情のほとんど二つしかないように思えるんですね。

    マレーネ・ディートリヒとヴィヴィアン・リーは、私の中でかなり好きな女優さんですが、喜怒哀楽のすべてにわたって感情表現の職人のようだったヴィヴィアン・リーとは対照的(ヴィヴィアン・リーは舞台の人だからというのもあるかもしれません)。なぜ、これだけ表情のバリエーションが少ないディートリヒが魅力的なのだろうと改めて見ていたのですが、ああ、なるほどと気づいたことがひとつ。

    クーパーが鏡に口紅で書いた有名な別れのメッセージ(I Changed my mind...)。突然彼が消えてしまった後、翌朝彼が前線へと向かうところにベシスと一緒にディートリヒが現れ、特に取り乱すこともなくトムの出征を見送ります。

    肩越しに振り向いて兵士の行列を見送るディートリヒの微笑顔にも余裕ありげなので、心に深手も負っていないのかと思っていると、その後クラブの楽屋でディートリヒは酒びたりになってしまっているらしい。

    ベシスが訪れると、また例の微笑み。なんだ?意外と落ち着いているな。しかし、鏡台にむかうディートリヒを追いかけてカメラが鏡を映し出すと、そこにはまだ消されることなく例のトムのメッセージが。そして、微笑んでいたディートリッヒがいきなり持っていた酒をそのメッセージにたたきつけます。

    このあたりの激変ぶり、これが彼女の魅力なんですよね。普段あんまり表情に出さないだけに、「ああ、実は心の中ではこんなにも傷ついていたのか・・」とまずはハッと気付かされます。そして「なんて一途な女なんだろ」としみじみ思ってしまうと、ほら、あの美貌ですから、もうディートリッヒのとりこになってしまうのです。笑

    そういうことなので彼女の感情表現の少なさは、むしろ、ほんのたまに見せる感情の吐露とのギャップが際立って閃光のような魅力を発散します。有名なラストシーンも同じような構造だなぁと改めて見惚れました。

    マレーネ・ディートリッヒ命のスタンバーグ監督が彼女の特質をうまく活かしたものなのか、それとも計算しつくされた演技なのか、私は知りませんが見事な演出ですなぁ。

    さて、ゲイリー・クーパー追っかけ中ですが、この”モロッコ”を観るのはまずいなと思ったんですよ。以前”間諜X27”でディートリッヒにはかなり惹かれていたので、きっとクーパーのことはどうでも良くなってディートリッヒばっかりみちゃうだろうなぁと・笑

    結果、その通りになてしまったのですが、クーパーも良かったですよ。前回の”闘ふ隊商”では、クーパーのクローズアップがあまりなかったこともあり、今ひとつ印象が定まらなかったのですが、今回はディートリッヒを一途に惚れさせる女好きでありながら一本筋の通った兵士トム・ブラウンがぴたりとはまり、実に華やかです。

    ゲイリー・クーパーは実生活でもかなりの色男ぶりだったそうですが、クラブでディートリッヒからこっそり受け取った鍵を見ながらひそかに笑う、その笑顔辺りを見ると、こりゃたまらんでしょうね、女性には。

    この作品から西部劇にとどまらずハリウッドを代表する二枚目としてクーパー人気に火がついたということですが、十分うなづける好演でした。

    しかし、しつこいようですが52年の”真昼の決闘”で見せたクーパーの苦渋に満ちた表情。あれが心に残ってしかたがないのですよ。あの、初老のクーパーと30年代の色男全開のクーパーの間のギャップが大きすぎて、今ひとつぴんとこないので、その中間40年代のゲイリー・クーパーを一本観てみたいと思います。

    ということで、次回はフランク・キャプラ監督でバーバラ・スタンウィックと共演した”群集(1941)”

    (ディートリッヒのDVDが家にあったらそっちに流れていくところだった・・^^;)

  • マレーネ・ディートリッヒとゲイリー・クーパーが良いに尽きる。
    想像以上にマレーネ・ディートリッヒ良かった。
    写真ではよく見慣れていたのだけど動く彼女を観たのは本作が初。
    タキシード姿でタバコを吹かす姿の美しさは想像を絶しました。
    まさに元祖ヅカ。イイ・・・!!
    最初に婦女子を悩殺、そしてその後には当時としてはかなり露出と思われるファーに生足で登場し紳士を悩殺。
    最強ディートリッヒ。笑

    ゲイリー・クーパーのスラッとした手足、80年前の作品に出てると思わせない現代的な体格が凄い。
    彼の横に並ぶと周囲がちっぽけに見える。圧倒的スタームード。
    ディートリッヒは他の俳優と並んでも身長高めの女性に見えまして、最初のタキシード姿の印象も手伝って可憐な女性には見えない。
    ところがクーパーと並ぶと彼女の女性的な可憐さが見えてくる。

    そんなこともあってこの二人の共演は素晴らしかった。
    ストーリーや時代的背景なんかは現代的感覚で80年前の映画の事をいちいち文句をつけようもないけどもストーリーにはこれといったひねりはないです。笑
    現代人には箇所個所で楽しむ作品。
    例えばクーパーがガラスにメッセージを残して去るキザで粋な演出は、こんな素敵なメッセージの残し方があるのかと逆に斬新に感じたところでもあります。
    そしてまたクラシックなモノクロ画面に映える演出でもあります。
    ラストのショットも絵的に素敵。展開は・・・まぁ突っ込まないということで。

    とりあえず動くマレーネ・ディートリッヒのタキシード姿は一見の価値有り。

  • うーん。どうも好きになれない。というか、感情移入できなかった。ちょっと古臭くなりすぎてる感が…。

    <あらすじ>
    外人部隊に属するトム・ブラウン(ゲイリー・クーパー)は女たらしで有名である。次々に女を変えていたトムだが、ある日駐在しているモロッコの酒場で、アミー・ジョリー(マレーネ・ディートリッヒ)という名の歌手に出会い、恋に落ちる。

  • 20100812購入

  • うん、うん、うん、うん、そういうもんだ。
    慕情は無我を輩出。
    男を追いかけ、砂漠を歩いていくカット、
    富豪の手を離れるカット。
    その対置。なににもまして象徴的。
    目では「愛してる」を、口からは嫉妬を掻き立てる言葉を。素直になれないそのシーン。あぁあまりにベタ。あぁけれど良い。

全14件中 1 - 10件を表示

モロッコ [DVD] FRT-083に関連する談話室の質問

外部サイトの商品情報・レビュー

モロッコ [DVD] FRT-083を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

モロッコ [DVD] FRT-083を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする