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- / ISBN・EAN: 4560285901073
感想・レビュー・書評
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見事でした
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だんだんイカれてる部分が出てきて、あの伏線はどんな事になっちゃうんだろうと中盤〜後半はずっとハラハラ。肩透かしな終わり方に感じるけど全く救いの無い事にならなくて良かった。。。
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これだけの時間でこれだけの密度というのは、やっぱりすごい。というか無駄がない。
たいていのサスペンス映画は、あと残り何分だからこういう結末になるだろうと想像がつくけれども、嬉しいことにヒッチコックの映画は最後までわからない。
善悪を曖昧にしてしまう映像表現が、ヒッチコックは本当にうまい。 -
前半が冗長に感じられたが、最後のシーンが良い。
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あからさまな(けれど決定的ではない)疑惑をラストで昇華させる筋書きは、これぞサスペンスといった感じ。ただ、遊び人の男にひたすら耐えてそれをよしとするヒロイン像は、さすがに今の価値観には合わず、観ていて相当もどかしく思ってしまった。
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牛乳の白さを強調するために、牛乳の中に豆電球を入れたそうだ。そのおかげで牛乳を持って暗い階段を上がるシーンが異様に緊張感のあるものとなっている。
ストーリーの構成を簡単に説明すると、後半のための序章としての前半と、主人公(妻)の勘違いで進む後半に分けられる。革新的なことは一切セリフに表わさず進む。そしてその結果、観客の予想は見事に裏切られるわけだ。
<あらすじ>
リナ(ジョーン・フォンティーン)は、ロンドンからの列車の中でジョン(カーリー・グラント)と知り合った。
ジョンは、社交界ではプレイボーイとして鼻つまみものだったが、女性たちの間では人気があった。リナは町の有力者、マッキンロウ将軍(サー・セドリック・ハードウィック)の娘だったが、ジョンとの結婚に反対され、駆け落ち同然にジョンと結婚してしまう。
新居は豪華だった。しかし、リナの父親から贈られてきた年代ものの椅子を骨董屋に売ってしまうジョンに疑念が生じた。そして、新婚旅行の請求書が送られてきた。ジョンは無一文だったのだ。
リナはジョンに真面目に働くよう説得した。不動産屋の支配人として働き始めたジョンは、やがて競馬場での穴埋めに会社の金を使い込んでいた。
ショックを受けたリナは、実家に戻る決心をした。そこへ、リナの父親のマッキンロウ将軍の死の報せが入る。遺産の分配では、将軍の肖像画しかもらえないことにジョンの機嫌は悪かった。
ジョンの友人ビーキー(ナイジェル・ブルース)とジョンは二人で不動産会社を設立する計画を立て始めた。断崖の景観の良い場所にリゾートの計画だ。夜、二人の話を聞くともなく、スクランブルでカードをもてあそんでいるうちに、そのカードが偶然、’M・U・R・D・E・R’(殺人)となっていた!ジョンとビーキーは明日、断崖の現地へ下見に行くという。ジョンがビーキーを殺す!断崖からビーキーを突き落とすジョンが幻想となり、リナは失神してしまった。
翌朝、目がさめたリナは、女中から二人が下見に出かけたと聞き、断崖まで車を飛ばした。しかし、誰もいない。疑惑が脳裏をよぎりながら家へ戻ると、ジョンとビーキーは何事も無くくつろいでいた。ほっと胸をなでおろしたリナだが、ビーキーが車が崖から落ちそうになったと聞き、再び疑念が頭をもたげてきた。
そのビーキーがパリで死んだ。ジョンも同行している。リナは夫を疑い始めた。自分を財産欲しさに殺すつもりではないだろうか。その気になってみると、ジョンの言動は全て疑わしい。リナはジョンが自分に生命保険をかけていることも知った。
リナの友人の推理作家のもとへジョンがたびたび訪問している。リナが作家に聞くと、ジョンは劇薬や毒薬の秘密を聞き出そうとしていたと言う。
体調を崩したリナのベッドに夜、ミルクを運んでくるジョン。ボウッと光るミルク。毒が入っているに違いない。リナはいくら勧められても飲まなかった。
翌朝、リナは実家へ戻るとジョンに言った。一刻も早くジョンから離れたい。しかし、ジョンは車で送ると言い張った。やむなく車に乗った。
車はスピードを増し、断崖に差し掛かった。ジョンの運転は何時に無く乱暴だ。“殺される”このまま、車から突き落とされたら、下は絶壁だ。リナは不安に耐え切れず、自らドアを開けて脱出しようとした。ジョンの腕が伸びてくる。
ジョンは車を止めた。逃げようとするリナを押さえつけて、ジョンは告白した。ジョンは、ビーキーとパリで一緒ではなく、ロンドンへ行って金策に走り回ったが上手くいかず、自殺を考えていたと言うのだ。真相を知って驚き、リナはジョンを疑っていたことを恥じた。そして、再び生活をやり直そうとジョンに言うのだった。
車は断崖の淵を走り始めた。そして、ゆっくりとUターンして行くのだった。 -
個人的には腑に落ちないラストだなー。ケイリー・グラントは世界一男前だけど。
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ヒッチコック作品。前半はいわば伏線で後半から面白くなります。タイトルに“suspicion”とあるように、疑惑を持ち始めた妻は夫の行動を何も信じられなくなり…
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これはあんまり印象に残ってない… 男が皆野蛮で怖いなぁとは感じたような記憶がうっすら