忘れじの面影 [DVD] FRT-114

監督 : マックス・オフュルス 

出演 : マルセル・ジュルネ  マディ・クリスチャンス  ジョーン・フォンテイン  アート・スミス  ルイ・ジュールダン 

• ファーストトレーディング

感想・レビュー・書評

[hpsさんの感想 · 2022年11月15日]

1900年頃のウィーン、自棄な生活を送るピアニストのもとへ一通の手紙が届く。もうすぐ死ぬという女から、と彼女の懐古が始まる。
長いラブレターです。そしてその男と一緒にならなくてよかったね、とも思う。初恋を終始貫徹した一人の女性のお話です。タイトル真逆やん。

[べそかきアルルカンさんの感想 · 2019年1月6日]

原作はオーストリアの作家
シュテファン・ツヴァイクの中編小説
〝未知の女の手紙〟だそうです。

少女が近所に引っ越してきたピアニストに恋をし、
生涯その愛を貫くというお話です。
こう書くと美しいお話のように勘違いされるでしょうが、
このピアニストというのが女たらしのいい加減な男で、
とても悲劇的なストーリです。

運命のいたずらに翻弄された女性の
悲しい物語といえますネ。

主演のジョーン・フォンティンは、
ひとりの女性の少女時代から晩年までを、
信じられないほどみごとに演じきっています。
それだけでも、一見の価値はありですネ。




べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“徒然読書日記”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin
べそかきアルルカンの〝スケッチブックを小脇に抱え〟
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a

[まぼさんの感想 · 2017年12月17日]

はぁ、忘れてしまうなんて最低だ。
本当にこんな男がいるのか、信じられない…。
と、憤ってみてしまいました。

運命に翻弄されているようでも、
でも本当はすべて自分の意思なんではないかと思う。

人は自分の空想の中だけで生きるのか。
私はそれに、抵抗したい。