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- / ISBN・EAN: 4523215007580
感想・レビュー・書評
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エリック・ロメール監督。
「喜劇と格言劇」シリーズ第4作目。
インテリアデザイナーのルイーズを演じる主演のパスカル・オジェがヴェネチア国際映画祭女優賞受賞。残念なことに、この2ヶ月後に彼女は早逝してしまったようだ。不思議な雰囲気をたたえた存在感がある。
エリック・ロメールの映画にしては、まるでその死を予感するかのように、終始ちょっと物悲しい感じの作品だった。
じっさい、本作でもルイーズは、小さな死を経験し、画面から消える。
レミと同棲しているルイーズだったが、1人になる時間を確保するためにパリに部屋を借りる。
彼女はレミを愛してはいるが、パリで別の男たちと関係を持つ。
しかしそれは1人になったレミも同様。しかもルイーズの友人と親しくなる。しかもルイーズよりもその友人を愛するようになる。
お互いにそうした未来はあらかじめある程度了承済みではあったのだが……
双方の痩せ我慢が、関係をゆがめていく。
パスカル・オジェの不思議な雰囲気のせいか、ポール・デルヴォーの、夜と女性を描いた絵画をしきりに思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男友達も多く自由奔放な妻と旦那のすれ違い。
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主人公の女性が、とにかく魅力的。
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特集「ロメールと女たち」
角川シネマ有楽町にて