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- / ISBN・EAN: 4532640303242
感想・レビュー・書評
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イッセー尾形は良かった。さすがだと思った。
映像も良かった。映像の中に流れている空気は、天皇を取り巻く独特の雰囲気を醸し出している。
桃井かおりは、二人芝居の流れでキャスティングしたの?と言いたくなる感じ(笑)
前半で本物の写真を使っているならば、皇后も似た人をキャスティングして欲しかった…。
マッカーサーとのやりとりは、想像なんだろうけれど、とても興味深く、天皇が人間宣言をするまでの気持ちの揺れも良く表されてると思う。
ただ、淡々とした中に、腑に落ちない点がいくつかあった。一度観ただけではわからないんだろうな…。復讐が必要です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何処か危ういバランスの上に築かれた儚さをも感じつつ、しかし静かに力強い作品だったと思う。
ラストには、言いしれぬ感情がこみ上げた。
時たま劇場内に「笑い」が巻き起こったが、あれは日本人だから笑えたのか、それとも海外の方でも笑えるツボだったのか、どうなんだろう?
なにはともあれ、この作品が「日本」で上映されて良かったと思うよ。この映画の中には、勿論万国共通で感じられるものもあるとは思うけど、日本人だからこそ感じられる物があるのも確かだと思うもの。
ホントに外国の作品なのかとつい疑いたくなるほど、日本人に違和感のない日本を舞台にした「洋画」
唯一違和感を感じた部分があるとすると、空襲で焼け落ちた後の東京(終戦直後前後)が、東京っぽく見えなかったような。でも、なんとなく「ん?」と思う程度の違和感。作品の善し悪しには全然ひびかない。
(2006年/東京某映画館初日)
一見の価値はあり。