虹の女神 Rainbow Song [DVD]

監督 : 熊澤尚人 
出演 : 市原隼人  上野樹里  蒼井優  酒井若菜  鈴木亜美  相田翔子 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.67
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感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427637481

感想・レビュー・書評

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  • ふつう。

  • 2006年公開。


    あの時こうしていれば…。


    どんなに泣いても
    どんなに悔やんでも、
    決して巻き戻すことのできない時間…。


    誰にでもある
    言葉にはできない
    そんな感情を、
    奇跡のように映像化した

    岩井俊二初プロデュース作、
    熊沢尚人監督による
    青春ラブストーリーの傑作。



    映像制作会社で働く智也はある日、
    大学時代の女友達
    『あおい』が
    飛行機事故で亡くなったことを知り葬儀に出席。

    いつしか
    『あおい』との出会いを
    振り返っていきます…。



    個人的に
    2006年の邦画No.1に推したいし、
    ここ10年振り返ってみても
    これだけ心揺さぶられた作品は
    『愛のむきだし』くらい。


    主演2人の
    リアルで抑え気味の演技が
    本当に素晴らしくて、

    仲良くなりすぎて
    それ以上進めなくなった男女の、
    不器用さやもどかしさを
    過不足なく
    見事に表現しています。


    主演の上野樹里は
    いつものコメディエンヌ的要素ナシで、
    映画監督になるという夢を追う
    恋愛に臆病な女の子
    『あおい』役。


    体全体から醸し出される
    生命力の鮮やかな光♪

    それが演技だとは思えないほどの
    神がかった表現力で、

    懐かしくて
    心の空洞に染み込んでくる
    『あおい』という人間を、
    実際に存在していたかのように
    そこに見せてくれます。


    質の高い彼女の演技の中でも
    間違いなくベストの出来!



    そして
    不器用で鈍感な男の子に
    市原隼人♪


    彼も犬のような
    人なつっこい笑顔で
    それに応えます。


    そしてあおいの妹で
    目の不自由な女の子役には
    もう1人の天才、
    蒼井優♪


    ラストで見せる、
    光が散るような
    寂しくて
    明るい笑顔に
    あとからあとから
    涙が溢れて止まらなくなりました(泣)(ToT)


    伏線の緻密さや、
    監督になるのが夢だった
    あおいが撮った
    『地球最後の日』の映画。

    水溜まりに映る虹と
    二人の影。


    壱万円札で作った指輪や、
    カメラなど
    小道具の絶妙な使い方。

    光を含んだ儚い映像美。

    言葉に出来ない言葉や、
    人が人を好きになることの不可思議さ。

    かけがえないものを失った時の
    空虚さ。


    全てが美しく
    切なくて儚い、
    終わってしまうのが
    惜しいくらい完璧な作品です。


    好きな人の前で
    素直になれない人や
    もう後悔はしたくない人、

    本当に1人でも多くの人に
    観て欲しい作品です(^_^)

  • 上野樹里さんがゾクゾクする演技をしてくれてるから、観て。
    不器用な恋の形が本当に胸にクル。

  • 2006年
    上野樹里で録画見。だが以前に (いつか覚えがいないが)見ている。

  • もう戻れないあの頃が懐かしくなる。心に残る大事な映画。

  • よかった。

    最初は主体性のなさすぎるトモヤにイライラして、だから変な女にも居つかれるんだよ、って思ったりして、最後まで好きにはなれなかった。

    そばにいろ、じゃなくて、日本にいれば。
    はっきり言えよと思うけど、その難しさもなんかわからなくもない複雑さもある。

    蒼井優が「ばかだねぇ、お姉ちゃんも、岸田さんも」と言った顔が素敵で、そこで涙が出ました。

  • みんなばか。ばかだなあ。でもその馬鹿さ加減が青春なんだなあ。せつないなあ。

    もう岸田最低です。あおいがガン切れするシーンの切ないこと切ないこと…

    岩井俊二の感じがすごく出てて、中高時代にハマったことを思い出して懐かしくなりました。

  • 素晴らしかったです。
    市原隼人はルーキーズの時よりはマシ程度で、ギリ邪魔はしてなかったですが、蒼井優と上野樹里とは実力が違いますよね。
    すごく身近な恋愛で素直に泣けました。
    またきっと見たい映画です。

  • ペデストリアンデッキ?のシーンがぐっとくる。

  • 上野樹里 蒼井優 市原隼人 がおりなす 青春。
    上野樹里が出ている作品なので 見たかった。
    感想を書くまでないが・・。2006年の作品。
    岩井俊二プロデューサー 熊沢尚人監督

    智也は 虹が水平に広がるのをみて、
    携帯で写真を撮り、送る・・
    こうやって、感じたものを 共有できる時代。
    私のころは 手紙と公衆電話だったけど・・・
    私の若いころは 公衆電話が10円で話がいつまでもできた。

    智也(市原隼人)は 映像製作会社で働いていた。
    そんなに情熱があるわけでなく たまたま働いている
    という感じだ。
    その職場は 上野樹里が紹介したのだ。
    上野樹里がアルバイトしていたところにいた
    女性に 智也はストーカーしていた。
    上野樹里とはそんなところから、知り合う。

    相田翔子が 年齢不祥な女性を怪しく演じる。
    ちょっと・・・おかしいのである。
    それに振り回されるのも 青春である。

    上野樹里は 智也を主人公にした8ミリ映画を撮る。
    『地球最後の日』・・・
    青春時代にはこんなテーマがなんとなく合うのである。
    微妙な感情 友情なのかな・・・恋なのかな・・・
    とまどいながら 揺れる心とわかい男とわかい女の関係。
    マニアックというべき、映画がすきな・・・ヒトの青春日記。
    こじんまりと 想い出 を かたる。

    そして、上野樹里がアメリカに渡るが・・・
    失ってから気がつく・・・喪失感。
    蒼井優の妹役が するどく、かわいい。

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著者プロフィール

一九六七年、愛知県生まれ。二〇〇五年に自身のオリジナル脚本による「ニライカナイからの手紙」で劇場長編映画の監督デビュー。主な監督作品に、「おと・な・り」「君に届け」「近キョリ恋愛」「ユリゴコロ」などがある。

「2020年 『おもいで写眞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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