麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション [DVD]

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監督 : ケン・ローチ 
出演 : キリアン・マーフィー  ポードリック・ディレーニー  リーアム・カニンガム  オーラ・フィッツジェラルド  ウィリアム・ルアン 
  • ジェネオン エンタテインメント (2007年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102353537

麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 悲しい話やん。

    てか、登場人物が誰が誰だか最後までよくわからんかったが。。。

    最初は、自由のため、正義のためと立ちあがって暴力で解決しようとしたが、気付いたら仲間をも殺すことに。

    最後には実の弟まで。

    なんか、ちゃうやん!

    裁判のシーンがその象徴だったと思います。
    公正な裁判をすることが正しいのか、それとも自由を手に入れるための武器を調達するために罪人を救って戦争に備えるのか。

    何を目的にしてるかによって、ズレてくる。

  • 「僕は解剖学を5年学んだ。なのに、今はあの男を撃つ。..それだけの価値のある戦いだろうか」

    原文は" I studied anatomy for five years, Dan. And now i'm going to shoot this man in the head. ..I hope this Ireland we're fighting for is worth it. "

    俳優によって演じられているということを忘れてしまうくらい、リアリズムが徹底されている映画。
    アイルランドの反英闘争をヒロイックに描くのではなく、内部抗争に焦点をおきながら「理想」の顛末を映す。

    エンターテイメントではまったくない。
    デミアンの一つ一つのセリフが観客に問われ、緊張を強いられる映画でもある。

  • アイルランドの独立戦争をともに戦った兄弟が、
    手にした和平条約の受け入れをめぐって対立していく様子が、
    見ていてとても悲しい。

    独立戦争の中、虐げられ、怒り、戦っていた仲間達が、
    和平条約を手にしたのは、ある意味ゴールであるはずなのに、
    立場や妥協点の違いによって、対立し内戦に発展し、騙し、殺しあうー
    結局、独立戦争中と同じことを繰り返している姿に、
    同じものに憤り、戦っていたはずなのにーという哀しさを感じる。

    逆を返せば、独立戦争で戦っていたもの同士も、立場や解釈の違いさえなければ、共に肩を並べることができる人間のはずであるーと描いているのかな?と感じるが、
    そう感じるとなお更やりきれない、とてもいい映画だけど、苦しい映画。

  • 戦争映画を観るといつも思う事だけど、人はみんな相手が自分の大切な人かどうかで気持ちや解釈が変わる。

    自分の大切な人が誰にも理解されないような事をしても、それには何か理由があったと思えるのに…

  • アイルランド独立戦争とその後のアイルランド内戦を背景に、英愛条約をめぐって対立することになる兄弟を描いた戦争映画。
    ロンドンで医者として暮らそうとしていたダミアンは日常的なイギリス兵の暴行や友人の殺害にたまらなくなり、IRAのメンバーとなり闘争に身を投じる。幼馴染の密告者の処刑、重要メンバーである兄のテディを狙った逮捕、脱獄の末、条約の締結を知り喜ぶが、内容はイギリス国王に忠誠を誓うというものだった。
    撤退していくイギリス兵に安堵し、条約を批准しようというもの、完全な自由を手に入れるまで戦おうとするもの、兄弟は殺しあうことになる。

    アイルランド内戦のことはU2のBloody sundayなどでうっすら聞いたことはあったけど、原因が何で、なぜ戦っているのかがいまいち分からないままだったけど、そこらへんがとても分かりやすく描かれていて勉強になった。

    昨日まで助け合って自由を目指していた人々が殺し合う様子が悲惨。イギリス兵の非合理すぎる植民地運営にも疑問。人々を虐げることだけが目的に感じる。当時、イギリスの上層部は何を考えていたのかも知りたくなった。

  • 住人その二がチョイス。

  • IRA発足の頃のアイルランド紛争を描く映画
    北アイルランドに行ったことがあるので、印象に残った。

    タイトルはどういう意味があるのだろうか。。。

  • アイルランドのIRAが発足した頃の様子を描いた映画。

    ケン・ローチって聞いたことあるな、くらいの軽い気持ちで見に行ったけど、暴力のシーンが辛すぎて、主人公がIRAに入ったあたりで外に出た。30分くらいかな。胃がひっくり返ったようにぎりぎり痛んで吐き気がして、顔中に冷や汗がどっと吹き出して…とにかくあのまま見てはいられなかった。
    表のイスで休んでいたら、途中で出てきた人達が他にもいた。良い映画だとは思うけど、見るには心の準備が必要だった。
    社会派の見応えありそうな映画をたくさん撮っているそうなので、時間をおいてからまた、ケン・ローチの作品に挑戦してみよう。

    イギリスはアイルランドであんなことしてたんだ。地続きでない分、文化に大きな違いがあって、その違いが激しい差別や弾圧になったのか。イギリスがアイルランドから嫌われるのも当然だな。
    スコットランドは地続きだけど、どうだったんだろう?似たようなことをしていたのかも。
    イギリス兵の振るまいが、第二次世界大戦あたりの日本人の、他のアジア人への振るまいと重なった。

  • 立場を明確にしなければならないなんて普通に考えてアホらしいとすぐにわかるけれども、何か大切な存在を持つがゆえの弱さや臆病であるがゆえの弱さは、あるいは恐怖心は、二者択一を強いずにはいない。この、立場表明、というのは過去の学生運動でもおなじみの主題だけれども(その世代ではないけど)、それが必ずしも愚かさによって強いられたわけではなく、弱さにも多く起因していることを知った。そしてまた、愚かさと弱さは別のものである、ということを知れただけでも収穫だった。
    正義などというものはどこにも存在しないということを真正面から描いた映画。

  • この映画はアイルランド独立戦争を描いていたが、今現在もあらゆる所で独立戦争が存在していることに改めて気づかされ衝撃を受けた。
    大きくは二つのことについて考えた。

    まず一つ目は戦争は戦争を生む事実
    戦友を犠牲にしてしまったのだからやめるわけにはいかないと戦争を続けてしまうこと。
    戦争を続けるといつしか目的ではなく、敵を倒すことしか見えなくなってしまうこと。

    そして二つ目は独立を望む少数派の辛さ
    身近な所では沖縄、そして自分の専攻地域であるミャンマー、その他にも世界各国でこのような問題は生じている。きっと現実問題と感情論との間で様々な葛藤がある事だろうと思うと、双方が納得する解決策はなく、この問題の難しさを改めて感じた。

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