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- / ISBN・EAN: 4582192934159
感想・レビュー・書評
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リバイバル上映で見た。
デヴィッド・ボウイのルーツを辿る上で、重要な一人であるボブ・ディラン、24歳当時のドキュメンタリー。
歌詞が難解というイメージだったけど、作中で歌われる曲の歌詞を字幕で読んでいると、自然と脳内で物語か映画のシーンのように、歌われてる情景が描くことができて、「あれ?難解なんかじゃなく、個々でイメージしやすいんじゃ?」と。
きっと、当時の聴衆もそうして、彼の曲に、日々の苦楽の励まし、慰めを見出していたんだよね。
たくさんの人々に今も支持されてるのは、彼が信念をしっかり持ち、ブレることがない、という魅力からなんじゃないかな、とも。
そして、とてもチャーミングな人なんだな!ってのも、知らなかった一面…真剣な時とのギャップが意外だった( *´艸`)←終始、気難しいイメージだったから(^ω^;)
私にとってのボブ・ディランの世界は、まだまだ勉強が必要なのでw、知らない部分を知っていく期待を込めて、☆は3つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
渋谷の映画館で見ました。廃盤でTSUTAYAでも見ないもんで。あのOP映像がかっこよすぎて以前から気になってましたが、始まってみるとディランと記者との応酬、仲間内でのケンカ、ビジネス、そしてお楽しみのライヴ映像、をコンクレートに編集した、って装いです。ヒッピー文化直前ですが、ディランはすでに潮流に惑わされないふてぶてしさを兼ね備えており、それがひねくれてるだけじゃないかと指摘される場面が多々でますが、ある口論でのディランの真剣な眼差し…しかしそれすらもディランのふざけ半分という気すらさせる、どこまでも分からぬミュージシャンです。
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2013年5月30日読了。昨年フジテレビで放映された「ROCK MOVIE」3連発の第2弾、若き日のボブ・ディランの姿をとらえた音楽ドキュメンタリー映画。みうらじゅんに「自分も杖を買おう!」と思わせた、自分のステッキを探したり、記者とかみ合わない論争をしたり、ドノヴァンと弾き語り合戦をしたり(ディランの貫録勝ち)、もちろんライブ映像もあり・・・とファンには見逃せないシーンも多く、若いボブもイケメンで格好いいが、ファンでない人がこれ観るのはツライだろうなあ。ディラン自身は若者の教祖になろうとも社会的メッセージを送ろうとも考えておらず、また自分をフォークシンガーともロックアーティストとも考えておらず、単なる「自作自演屋」としか考えていない、自分は発言や曲で材料を提供するだけで解釈は周囲が勝手にするに任せているような節があり、そこがまた格好いいところか。