みえない雲 [DVD]

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監督 : グレゴール・シュニッツラー 
出演 : パウラ・カレンベルク  フランツ・ディンダ  ハンス=ラウリン・バイヤーリンク  カリーナ・ヴィーゼ 
制作 : グードルン・パウゼヴァング  マルコ・クロイツパイントナー 
  • ¥ 3,091 (参考価格 ¥ 4,104)
  • ハピネット (2007年5月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953022089

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みえない雲 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 映画そのものはティーン向けの甘ったるい恋愛ものだし、原発から放射性物質が放出されたというストーリーも科学的に見ればずいぶんいい加減な話ばかり。たとえば被爆者に接すると自分も被爆者になるとか、あるいはシビアアクシデントが起きたんだったら世界中から支援が行なわれるだろうにそんなことが起きないで、なんだか原爆が落ちたような話になっているとか。でも、そういうマイナスはあっても原発がまだ稼働していた時期に、こうした映画を作ろうとしたというだけでも日本とは大違いであります。

  • 相当マイナーなドイツ作品ですが、まあまあでした。原発事故によって引き裂かれてしまいそうになる恋人...。

  • 星4つにするか迷ったけれど……。
    実は、某通販雑誌の「付録」として手に入れた本作品。
    率直な感想は「ウィークデー真っ只中の夜に見る映画じゃなかった……」ーー重かったデス。
    救いのある結末は、思ったより明るくて良かったのですが、その後の主人公たちに訪れるであろう不幸が予想される(主演女優さんの経歴から予想できる)ことを考えると、なんとも言えない気持ちになります。

    前半がパニック映画、後半が放射線障害を強調した作りとなっているので、前半後半で時間の流れが大きく変わっていて、ちょっと分かりにくいかなという印象も持ちました。

    様々な事実が見える映画です。ただ、この映画が真実のすべてではないので、十分に自分自身が知識を得ていく必要も感じます。

  • ハンナは転校生エルマーと付き合い始めるが、学校でABC警報がなる。
    それはエバースベルト原発の放射能漏れによるものだった。
    母は原発近くの町へ出張中で、車で迎えに来るというエルマーを待っているうちに、近隣の住民は避難してしまう。
    母から、すぐに非難するように電話で指示があり、ハンナは弟ウリーをつれて自転車での避難を決意する。
    原発からの風はハンナの町にむかっていて、雨雲が近づく駅にはパニックに陥った人々がおしかけていた。
    駅でエルマーと再開するが、人の波に飲まれハンナは列車に乗り遅れ、放射能を含んだ雨の降る中、気を失ってしまう。
    ハンナは病棟で目をさます…。

    ハンナ役のパウラ・カレンベルクはチェルノブイリ事の時に胎児で、心臓に穴が開いていて、片肺が無いそう。
    この映画公開当時のドイツは原発17基稼動→福島の事故を受けて全て停止。日本は…。
    首をかしげる描写もいくつかあるけど、まぁ、パニック映画だし…。

  • 日本ではパニックは怒らなかったが…

  • 「見えない」「知らない」事に対する恐怖は、国籍を問わず、民族を問わずあるものなんだな…と、言うのが冷静な感想。

    福島原発とはシチュエーションが事なるので(高濃度放射線が出ている事が、すぐに市民に伝えられたりしなかったから)全てが似ているとは言えないけれど、
    被爆してしまった人への様々な差別や、被爆者が感じる葛藤は、見ていて とても切なかった。
    原子炉を廃炉にしても、問題が単純に解決する訳ではなく、
    人間が作り出してしまった過ちは、長い時間がかかっても(政治家に任せるとか、誰かに一任するとかじゃなく)小さい事でも1人1人が参加することで、歩み続けなればいけない様に思う。

  • 作中の事故がチェルノブイリ型のもので、「一気に高線量被曝が広がった」ことを「市民がすぐに理解した上でのパニック」という作りになっているため、現に被害の渦中にあった身からすれば「福島原発事故の恐怖を思い出す」という作りではない。
    何しろあの時は爆発した直後の集団パニックがなかったので、そこがひとつのメインに据えられていることに加え、被曝症状が間を置かずに発症している点も、おおもと違和感の正体なのだろう。
    とはいえ、原発事故がドイツで起こったらああなる、ということで、結果として脱原発したという流れの中で生まれた作品である。日本の異常さみたいなものがむしろ明確に見えてくる点では、「さあ、自分だったらどうする?」というロールプレイ教材に使うのがいいのかもしれない。

  • 原発事故が起こってない国が見るべき映画かも。
    だって、事故った国が見たら絶望するやも。

    同じ人間なのに、通行を邪魔し避難への経路を塞ぐ。
    情報を知り得た人間がいち早く逃げ出す。

    それは、どんな地獄絵図だよ。

    主人公に近づくだけで「被ばくするぞ」と言われるという事は、彼女はどれだけの量を浴びたのか。

    日本にある「津波てんでんこ」の教えの様に、エルマーと待ち合わせなければ。
    母からの電話を待たなければ、地下室に閉じこもらなければ、もっと助かったのではないか。

    沢山のでもしかが浮かぶ。

    人との約束やしがらみが逆に命を脅かす気がする。

    ハンナがエルマーと再会した後のシーンはとても救いがあったけれど、
    恋人や家族すら断ち切られる人も沢山いたと思う。

    私なら、数千年後かにまた教室でエルマーに見つめて貰えるとしても、また事故が起きて悲しむ人間が生まれるのは嫌だな。

    生きる限り、人は間違っている事を反省しやり直すチャンスはあると私は信じている。もし、間違っている部分があるなら変えたいし変えていきたい。

  • 映画館でみた。いまのところ、個人的に生涯no.1の映画。
    ドイツという国が以前から大好きだったが、
    この映画を見て、好きをとおりこしてなにやら、ドイツ人という人たちに対して尊敬や畏敬の念がうまれた一作。


    人にすすめることはないけど。これを見た人と話をしてみたいとは思う。

  • 【みえない雲】隠れた秀作。チェルノブイリ原発事故の悲劇が現代のドイツで起きたらという話。全く期待せず見たら予想外に面白く涙なしには見れない作品だった。パニック映画としてディープインパクトに負けないほど良く出来てる。終盤の暗転の連発は少し過剰、でも良い映画。85点

  • 主役の少女がキム・ワイルドっぽかった。
    放射能の怖さを正しく描いていません。アメリカよりマシですが。

  • ある日突然に耳なれないサイレンが鳴り始め、
    いつもと少しも変わらない風景なのに、
    風を逃れて逃げなければならない…

    いったいどうして?
    いったい何から逃げているの?
    わけの解らない恐慌…

    この作品の中で登場人物たちを翻弄し、
    彼らの出逢いと人生を狂わせていく原発の事故。
    しかしその原因は敢えて描かれることはない…
    ただ「ここ」に近い「どこか」で、何かが起きた…

    みえない雲…
    死をもたらす危険が迫っているのにそれが見えない。
    本当に何かが起きたら、きっとあんな感じなんだろう。

    何もわからないままに、ひたすら逃げ、
    耐えなければならないハンナとエルマーのふたり…

    何も見えない…
    どうしてこんなことになってしまったのか?
    どうしてもわからない…

    彼らの陥いる混沌が示すのは、
    「安全」という言葉に飾られた、
    本当は「今そこにある危機」なのかもしれない。

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