ファインディング・ニモ [DVD]

監督 : アンドリュー・スタントン  リー・アンクリッチ 
出演 : アルバート・ブルックス  エレン・デジェネレス  アレクサンダー・グールド  ウィレム・デフォー  アンドリュー・スタントン  オースティン・ペンドルトン 
制作 : トーマス・ニューマン 
  • ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
3.72
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  • (29)
  • (4)
本棚登録 : 1519
感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241952882

感想・レビュー・書評

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  • ディズニーやピクサーを敬して遠ざけてきた人生だったが、子育てをしながらぼちぼち見ている。
    子供にとっては「冒険物語」、親にとっては「子離れ物語」になっているのは、「トイ・ストーリー」と同じ。
    マーリンは妻子を失ったPTSDで息子をスポイルしているという喩だが、多かれ少なかれありがち。というか公園のちょっと危なそうな遊具の前で毎回感じている、だ、だいじょうぶ……?、と、い、いや止めないほうがいいんだ、が、頑張れっ、という瞬時の判断が、子育て論として織り込まれている。

    マーリン「パパが守ってあげる。約束だ。お前にはもう何もおきないようにするからね」「お前は上手く泳げないだろ。自分ではできるつもりでも無理なんだよニモ」
    ニモ「パパなんて嫌いだ」
    ガーン!∑( ̄口 ̄;)

    マーリン「あの子には何も起きないようにするって約束したのに」
    ドリー「おかしな約束ね、だって子供に何も起きないようにしたら子供は何もできないわ」
    ハッ!Σ(゚◇゚*)!!

    個人的にディズニーやピクサーのCGアニメがあまり好きじゃないと感じたのは、キャラクターの動きや喋り方だけでなく、「数の多さ」なのかなと気づいた。
    あとは芸能人声優起用も、少なくとも本作の木梨、室井は上っ滑り感なくもない。
    「トイ・ストーリー」のシドに続くヴィランのドーラ……どちらも歯に矯正器具……ちょっと面白い。

  • グレートバリアリーフが兎に角美しい。身体に障害がある息子に対し過保護になる父や、明るいがひどい健忘症の魚、魚は友達餌じゃないを守ろうと努力するサメ、水槽で暮らすうち少しおかしくなってしまった飼い魚達など、キャラクターの作り込みもとてもいい。ニモを拐った人間を罵るとき「たぶんアメリカ人だ」というのにくすっとした。

  • 崩壊した家族が、様々な危機を乗り越えてまたひとつになる。
    基本的な物語の筋は児童文学のお約束だ。
    そのお約束を、それぞれの要因で生きづらさを抱えるキャラクター達に演じさせることで、現代的な物語に仕上げている。

    はっきりした描写は無かったけれど、マーリンはPTSDに苦しんでいたように見える。一瞬のうちに妻と子供達を失えば当然だ。その上、絶対に守ると誓った最後の子供は身体障害を持っている。
    彼が何もかもを恐れていたのも、必要以上に過保護に振る舞っていたのも無理がない。あの事件で彼の人生は崩壊した。ニモだけがマーリンを元々の自分につなぎ止めるよすがだった。何があってもニモを失えない。
    でも父親が縛られている恐怖に付き合わされるニモが、窮屈に感じて反発するのも仕方がない。

    冒険が進むにつれて、マーリンは自分自身を思い出していった。ニモと一緒に帰ってからは、人生を完全に取り戻したように見える。PTSDから完全に回復したのかな?ファインディング・ドリーも見たい。

    ドリーは発達障害の…記憶障害?私の身近な発達障害者は境界知能。記憶障害はこんな風なのか。映像で見ると…なかなかパンチが効いてる。

    ニモは身体障害を持っている。けれど彼にとっては大した問題じゃない。泳ぎが多少苦手でも、彼は自分の体をきちんと理解してコントロールできている。彼の住む社会も、現代の理想的な先進国らしく身体障害に適応している。
    なにより父親が、ニモの小さなひれと向きあって、そのままの息子を愛している。そうでなかったら、あんなにしょっちゅうめそめそして父親を呼んだりしなかったろう。
    ニモは完全に愛されていて、基本的な安心感を持っている子だ。だからいざという時に底力を出せた。
    彼の問題は、父親が抱える恐怖だけ。誘拐事件が起きて、ニモの発育には却って良かったかも。言い過ぎかな。

    サメたちの3Dすごかったな。彼等は音速で変わっていく社会の端に掴まって、なんとかその中で生きていこうと悪戦苦闘してる。ちょっとだけ悲哀もある楽しいキャラクター達だ。恐ろしさと愛嬌を見事に両立させていた。
    爆発で死んじゃったかと思った。ラストで再登場してくれて嬉しい。ドリーGJ.

    ウミガメって、ああいう風に群れで移動したりするの?ググってみたけどよくわからなかった。まあ、魚の学校のある世界だから細かいことはいいか。それにしても美しい映像だった。
    マーリンはウミガメの父親が子供を見守る姿を見て、闇雲に恐怖を避けるのが生きるってことではないと学んだ。
    良いシーンだけど、アメリカはまだ自分たちの世界とは違う世界に理想的な生き方を知っているメンターがいると信じてるの?
    ラストでウミガメ親子が学校に来ていたところを見ると、そうでもないのかも?
    色んな生き方があると知っているだけでも、自分の選択肢を増やせる、くらいの意味なのかな。

    ディズニーには子供を捜す父親は、クジラに飲みこませなくちゃならない決まりがあるのかな(笑)?あのあたりはピノキオリスペクトだ。ピクサーも映画史に残る作品を作りたくて、日夜努力してるんだろうな。すごいクリエイターばっかり。

    トイ・ストーリーでも同じように思ったけども、人間以外のキャラクターが主人公のピクサー映画で、敵役に出てくる人間の子供の扱いが、まるでモンスターだ。
    多分、この映画を見る子供達にはまるで似ていない現実離れした子供観…なんだろう、きっと。子供のことは分からん。

  • モンスターズインクと一緒に
    友達に借りました
    これ主役ニモじゃないんだねwww
    ニモのパパなんだね。
    マーリンなんだねwww

    カクレクマノミ
    飼いたくなっちゃった*
    これ観てからは水族館行ったら
    必ずニモ探しちゃいます

  • 久しぶりに字幕で観ました。
    親子の在り方を教えられます。
    子供と一緒に見て、一緒に成長していきたいと思える作品。
    父の愛は海よりも深い。なんでも頭ごなしに否定する自分に気づくマーリン、
    ニモの自立がマーリンに伝わる瞬間涙が止まりませんでした。
    ディズニーの中では珍しく作中のミュージカル仕立てのシーンが一回もなく少し寂しかった。
    ピクサーだとないのかな。
    もう約10年前の映画だということにびっくり。

  • (2023年3月)
    何度か繰り返して観ていたのだけど、登録していなかった。
    先日水族館に行ったので、出してきて観賞。
    4歳児Wはおどろおどろしいシーンやキャラクターたちの喧嘩や別れのシーンになると「うう…うわーん!」と泣く。

    7歳児Aは最後までがっつり見てた。
    12歳Fは何度か見たことがあるからか、最後の方は観てなかったな。
    私としてはニモの父の言動が刺さる。子どもの力を小さく見積もっているわけではない、ただ心配なだけ、失うのが怖い、というそれだけなんだけど、結果として子どもとの信頼関係を損ない、子供の成長を妨げている…というね。自分がまさにそうなりがちという自覚はある…。
    子どもが冒険して成長していくように、大人も冒険して成長していかないと、子育て期は子どもと成長を競う時代だ、というどっかで聞いた言葉を思い出したりした。

    あと、ドリー。続編も観たんだけど、健忘症というか、ワーキングメモリが低いドリー。それでも得意を活かして、持ち前のキャラクターで、善意ある他者との間で関係をはぐくんでいく姿は勇気づけられる。「ふつう」じゃなくてもいいんだって思える。

    (2023年11月)
    最近車の中でこのDVDを繰り返し子どもたちが見ている。
    運転中の私には音声しか聞こえないのだが、
    「子どもに何も起きないようにしたら、子どもは何もできないわ」
    というドリーの台詞は!もう!何回きいても!胸にささるのよ!!

  •  バディもので、三手打ち。

    映像が綺麗。

    私は、このアニメをみるまで、魚ってだいたいドリーのような考え方だと思ってました。でも、性質・種類によっても違いますよね。

     どうしてお父さんと一緒だと、物を覚えられるんだろう?

    歯医者さんの姪っ子? カーラがいい味だしてた。

  • 2003年
    冒険と子育て論の話
    父子が会えた所で終わりでなく、自ら考え実行し成長をした姿を見せた所はよかった

  • 心配性なカクレクマノミの父親が、人間にさらわれた子供を追いかけて冒険をする物語です。

    ニモがとにかく可愛くて、王道のストーリーと現代的な個性を持ったキャラクター達が面白いです。

  • 誕生前に色々あったことからどうしても過保護になってしまうマーリンと、それをやや鬱陶しく思っているニモだったが、マーリンは離れている間にニモが大きく成長したことに気付くし、ニモは父の愛に気付く。ディズニー作品としては珍しく、親子愛がテーマとなっている作品。

    ドリーの陽気さとクラッシュの飄々としている感じもよい。

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