- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4571147375178
感想・レビュー・書評
-
サイコ殺人鬼の心の中に入り込んで事件解決をしようとする心理学者の異様な体験を描いたスリラー。「アウト・オブ・サイト」のジェニファー・ロペスが初主演している。シカゴ郊外にあるキャンベル研究所。若き心理学者キャサリンは人間の潜在意識や夢の中に入り込む技術を研究していた。そんな彼女のもとに、ガラス張りのセル(独房)に女性を閉じ込め溺死する姿を見て性的快楽を得る殺人鬼の心の中を覗いて欲しいという依頼が舞い込むというストーリー。
犯人の精神世界の中である砂漠からスタートするのだけれども、これがまた映像美が素晴らしい。見渡す限りの砂漠の中でキャサリンと少年時代の犯人のファーストコンタクトのシーンでは犯人だということがわからず、自身の息子との対峙だと思わされるところも物語の進行が上手い。
精神世界と現実世界の両方で物語が同時進行し、精神世界であるがうゆえに世界観の膨らませ方が自由で、ほとんどアートといってもいいような世界観。
犯人は少年であり、その世界で玉座に座る悪の王。
登場シーンが異様にかっこよくて、見た目が怖すぎる。
アルビノの犬に、鬼のような見た目の悪魔。
ムキムキの女性に漂白された女性。
砂漠に月面のような場所にお城の宮内に精神世界に入るためのツール。地下施設。
もはや、ゲームの設定のようにワクワクするもののオンパレードなのに一人よがりすぎずに物語りも面白い。
オススメの作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※暴力及び流血、臓器、性描写の含まれる作品です。
【印象】
人の心にひとつの世界があったとするなら。
連続殺人犯の心に潜り、秘密を掴む。
やけに東洋の雰囲気を取り入れている割には、東洋であること自体に意味がありません。異質性を示すための短絡的な用い方でしょうか。
【類別】
ファンタジー、サスペンス、ほんの少しSF。
【脚本等】
風呂敷を広げる。
【画等】
非現実性を強調する美術が多々。
その種の美術を観るだけで満足する人にはお薦めする作品です。
【音等】
音楽は民族音楽風とクラシック風が主。
特定の音の意図的な小ささが印象的でした。 -
ターセム監督の脳内ホラー。
衣装は石岡瑛子さん。
映像美 の一言に尽きます。
ターセムさんの この 偏執的な世界観。
堪らないです。
ダミアン・ハーストばりの馬の輪切りから始まる
極彩色の悪夢のコラージュ。
物語自体は結構ざっくりめなのですが
とにかく、視覚への刺激が、猛烈。
東洋と西洋の混ざった
官能的で グロテスクで 甘美な世界。
被害者の漂白死体が
一斉にパペットみたく動き出す画がとてもお気に入りだったのですが
特典で監督が「あれはクエイ兄弟(!)へのオマージュだ」と語っていて
心の底からにこにこしました。 -
▼キャスト&スタッフ
出演: ジェニファー・ロペス, ヴィンス・ヴォーン, ヴィンセント・ドノフリオ, マリアンヌ・ジャン=バプティスト, ジェイク・ウェバー
監督: ターセム・シン
▼ストーリー
「デリシャス・チョイス」キャンペーン対象商品。サイコ殺人鬼の深い心の闇を大胆な発想と斬新な映像で描いた傑作サイコ・サスペンス!若き心理学者キャサリンは、最先端の技術を使って研究患者の精神世界に入り込む治療を行っていた。ある時、逮捕された異常連続殺人犯の脳に入り、彼が拉致した女性の監禁場所を探り出して欲しいとFBIからの依頼を受けることに――。(amazonより抜粋) -
これはひどい!脚本がくそ、細部がくそ、感覚は素晴しいのに。コンテかいてる人がいいだけなのかもしれないけど。
まず衣装ですが、大事な場面で男の子の服がこぎれいでアイロンかかってたり、最後のジェニファーロペスも頭おかしいとしか思えない。
台詞回しがドラマ的、刑事とのキスは演技を忘れた男が見苦しい。
プロの変態のおかげで映像がきれいだから、粗雑さが目立つ。アメリカなんですよ、ハリウッドが作った急ごしらえの作品。金は掛かってるけど、足りてない。
アジアの雰囲気は調査不足、何となく取り入れちゃったのは、脳内ダイブもしかり。学生の発想から、アイデアをつめてないのが前面にかでてしまってる。もったいない。 -
このDVDももってます。
これもすごい良い! こんなにヴィジュアルがすてきな映画を作るのにいったいどれだけの時間を要したんだろう。 The Fall もみました。 あのDVDもほしい! -
映像が凄く綺麗
精神世界内は限りなく芸術でした
グロい部分はそれなりにあるけど、そんなでもないかなあ
ただ、最後に行くにつれセット?がどうにも笑えた…お立ち台みたいなw -
[The Cell] 2000年 アメリカ R-15
-
作られた美しさってかなんというか。綺麗な映像でした。途中ウギャッとなる所もありましたが。
ありゃ当面の間トラなウマになるかもです。グロいのは平気な方だったのですが・・・珍しいかしら。
しかし美しかったです。それと同時に大変不気味。
自分の心の中って、どんな感じなんでしょうね。覗かれたら困る部分とか(笑)。
世界観や憧れで埋めつくされているのかしら。けど、黒いだろうな、私。
フルメタルジャケット関連です。役者さんがかぶっておりました。MIBにも出ていらしたとな。あぁ、心当たりが。
あー…モゾモゾする。うぎゃっ。 -
美しい映像。そしてジェニファー・ロペスが美しすぎる!!
とってつけたような最後のラブがいらない・・