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- / ISBN・EAN: 4988064264650
感想・レビュー・書評
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チンギスハーンは、アジアの偉人であり、
モンゴルの星である。
自画像もなく、残された文書もないといわれる。
大きな大陸を支配したが、謎につつまれている。
私も、内モンゴルに行ったことがある。
その草原の広がり、果てしない地平。
透き通った風が通り抜けていく。
蒙古人は、
大きな空、たくさんの星のモトで生まれ生活する。
もつものは、家族とゲルと羊と馬たち。
そのほかは、何ももたずに漂流する。
テムジン(反町隆史)が、生れ落ち、
次第に勢力を拡大していく。
蒼き狼の果てしなく続く戦い。
何のために?
という問いかけはテムジンには無駄のようだ。
テムジンは ボルテ(菊川怜)と結婚する。
クラン(Ara)という女性がひかっていた。
ジュチ(松山ケンイチ)が セツない役をやっていた。
映画では、広い草原に、
人間の沢山が集まり集会のシーンがある。
見ながら、
草原には沢山のニンゲンは要らない とおもった。
モンゴルは現在 人口 270万人 日本の国土の4倍。
この国が、これからどうなるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登録番号 10594 分類番号D778
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松山ケンイチが出てきた以外に記憶がない。中身もない。
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松山ケンイチ目当てで、観たこともあるけれど。
ともかくスクリーンに出てくると、目が彼を追ってしまいます。
なんででしょう?
生々しいのだろか?
ちゃんと生きてモンゴルに居るように、見えたような。 -
チンギスハンの話。争いを繰り返すモンゴルを統一。
装いは異文化なのにみんなが普通の日本語を話しているのが最後までしっくりこなかった。 -
今まで見た映画で最低の三本に入る。
ストーリーは薄っぺら、脚本の酷さにも増して役者たちの演技が
ひど過ぎる。下手な役者につられてベテラン達までおかしくなってる。
モンゴルの風景と馬たちに星1つ。 -
■演技が芝居がかってた
序盤のシーンは特に。例えばテムジンがボルテを迎えに行き、ジャムカとテムジンのどちらと結婚するかと選択を迫られたときテムジンを選び抱きしめあうシーンがあるんですけど、科白からその抱擁までの演技がイマイチでした。下手、ということではなくてただ、不自然な感じがしました。話の全体的に。
■“間”がない、そして映像だけでは伝わらない
だから心理描写もイマイチ掴めない。心の、感情の動きが分かり辛い。切り替わりがはやい。
説得や諫言のシーンがいくつかあるんですけど、どれも言われてからすぐ心変わりして発言、行動を覆しているように見えました。
■テムジンの苦悩とジュチの苦悩
テムジンは少年の頃からメルキト族との混血児だと言われてきたが、母親から自分の出生について教えられるまで、自分は蒼き狼の血を受け継ぐモンゴル部族だと信じていた、と言っていました。しかし、少年時代にメルキトの胤だと侮辱され、義弟(たぶん異母兄弟)を殺しています。このときテムジンは「母上を侮辱したから殺した」と言っています。まあ確かに母親を悪く言ったことに腹を立てたということも理由のひとつとしてあるとは思います。でも本元は「蒼き狼の子じゃない」と言われたことが原因だと思うんです。やっぱり、信じていたとは言っても周りからの声もあり、実際は心のどこかで自分の出生について疑いの目を持っていたと思うんですよね。
そして何の因果か(ホエルンの前夫イェケ・チレドの復讐ですけど…)、テムジンの子―ジュチもテムジンと同じ運命を辿っています。テムジンとジュチ父子はイェスゲイとテムジン父子のときのように上手くはいかないんですよね…。
テムジンとジュチの間にはあまり会話がなかったようで(如何せん、ケンイチが思ってたほど出てこなかったので)、これがいけなかったかなあと思います。ジュチの場合はもう全て母親から聞かされている風だったので、テムジン一家のなかで息子と言えど疎外感なぞを感じていたのではないでしょうか(体育座りでイジケモード/笑)。そういえば、ジュチがテムジンを「父上」と呼んだシーンは無かったような…。「族長」か「チンギス・ハーン」としか呼ばなかったですよ。ジュチの苦悩は目に見えて分かるものでした。
■蒼き狼
テムジンの突き放したやり方には、一度手に掛けようとしたことに対する償いの意味が込められていたのですが、その父としての想いがジュチには伝わっていなかったんですよね。ここは不器用な男同士のあいだに母親が割ってはいるべきではありませんか?ボルテもテムジンの気持ちに気づくことが出来なかったのでしょうか…。「父上は本当はこう思っているのよ」とか。すれ違いを起こしている父子のあいだで二人の手を取り、引き止めて向き合う切欠を作ってあげることは出来なかったのでしょうか。互いの苦悩を知れば、上手くいったはずなんですけどね…。
■テムジンVSジャムカ
この戦闘シーンは迫力があって凄かったです。細かくてリアルだったと思います。
「かかれー!」から始まってテキトーな馬上での斬り合いのシーンだけではなく落馬してからの戦い方とかしっかり“戦”が描かれてて…丁寧だった、と思います。
その戦いのシーンなんか見てると、「モンゴルの兵士恰好いいー!」と思いました。馬上で上体を反って(イナバウアー?)弓を放つところとか「何コレ?!」という感じで…(笑)。
結局ジュチはテムジンの「過酷な運命を乗り越え、這い上がって真の蒼き狼になって欲しい」という想いを知ることなく息を引き取るわけですが、死の間際にジュチが握りしめていた弓矢の指あて?を見てテムジン同様私も涙がこみ上げてきました…。 -
やっぱりチンギス・ハンは素晴らしい。
尊敬する人は、と聞かれたら多すぎて答えられないが
憧れる人は、と聞かれたら迷わず彼を挙げる。
「各々の文化を重んじて国境を無くし交易を盛んにする」
ビジネスの世界やグローバル化も根本は彼の野望と変わらない気がする。
俺も早く遊牧民の王になりたい。
映画としては残念な作りもありますが。 -
2008/06/30
『天と地と』を思い出した、悪い意味で。