ユメ十夜 [DVD]

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監督 : 実相寺昭雄  市川崑 
出演 : 小泉今日子  松尾スズキ  うじきつよし  中村梅之助  山本耕史 
  • ¥ 4,980 (参考価格 ¥ 5,076)
  • 日活 (2007年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103601620

ユメ十夜 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 第八夜 監督:山下敦弘 脚本:長尾謙一郎
    出演:藤岡弘、(夏目漱石、正造)山本浩司、大家由祐子、土屋匠、森康子
     折角原作は面白いのに、その素材を生かし切れなかったというか、
     部分的に面白い描写があるのに、それを生かし切れなかったというか。
     最初、子どもが田んぼの中から大きなものを掘り出す。
     家に持って帰るが、母親から飼えないと叱られる。
    「モノになるの?」
    「モノになる!」
     田んぼの中から掘り出したものは、この子どもの才能だと考えれば面白い。
     ザリガニのような小さくまとまった才能を持った才人が
    「あいつにはかなわない」
    と感心して同じ道に進むのをあきらめるような途方もなく大きくてよく分からない才能。
     周囲の人や子ども本人にすらどう使っていいのか理解不能のとてつもない才能。
     そばで、かつて自分も「モノになる!」と言ったことのあるおじいちゃんが今までの人生を振り返りながらそのやりとりを聞いている。
    ……と解釈すれば面白いのですが、その後の展開がグダグダでよく分からない。
     おじいちゃんが障子の後ろを歩くのですが、これは今までの人生を表現しているのでしょうか。
     むしろ、子どもの影が段々大きくなって、子どものその後の人生を表現する方が面白いと思うのですが。
     そして、おじいちゃんが現代的な部屋の2段ベッドに寝るという、わけのわからない展開。
     ここはむしろ、「モノになれなかった」子どもが、「モノになる」可能性を秘めた孫娘に世代交代した、と解釈した方が面白い。
    『2001年宇宙の旅』の最後で、宇宙人がベッドに横たわっているシーンを思い出したり。
    ……と思っていたら、夏目漱石の執筆シーンになったり。これは単なるコントの小ネタだろう。
    ……と思っていたら、脈絡なく床屋から帰るシーンになったり、時々現れる金魚売りは一体何なのだ、と、部分的には思わせぶりで面白い描写が雑然と切り貼りされていてよく分からない。

      
     ところで、「庄太郎」さんは、原作では重要人物と思われます。
     あの「庄太郎」さんがどんな形で登場するか、ファンとしてのがキーポイントなんです。
     原作には登場しない第四夜や第五夜では登場して「(ファン心理を)分かってるな」ですが、肝心の第八夜には登場しなくて「分かってないな」です。
     子どもの名前が「庄太郎」だったとしたら面白かったのですが、友人達から「ミツ」、母親から「みつくん」と呼ばれています。
     とすれば、おじいちゃんの名前が「庄太郎」なのでしょうか。
    (ウィキペディアには「正造」と記述されています)
     ともかく、一般向けのエンタメ作品で難解な文芸作品や不条理劇をやるな、もっと分かりやすくしろ、と言いたいです。
    (よく考えると、原作も、わけのわからない描写が脈絡なく次々と出てくる展開ですね。)
       http://sanshirou.seesaa.net/article/435815427.html

  • 夏目漱石の小説のパロ?
    10人の監督がそれぞれ面白いような、ホラーなようなタッチで短編で映像を作ってる。
    中には面白いものもあるけど、飽きる。

  • 漱石の原作では、夢の不思議さ怪異な感じを淡々と書くことで品位があり、奇妙な雰囲気を漂わせることに成功しています。それが、映像化されると、表現が直接的になり、あざとさがあります。11人の監督の競作ですが、それぞれ自己主張が強めに出てしまい全体として原作の雰囲気を壊しました。もっと原作に対するリスペクトがあっていいですね。

  • クセとアクの強い、
    良作多めのヨニキモってかんじ

    最後がこれじゃなかったらホシイツツ

  • あまりの非現実感に
    自分は死んだんじゃないかと思った。

    第一夜から、夢の世界に紛れ込んでしまう。

    キョンキョンと、阿部サダヲの話が特に好き。

    原作読んでもあまり想像をふくらませられなかったんだけどこんな解釈があるのかと。

    マイナーな作品の映像化が難しい現代で
    よくぞやってくれましたと思う。

    こんな作品増えたらいいな。

  • オムニバス作品なので、各章のバラツキが激しい。
    特に第七夜のチープなCGには泣かされる。

  • なんか訳分かんないけど。

    豪華だった。

    第六夜の阿部サダヲが面白かった。

  • 役者の持ち味がバラエティばりに空回りしていました。
    原作は「こんな夢を見た」で始まる夏目漱石の夢十夜。
    有名監督と有名俳優によるオムニバス10品。
    よく言えばトワイライトゾーンや世にも奇妙なのような作品。
    悪く言えばとりとめのない作品。

    第一夜
    小泉今日子て、なんてったってアイドルのときに薄々気付いて、
    スチャダラパー大作戦で確信になったことなんですが、
    「コイズミがさわるとみんなキュートになるのっ!」
    という自己プロデュースに、若干引いてしまいます。
    踊る~で脱皮しそうでしたがもうKYON2の宿命だと思います。
    本作で、情と業の深く重~い妻を演じきっているのですが、
    軽いんですねぇ。かわいい方ですが女優としては残念です。

    ただ監督は、あのウルトラセブンの実相寺昭雄ですよ。
    懐かしく心地よい明治の感じから、虚構の世界に迷い込む、
    足が地に付かない不安感。
    そんでもって脚本は久世光彦ですからね。さすがです。

    第二夜
    監督 市川昆、主演うじきつよし。映像が一番かっこ良かったです。
    しかし、うじきつよしはいつまでたっても大根ですな。
    不器用な侍としてうまいこと素材を活かされてた感じがしました。

    第三夜
    堀部圭亮、薄いですねぇ。薄っぺらさが持ち味です。
    恐怖に上げた悲鳴の嘘臭いこと。
    勝又とK2組んでたのが懐かしいです。

    でもこの映画の漱石の中では、彼が一番漱石らしかったと思います。
    怖い夢から覚め、しばし呆然とする堀部 漱石…。
    「書いちゃお!」とすぐに切り替える軽さがとても漱石らしいです。

    第四夜
    この辺りから、現代劇が混じり、方向性を見失い始めます。
    ずっと明治の雰囲気に浸っていたかったのに残念!
    山本耕史主演。

    第五夜
    市川実日子(真砂子)と大倉孝二(庄太郎)。
    一見真面目で幸せそうな、でも心に怪物を棲まわす
    お似合いの夫婦のお話。
    アナザヘブンでの誘う女にはゾクゾクしたものですが、
    あれはお姉ちゃんの方でした。

    第六夜
    有名な運慶の話。一番原作に忠実だったと思います。
    演出はそれ、監督・脚本:松尾スズキ、出演:阿部サダヲですから。

    第七夜
    ファイナルファンタジーの、古くはタイムボカンの天野喜孝監督作品。
    当然、全編CGアニメ。ファイナルファンタジー(映画)でまだ懲りないか…。
    “やさいのようせい”は良い作品ですけどね。

    第八夜
    出たぁ~っ!藤岡弘、。何やっても藤岡弘、。
    漱石演じても、ひげを付けた藤岡弘、にしかなりえません。
    演技力?それは聞かない約束でしょ。

    第九夜
    初めにピエール瀧に昭和初期の時代の役をやらせたのは誰なのか?
    当時あんなくどい顔はいなそうなんだけど、
    妙に昭和に はまってるんだよなぁ。
    女郎に抱かれながら唸ってたのは都都逸かな?様になってるね。
    共演は緒川たまき。
    第三夜の香椎由宇、第五夜の市川実日子と一貫性を感じます。
    昔の日本人ぽいのかしら。

    第十夜
    脚色:漫☆画太郎!!!
    出演:松山ケンイチ、本上まなみ、石坂浩二(平賀源内)。
    なんともハチャメチャ。
    イケメンに世の女性がウツツを抜かす場面は
    原作よりもビジュアルの方が判り易かったと思います。
    最後まで本上まなみが小池栄子と判断つきかねなかったです。
    漫☆画太郎に尽きます。

    ま、まぁ。観終わっての感想ですが、
    特に感動はなく、かといって駄作でもなく。
    気楽に観れたことから、とりとめのない作品でした。
    (121023鑑賞)

  • 好きな話となんとも思わない話と嫌いな話の温度差がすごい

  • 夢とは?豪華キャストと共に不思議な世界へ。

  • 二夜と六夜がよかった。
    五夜だったっけか?きもちわるいの出てきたやつ。「これもわたし」みたいなこと言ってた。分身?スタンド?笑
    原作がどんな話やったか思い出せんくらい全然違った。

  • いやーこれはひどいな。漱石好きであるとか、夢十夜を読んで感銘をうけた人はさけた方が良い映画。出来不出来にばらつきがありすぎる。

    ふつーのホラー映画みたいな演出のとかね。まぁそういうものとして作ったまったく別物だと思ってみると、、、あんまかわんないか。

    いまさらロボットで、「キター」もないでしょう。「コマネチ!」もねぇ、、、あれわかる人には「もえー」とかいわれてもしょうがない気がする。

    演技も演出も絵もどーしようもないねぇ。いろんな監督がゆるくつながったテーマで連作やってるので比べると、BMWの広告の方がよっぽどよくできてるわ。

  • ものすごいパロディ

    原作あったらこんなふうに二次創作するのか。と笑える。
    しかしお金出して見るには結構つらい。夏目漱石ファンなら鼻で笑う可能性もあり。
    というか本当に喜劇として作っていますね。
    普通に楽しい感じ。でも真面目な頭では見れないです。

  • 百年たってもわかりませんでした。
    原作読んでないからなのかな?

    一夜‥意味わからん。
    二夜‥うーーん。
    三夜‥こわいけど、原作読んでもっと知りたい。
    四夜‥せつなくてさみしいハールメンのお話。
    五夜‥こわすぎなんですけど。ホラー?
    六夜‥松尾スズキと阿部サダヲ最高♡♡
    七夜‥映像キレイで素敵♡
    八夜‥うーん、よくわからん。
    九夜‥終わり方がよくわからん。
    十夜‥気持ち悪いけど、この妙なノリがおもしろい。松山ケンイチかっこいい♡

    夢だから、もっとキラキラふわふわしたファンタジーみたいなのが多いのかと思った。
    グロテスクでホラーみたいなのが多いのは日本的な性質なのかな。

  • 第十夜、豚丼が食べたくなった。

  • 夏目漱石の「夢十夜」はかなり好きな雰囲気の作品なので、どういう映画になっているのか期待していたが、予想外の作品解釈や演出がされていて面白かった。
    一夜ごとに監督の個性が出ていて楽しい。特に第一夜の演出が好み。
    しかし、第十夜の安田大サーカスがなんとも…

  • あの十の短編から、ここまで話が解釈されて広がるのが凄い。映像化というか、パロディです。
    あらかじめ夢十夜を読んでおかないと、何が何だか分からないと思うし、逆に読み込んでしまうと映像が浅く感じてしまうのかもしれない。


    私は毛色の様々な作品を見られて大満足だったんだけど、みんなの評価が低いのが残念。もともと「夢」って当事者だけが納得している、意味不明な物だと思うんだけどなぁ。
    漱石の内容は生きていなくても、それぞれをモチーフに監督の持ち味は生かされてると思う。


    後半になるにつれて面白くなってきて、特に五夜と十夜が好きです。

  • だからこんなの、望んでない。
    久世光彦さんの第一夜、小泉今日子さんの乱れ髪の妖しさと、第四夜の天野喜孝さんの斬新さに、星を。
    あぁ、もっと惑わせてほしかった。
    うふふ、じかんがぎゃくに、まわっているよ。

  • 夏目漱石の短編小説のオムニバス。

    観ているとわかるが、おそらく小説の一話分をしっかり語るには与えられている時間が明らかに短く設定されている。その中で監督達がどう工夫して省略、またはデフォルメするのか注目していたが、意外と何も考えずにそのままやっているような作品が多かったように思う。明暗がはっきり分かれた印象。

    特に序盤の作品群は軒並み酷い出来でどうしようかと思ったが、中盤以降は松尾スズキ、西川美和、山下敦弘と面白い人が監督しておりまずまず観れた。

    中でも突出していたのはやはり松尾スズキだろう。圧倒的なバカバカしさ&ドライブ感で独自の世界を作り上げていた。

    また西川美和の作品もまずまず良かった。夜の神社のミステリアスな雰囲気。緒川たまきさんはなんと綺麗なことか。

    山下敦弘も悪くはなかったけれども期待していたほどではなかった。デビットリンチへのオマージュのような作品だが、好きなのでどうしてももう少し長尺で観たくなってしまうところがある。

    山下雄大は漫☆画太郎脚色、松ケン主演という異色作。松ケンが目ん玉飛び出したり、すごい勢いでゲロを吐いたり、「死にやがれこのブタ野郎!」と叫んだりしていて面白いかと言われれば微妙だが印象には残った。

    他は全滅。

    冒頭と最後に出てくる戸田恵梨香の演技が酷かった。

  • 第一夜は松尾スズキと小泉今日子と云うキャスティングなのに、好きな話なのに残念な感じでガッカリでした。

    個人的に好きなのは第六夜。
    テンポ良く格好良いお話でオチも最高でした。

    第八夜の脚本は“おしゃれ手帖” “ギャラクシー銀座”の作者の長尾謙一郎先生です。
    この話は夢十夜とは別の話として見ると笑えます。
    漱石に女学生が“鴎外せんせ~”って叫ぶシーンは爆笑しました。
    (その時のロゴは多分、長尾謙一郎先生が描いてる気がします)

  • なんかもう好きにやってください…
    とりあえず原作は読んで、確固たる自分なりの作品観を完成したあとに、
    いろんな妄想力を持った人がいるんだなあと思いながら見てみたらいいと思います。

    第十夜が非常におもしろくて良かったです。

  • 様々にアレンジされたオムニバス形式。
    第6話が好き。

  • すごく面白かった。
    どれもおもしろいものだったけど、特に第二夜、五夜、六夜。
    目クラの子供の話は個人的にホラーだったけど・・・。
    「悟らねばならぬ、和尚の首を取る為に悟らねばならぬ」
    二夜のこの字幕が好き。
    戸田恵梨香の明治袴もかわいい。
    夏目漱石はユーモアがある人だったんだろうなあ。
    現代にも受け入れられる洗練さがあるのではないか。

  • 第一夜、第六夜、第十夜だけやけに面白かった。

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