ガーダ パレスチナの詩 [DVD]

  • 20人登録
  • 4.50評価
    • (6)
    • (0)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 5レビュー
監督 : 古居みずえ 
  • マクザム (2007年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4932545984803

ガーダ パレスチナの詩 [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2007.5 鑑賞

  • 重い現実だ。
    古居さん、よくぞガーダに寄り添い続けてくださった、と思います。

    劇中の歌は素敵でした。

  • 作る側が、とても誠実に、そこに暮らす人々のことを捉えようとしているのが伝わってくる素晴らしい作品。これこそドキュメンタリー、というよりもはやジャーナリズム(あ、古居みずえさんはジャーナリストだっけ?)。パレスチナのたくさんの詩(唄)がなんて美しいこと!政情や暴力の悲惨さばかりが取り上げられて見過ごされがちな、個人の生活や気持ちをきちんと見せてくれるところが、映画「ひめゆり」で楽しかった女学校の生活をしっかり取り上げていたことを思い出させた。

  • 数年前映画を観て、「パレスチナの人々」の日常の姿をはじめて知り、衝撃と感銘を受けました。
    日本に居て、ニュースを伝え聞き、編集されたニュース映像から受けるイメージとは全然違う!!
    家族を愛し親戚を愛し隣人を愛す人々。
    イスラエル軍の侵攻と砲弾の中(しかしホント戦車に対して武器も防具も持たずに投石する姿にショックを覚えた。イスラエル軍は完全武装していて投石くらいじゃ屁でもない。それなのに、容赦なく無差別銃撃。なんだ、この象が蟻を殲滅するような気持ち悪さは…)、日常を笑って暮らすガーダを始めとする女性達のたくましさに、心を打たれる。もちろん、背後から頭を撃たれて死んでしまった親戚の少年を嘆き哀しむのも彼女達…。
    生まれた土地を追われ難民として制約のある、屈辱的な日々を送る彼女達は、本当に他人に優しい。

    この映画に登場する一人のパレスチナ女性、ガーダは当初パレスチナの風習を良しとしない、進んだ女性として描かれているが、結婚し子供を産み、第二次インティファーダが勃発するうちに、自分達のルーツを探すようになる。
    そうして彼女は自分の祖父母の時代の人々に話を聞き、難民になる前の、パレスチナの記憶を書き留めて行くようになった。
    そういう中で、農地を持つパレスチナ人夫婦のもとを訪ねたシーンは印象的だ。
    イスラエルに侵攻され土地を追われる前、パレスチナの人々はどう生活していたのかがありありと伺える。
    その姿は、ささやかだけれども充実したものだった。
    「ああ、ガーダの祖父母達は、こういう生活を追われ、難民生活をさせられることになったんだな…」
    と胸がつまった。

    いろいろな紛争問題を考えるとき、それを「国」単位「民族」単位で捉えると、そこからほろほろとこぼれ落ちてしまうものが必ずある。
    ちょうど、災害発生時に被害者が数に換算されたとたん、ひとつひとつ存在するであろう衝撃や悲劇が全部遠くなってしまうように。
    そうして「宗教的問題」だの「歴史的問題」だの、したり顔で別の問題にすり替えて話してしまう様に感じる(それまでの自分も含めて)。
    こうして、ガーダという一人の女性を通して、身近な世界として感じられるのは、すごくすごく大切なことのように思える。

    特にガーダはワタシと同じ年なので、なおさら心に響いたのかもしれない。

    そしてこのイスラエルとパレスチナのような問題は決して他人事ではないと思う。
    北方領土…千島四島返還を叫ぶけれども、ワタシはいつも「もし千島四島が返還されたら、そこに住んでいるロシア人達をどうするつもりなのだろうか…」と思っている。六十年という月日は、千島四島を「故郷」として、心の拠り所として生きているロシア人が存在しているということだ。
    ワタシ達は、敗戦前の望郷の念を貫く事で、新たな「望郷の想い」を作り出すのではないのか?
    そもそも、北海道はもともとアイヌの人々の土地だ。もしアイヌの人々から「この土地を返してくれ」と言われたとしたら?
    自分にとって、生まれてから育まれた「故郷」であるこの土地を失ってしまうのだ…。
    まだ十代だった頃、この事を思い至り、ものすごく悲しかった。
    そして、自分のこの悲しさを、アイヌの人々も、千島四島から追われた人々も、そしてパレスチナの人々も味わっているのだ…と思うと、地図に線を引く様に決めてしまう問題ではないとつくづく思うのだ。

  • 本当に優れた作品。パレスチナがどう、ということではなくって、ある一人の女性の歩みを知り、そこからパレスチナ情勢が自分のものとして迫ってくる。この作品なしに、パレスチナは分かりませんでした。

全5件中 1 - 5件を表示

ガーダ パレスチナの詩 [DVD]はこんな映画です

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする