ハンニバル・ライジング スタンダード・エディション [DVD]

監督 : ピーター・ウェーバー 
出演 : ギャスパー・ウリエル  コン・リー  リス・エヴァンス  ケビン・マクキッド  ドミニク・ウェスト 
  • GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(D)
3.25
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感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102388034

感想・レビュー・書評

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  • (Amazonより)
    1952年リトアニア。戦争で家族と死に別れ、記憶の一部を失ってしまったハンニバル・レクターは、ソ連の孤児院での厳しい制裁から逃れるため、唯一の血の繋がりを頼りに叔父の住むパリへと逃亡。そこでレクターは、後の彼の人格形成に影響を与えることになる、美しい日本女性との出会いを果たす。ある日、市場で彼女が侮辱を受けたことをきっかけに、彼の封印されていた闇の扉が開き、内なる狂気が葬り去られた記憶とともに目覚めていくのだった・・・。




    レクター博士の青年期、“人喰いハンニバル”へとどのように変貌していったのかが描かれている。
    第一印象としてはレクター博士はイケメンだったんだなっ 笑!

    凄まじい生い立ちで レクター博士の狂気がとても伝わってくる。
    叔母のレディ・ムラサキが赦しなさいってような事を言うのですが どうしても赦せないレクター博士。
    赦すってとても難しいことですが 赦すことが出来ない自分がさらに自分を追い詰めてしまうと思います。赦すことが出来たのなら とても楽になれるんだけど...それがなかなか出来ないのも理解出来ます。

  • 『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』のトマス・ハリス原作シリーズ!天才精神科医にして芸術的な殺人鬼=ハンニバル・レクター博士。いかにして彼の特異な人格が形成されたのか?本作では彼の誕生《ライジング》に秘められた謎を暴く…。
    レクター博士が人肉喰いとなった幼い頃のトラウマ、刃物の扱いに上手い理由が明らかになります。妹の敵討ちのために元ナチス兵を殺したり、人間味を強調し過ぎとは思いますが、一見の価値はあります。セクシーなコン・リーの演技も良いです。

  • ハンニバルがいかにハンニバルになったかの説明としても、単品の映画としても、残る物が少ない。繰り返される残酷さがどう感じられているのか、トラウマの説明と再現の説得力はあまり感じられなかった。

  • シリーズの中で一番好き。俳優さんに圧倒的個性と味がある。サイコパスの演技が最高。あの笑顔、表情が頭から離れない。復讐劇はむごいけどレクターらしくてよかった!肉屋を日本刀で惨殺、首を取るところが常軌を逸していて、レクターらしい。レディムラサキとの生活もよかった。レクターの生い立ちが知れて嬉しい。このレクターでさらに続編が観たいな~

  • 『羊たちの沈黙』は、
    初見から何度も観て、
    衝撃と痛みと、
    生々しい美しさに感動を覚えた。

    その発生源をこうして物語にすると、
    もしかしたら萎えるのかもと思ったけれども、
    さらなる激痛が…。

    大切なものを失い、
    心を失い、
    冷静に狂っていくレクター。
    愛情がなかったわけじゃない。
    温もりを失っただけ。
    その剥奪のされ方が異常すぎて、
    心は、
    壊れるほかなかった。

  • やたらと美しい映像(美形若レクター含め)にもっともらしい話でシリアルキラーでも思い出は美しくしたいのね!という感じね。
    コン・リー演じるレディ・ムラサキの妖艶な美しさが素晴らしい。

  • ハンニバル・レクターに武士道の精神が影響したとしたらその意外性におったまげの光栄☆感激☆ そんなハンニバルの生い立ちは戦争の傷痕とともにあり、戦争の副産物となった残忍で悲惨で酷な美しきモンスター。しかし人肉って食べたらクセになるっていうけど本当かな!? あ、冒頭シーンにシンクロする終盤のとこ切なくて好き。

  •  レクター博士とハンニバル青年……ハンニバル青年の髪の毛の生際やつるりとした頬が超セクシー。後年のレクター博士と見た目に関しては同一人物とは思えないが、頭のキレや行動力はすでに天才精神科医の才能が垣間見えた。ただ魚の件は年齢を考慮しても間抜けだった。

     戦争描写……直接銃弾で死ぬのではなく、飢えや寒さで死ぬことの怖さが伝わってきた。ハンニバル少年と妹を傷つけた戦犯達は許せないけれど、切迫した状況で狂気に目覚めたのはハンニバルも同じなので彼らも被害者だったと思う。

     似非日本ムラサキ夫人……剣道の稽古をするシーンは思わず笑ってしまった。製作陣にそんな意図はなくても、私たち日本人には彼女から受ける違和感はこの作品の見所で笑いどころ。さらにもうひとつムラサキ夫人の見所を挙げるなら彼女の衣装だ。アジアの民族衣装だったり、西洋のマダム風だったり、ライダースーツだったり。全部に似合ってしまう彼女のプロポーションは素晴らしい。

  • アンソニーホプキンスが主役の「食肉猟奇殺人鬼」ハンニバルレクターを怪演FBI捜査官クラリススターリングをジョディフォスターが好演した「羊たちの沈黙」シリーズの続編。
    「猟奇殺人鬼」ハンニバルレクターがどうして生まれたかを描いた作品。そう。当然だが、最初からハンニバルは「殺人鬼」ではなかったのだ。
    妹思いの優しい兄が「モンスター」と化した瞬間が手に取るようにわかる作品。しかしながら、どれだけ非道なことをしても「殺されて」当然の「人間」には最初から「ならない」そういう「人非人」となるには、それだけの「理由」があるのだと思い知らされた。
    それにしても「戦争」というのは、つくづく「心」をも「殺して」しまうものなのだなと痛感。とある一点の真実。それを知ってしまったことが彼を「モンスター」に変えた。「ハンニバル」が「吠えた」その瞬間が、物悲しい。

  • 天才にして最悪の殺人鬼、ハンニバル・レクターを巡る、禁断の原点回帰。

    戦争で両親を失ったハンニバル少年。彼は幼い妹・ミーシャを守りながらひっそりと山小屋で生き延びていた。しかし隠れ家を求めて侵入してきた逃亡兵達にミーシャは食い殺されてしまう。狼のように残忍な男達の顔と、泣き叫ぶ妹の声だけを記憶に残し、一人生き延びることとなったハンニバル。孤児院から逃げ出した彼は、美しき叔母の元で高度な戦闘技術と、知性を身につけていくのだった。やがて…、自らの記憶に苛まれながら、ハンニバルの復讐劇が始まる……。

    「羊たちの沈黙」「ハンニバル」等々、前作を見ているとハンニバル・レクターは、まさしく人外、冷血、天才、残虐な殺人鬼にしか見えませんが、今回の作品では殺人鬼・ハンニバル前の人間らしさも垣間見えてきます。
    妹への愛情・助けられなかったという罪悪感・美しく聡明な叔母への感謝。今までは彼を徹底的な「悪者」としか見ていませんでしたが、そりゃそうだよ。あんな体験をすれば誰でもどこかしらおかしくなるよ……。
    希代の殺人鬼。ハンニバル・レクター。連綿と続く彼の過去、彼がどのようにして常軌を逸していったのか、その描き方には満足な映画でした。

    しかし…、いくつか言わせてもらいましょう。
    安易に「東洋の神秘」とか「オリエンタル」を持ってきて欲しくなかった。上手にやってれば問題はないのだけれど。生粋の日本人としては、若干違和感を感じるのでございます。日本刀で肉屋を切り刻むハンニバル…。雪景色の中、剣道に励むハンニバル…。……違和感。
    あと最後らへんで、敵の胸に「M」の字を刻み付けるシーン。「ミーシャのMだー!」と大絶叫。技名ですか?技名なんですか?「出たー!ハンニバルの「ミシャーのM」!」みたいな。思わず笑えた。
    そんな感じで、いろいろと余波を残した映画でした。

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