ブラックブック [DVD]

監督 : ポール・バーホーベン 
出演 : カリス・ファン・ハウテン.セバスチャン・コッホ.トム・ホフマン.ミヒル・ホイスマン 
  • Happinet(SB)(D)
3.80
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953025011

感想・レビュー・書評

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  • ナチ占領下のオランダの話。オランダでもユダヤ人の迫害があったのかぁと思ったら、考えてみれば「アンネの日記」もそうでしたね。

    ナチの占領下で戦うレジスタンスの話がメインで、ユダヤ人を逃走させたり、救出しようとするのですが、いまひとつミッションがはっきりせず、どこに向かって盛り上がるのかがわからないのが難点かなぁと。

    裏切り者が誰なのかというポイントもありますが、やはりドラマの部分が興味深いかと。ナチの側にも、被害を少なくしようと考える高官がいれば、レジスタンスにも自分の息子の救出のことばかり考える奴もいたり、解放後に仕返しでナチに拷問するオランダ人がいたりと、紋切型ではないドラマを見ることができます。

    それにしても主人公のヒロインの逞しさといったら。あまりに脱ぎっぷりがよすぎて、スマホで電車で見ていた私はとても困った(笑) ちなみにもう1人、したたたかで強い女性がいたことも見逃せませんね。終わってから、映画の最初に出てきた女性だったのかと気づきました(あのプロローグとエピローグが効果的でした)。

  • セバスチャン・コッホって案外好きな役者さんなんです!「善き人のソナタ」で知って以来5本の作品を見たが、円熟期の56歳の割には13作品でうち2作品がテレビ映画とドラマなので物足りなさを感じる。

    やはりドイツ人の俳優さんの活躍舞台は少ないのだろうか?そんな彼がSSの親衛隊大尉を演じるのが

    「ブラック・ブック」
    https://www.youtube.com/watch?v=vbxwh2QtxrI

    主人公はカリス・ファン・ハウテンが演じるエリス。一人の女性であり、家族を奪われた気の毒なユダヤ人、そして命を顧みないレジスタンスと数多くの顔を持つ彼女。ヨーロッパ戦線におけるホロコースト被害にあったユダヤ人を描いている?それとも復讐のためのレジスタンスの活動?

    これ結構面白いです。くぎ付けになりながら二転三転する物語の流れに夢中になっていた。まぁ~ありがちな流れですがいい作品だと思います。

  • 恐らくこの映画を面白いと思わない人は、例えば戦争を始めたら「勝つ!」ことしか考えられない究極のポジティブマインドが備わっているからのような気がする。
    それは恐らく、「♪走り出したら止まらないぜ」みたいな横浜銀蝿的ヤンキー気質を是とする、或いは「欲しがりません、勝つまでは!」みたいな大政翼賛会的婦人会連合気質を是とする、それはそれは美しい日本の私達だからなのかもしれない。

    しかし欧州人は、そんな私達とはチョッと違う。

    例えば↑の映画でも「この戦争が終わったら・・・」的な言動が、毎日がパラダイスの上げ上げムードのドイツ軍将校からでさえ発せられる。
    恐らく彼らは、盛者必衰のことわりを常に忘れていないのである。
    だからこそ「もし原発事故が起きたら…」という仮定も現実問題としてシュミレーション出来るし、ドイツとフランスでは全く正反対の見解で国としての見解は確立しているのだろう。

    悲しいかな、私達にはそれが出来ない。
    と言うか、そういうときには必ず思考停止に陥る。
    もちろん、そんな状況では「原発に賛成or反対」位の議論しか出来ない。

    そして更に悲しいのは、そんな二元論から脱却し私達の行く末を真にシュミレートする能力が伴わない限り、原発問題だけでなく消費税云々や社会保障改革に対する真剣な議論など出来ないということに私達自身が気付いていないことである。

  • 過去に観たことがあった作品だった。
    もうだいぶ前だったのだろう、あらすじはもう記憶のなかに、埋め込まれているので、映像が進むとその少し先のことが、予め蘇ってくるという感じだった。ただ、観たことがあるにしては、ずいぶんとハラハラさせられた。
    戦時下を描いた作品なのに、映像が綺麗なのと、全体を流れる悲惨さが漂ってこない。ストーリーはかなり、揺れ動く人生を描いているのにである。

  • 戦争は人を変えるし、生きるために変わらなければならない状況がある。人間って怖い。この時代にいなくてありがたい一方、それだけでは済まされない感情が残る。映画は鬼気迫る演技に加え、プロットも見入ってしまう。一度は観るべき。

  • 監督・脚本: ポール・バーホーベン

    戦争ものというよりはサスペンス色が強い

    スピード感もあり最後まで飽きずに観れた

    これが黒でこっちが白って分け方じゃないのは共感

  • 本当の話なのだからすごい。
    こんなにもスパイできるのが不思議なくらい

  • ナチス政権下での、あるユダヤ人女性の物語。

    家族を殺される。
    ナチス軍人の愛人になる。
    オランダのレジスタンス運動に加わる。
    仲間の裏切り。
    戦争終結後はオランダ人からも危害が加えられる。

    オランダ映画史上最高額の制作費だとか。

    実話なのだろうか??

  • 2008年5月5日

  • ナチスやユダヤ人ホロコーストに興味があるので見た。

    戦争が終わっても、人は何も学んではいやしない。報復・・・?今まで苦しめられてきたユダヤ人だからこそ、終戦直後、非暴力を訴えてほしかった。人を傷つけることは憎しみを生むだけなのに。

    主演の女優さんが綺麗。髪の毛を金に染めたら、もう一つも金にね。ぬかりない。

    ヨーロッパの映画って、必ず女性のヌードが出る。客引きのため?芸術だから?侮辱行為が裸にさせることなのに?

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