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- / ISBN・EAN: 4988064264414
感想・レビュー・書評
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原題は「Shooting Dogs」
このタイトル、ルワンダのジェノサイドに対して
国際社会が何もしなかったことを皮肉ってるタイトルかな〜と思う
国連軍は「平和の監視」であって
ツチ族がフツ族に大量虐殺されてるのを目の前で見てても
軍事的介入しなかった
で、結局、構えてた銃の銃弾が何に使われたかというと、
死体を食い荒らす犬を、撃ち殺すのに使われただけだった
「ジェノサイドの丘」でも、このことはかなり象徴的に書かれてて
「ホテルルワンダ」という実話を基にした映画もあるけど
私はこちらの映画の方がリアルに感じた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分がこの主人公や神父と同じ立場だったら、どうするだろうか?どうすべきなんだろうか?
白人目線⇔黒人目線(ホテルルワンダ)に感じた。 -
元のタイトルは、shooting dogs。そこにも深い意味がある。
自分ならどうするか考えさせられた。 -
94年に起きたルワンダ紛争の虐殺を描いた映画。
同じ時代を生きる者として、「世界平和」を祈らずにはいられません。 -
ルワンダの話では3つ目の作品。
ルワンダのジェノサイドについては知ってたけど、
実際にジェノサイドからのがれた人が製作にかかわってたのもあり、
改めて衝撃をうけた。
エンドロールでレイプされてHIVになった人や、
両親の死体のしたに隠れて生き延びた人、
親戚30人を殺された人。。。
みんな辛い過去をもつのに笑ってた。
笑顔が印象的。
国連軍の無力さを感じる。
なんであそこを難民キャンプにたいのにできなかったのか。
もう少しすれば暫定政府だってできたのに。
結局こうして人は見てみぬふりをしてて、
今だって破壊した国家で死んでる人はあとをたたない。
人間って結局は自分がかわいいんだ。
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ホテル・ルワンダと合わせて観ましたが、本作の方がリアリティがより感じられました。
そして、ホテル・ルワンダより更に重いです。メッセージも強いです。
実際に虐殺が行われた学校で撮影したとのことです。
また出演者も内紛から逃れたツチ族の若者たちが出演、演出をしています。
<ネタバレあり>
私も若い英語教師ジョーと同じなんだろうな。
平和な国で育った私は本当の恐ろしさを知らない。
今、正義感を掲げ、きれいごとを言うことが出来ても、実際にあの場にいたら助けるべき人を見捨てて逃げてしまうのではないか・・・。
自分がそこに残ったとしても虐殺は止めることが出来ない。
そして常に死の恐怖と戦わなければならない環境で、果たしてあの場に残れるか?
・・・きっと出来ない。
だから、ジョーが虐殺に対する怒りを感じながらも自分の無力さを知り、愛する子供たちをおいて逃げ出してしまうことを責めることが出来ない私がいる。
「フツ族にナタで殺されたくない。だから、せめて、銃殺して欲しい。
全員が無理なら、せめて子どもだけでも、一瞬で殺してあげて欲しい。ナタで苦しみながら死なせるなんて出来ない」
こんな言葉を言わなければならない環境なんて恐ろしくて考えたくもないです。 -
1週間前に借りてたDVD。
やっと見れる時間が出来たので、自宅で一人映画鑑賞。
重すぎる・・・
勝手にハッピーエンドを想像していたのだが、全くもって完全なるバッドエンドではないか。しかもこれが実話の話だと考えると、さらにこの映画の重さが感じられる。
映画の最後には、ルワンダの集団虐殺事件の被害者の親族が紹介され、彼らが映画製作にスタッフとして携わっていたようだ。
彼らは、この悲惨な事実を世の中に伝えるために、非常につらい体験を想起しつつ映画製作に臨んだことだろう。
映画のシーンなどで、彼らはフラッシュバックなどを起こさなかったのだろうか?
どちらにしても、この事件の当事者が映画を製作するその勇気に感服し、また一方でこういう事実が今でも世界のどこかであることを考えると恐ろしい気持ちになった。 -
ホテル・ルワンダよりもちょとだけリアルな感じがしました。
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ルワンダでの大量虐殺を描いた作品。
久しぶりにエンドロールを早送りなしで見たいと思った作品です。