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- / ISBN・EAN: 4907953023079
感想・レビュー・書評
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R-15。南アフリカ、ヨハネスブルク。
人を殺し、金と食料を奪い、スラムをすり抜け、社会の底辺を怒りで生きてきたツォツィ。
金持ちが集まる高級住宅街で持ち主の女を撃ち殺し、強盗した高級車の中で
産まれて間もない赤ん坊を見つける。
今さら赤子殺しになにか感じるはずなどなかった。
泣かれたのでとりあえず隠れ家まで運んでぶっ殺すはずだった。
この無力でふにゃふにゃで、放っておけば死ぬ、綺麗な目をした小さな生き物に出会うまでは。
-----その日から、ツォツィと赤ん坊の奇妙な共同生活が始まる。
やっぱり赤ちゃんの魔力恐るべし!
レオンと骨子は似てるのかな。
無垢なモノに人は心を開いてしまう。
そして、犯罪と貧困は社会悪というスラムの実態に、今も多くのツォツィが愛とお金と教育があれば救われるのにと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごくすごく深い映画。いろんなことを考えさせられた。
日本公開前に飛行機の中で観たんだけど、すごくツボにはまって2回観た。 -
泣いたー
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不良少年が奪った車に赤ん坊が乗っていて、育てていくうちに。。。って話。
日本で格差社会って問題になってるけど、アフリカでの格差って比べものにならないぐらい差があるね。
ツォツィが赤ん坊に昔暮らしてた土管を見せに行くけど、そこにはすでにストリートチルドレンがごろごろいる。
豊かな心を取り戻した少年に、これから先どんな社会が待ってるのかな。
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久しぶりにいいなぁと思いました。
スラム街でツォツィ=不良と呼ばれ、恐喝どころか殺人までも犯す少年。
あるとき、車を盗んだそのなかに、小さな赤ちゃんを見つける。
試行錯誤しながら、スラムの女性のてを借りながら、自分の辛い過去を重ね合わせて引き取り、そして母親の元へ返そうとする・・・・
ツォツィのやってることには納得いかないし、殺人とか、でもね、やっぱり赤ちゃんを戻そうとしたその姿に感動した。
映画のラストは警察に捕まりそうになって・・で終わるんだけど、本当はツォツィは殺され、無残に哺乳瓶が転がる・・ってシーンも実はあったっておまけについてた。
私はツォツィは逃亡して、スラムに戻って、乳を上げてくれた女性(彼女も夫を亡くし子供を育ててる)と共に暮らして、そのこの父親になって欲しかったなぁって思うよ。
長さも丁度いいし、すごくリアルな映画で見て良かったです。 -
南アのツォツィ(不良)と呼ばれる少年が変化していく模様を描いた話。
愛に飢えた幼少時代を生きた彼にとって、
赤ん坊と出会いや赤ん坊との暮らしは、
人間の中に平等に植えつけられている人間愛みたいなものを
呼び覚まさますものだったのだろか。
言葉にすると陳腐な感じだね。
赤ん坊に母乳を与えた女性の心理が興味深い。
車椅子の男性の、「太陽の光を浴びるために生きる」だっけ?
あの言葉、なんだか深い・・
アカデミー賞外国語映画部門だっけ?取った映画だそう。 -
あんなに力強い涙はないと思う。