GOAL!2 STEP2 ヨーロッパ・チャンピオンへの挑戦 プレミアム・エディション [DVD]

監督 : ジャウム・コレット=セラ 
出演 : クノ・ベッカー  スティーヴン・ディレン  アンナ・フリエル  ルトガー・ハウアー  アレッサンドロ・ニヴォラ  レオノラ・ヴァレラ  エリザベス・ペーニャ  デヴィッド・ベッカム 
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013375345

感想・レビュー・書評

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  • 有名なサッカー選手がたくさん出ていて、すごく豪華な映画。
    内容的にはすごく手堅いつくり。娯楽映画として安心して見ることできる。

    ただしサッカーというゲームそのものへの扱いはすごく単純。だれもが思いつくようなクライマックスが用意されていて、ま、それが楽しいという人もいるんでしょうけど、ちょっとこれでは芸がなさ過ぎではないでしょうか。もう少しひねるとかしないのかな。

    サッカーの映画と野球の映画を較べてみると、野球の場合は映画や小説でたくさんとりあげられてきたせいか、コクがあるものもあるけれども、サッカーはあまりそういうのは見かけないように思う。そこで描かれたスポーツの魅力と、映画の面白さがうまく融合したような作品というのは、サッカーでこれまであったっけかな。

    たとえば女子プロ野球リーグを描いた プリティ・リーグのクライマックス・シーンは、ワールドシリーズの最終7戦目、主人公ドティのチームが9回表にようやく一点を先制(相手チームの投手は妹のキティで、2人はケンカ別れ状態。その妹から主人公が強烈なピッチャー返しで先制)。

    迎えた9回裏。塁上に逆転のランナーを置き、バッターボックスに立つのは先ほど姉に打たれてベンチで泣くじゃくっていたキティ。彼女は高めのボール球に手を出す悪癖があり、そのコースはまったく打てない。

    対戦チームのキャッチャーのドティは、そのことをよく知っており、非情にも高めを要求し続ける。2球続けて空振り。2ストライク。
    3球目。やはり高めを要求。万事休す、主人公にとってはハッピーエンド、しかし妹が悲惨すぎる…ピッチャーが投げる…やはり高め!…というような細かなディティールを踏まえて、それから劇的なシーンが連続して展開し、最終的には、だれもが納得する結末を迎えるのだが、サッカー映画ではなかなかそういう細かい描写にはお目にかかれませんね。

    サッカーがドラマ化の対象として向いていないと言うよりも、それは、まだサッカーを描いた作品が少なすぎることによるものだと思う。
    野球はアメリカが本場だし、映画も長年ずっとそうだから、取りあげられる回数が多くて、手を替え品を替えやっているうちにさまざまな良作が生まれてきたということでしょう。

    サッカー映画はなかなか作ってもらえず(アメリカでは人気ないですからね)、野球マンガで言えば、まだ「黒い秘密兵器」の時代の描かれ方しかしてもらえない。これからもっとこのジャンルの作品が作られれば、きっとシリアスで面白いものも出てくると思うので、そのためには、この分野は客が入るんだと関係者に思ってもらう必要がありますから、このGOAL!シリーズには大成功を期待したいです。

    おっと、この映画では、バルセロナの監督役のルトガー・ハウアーを見逃すわけにはいきません。
    映画を見たときには、「誰、このオシムを若くしてハンサムにしたような知的なオッサンは?」と思っていたんですが、あとでこの人だと知りました。
    いや、懐かしい(涙)。

    レプリカントのあと、やたらと太ったと聞いてましたが(ずいぶん古い話だ)、こんなにダンディに老いていたなんて。私にとってはこの作品はこの人が出演したということで記憶に残る映画になりました。

    あと、バルセロナが日本にいる場面で、福西選手がチラッと映ってましたね。いや、単にそれだけなんですが。

  • ん〜、ちょっと残念。

    1でサクセスした主人公とその恋人。
    2も当然の如くサクセスしあのレアルに移籍。
    まぁここまでは1で出てきた有名プロ選手の面子を見てると
    仕方ない展開かなぁと思うのですが
    元々この映画が持っていた強みの映像が少しレベルダウン。
    更にサクセスと引き換えに恋人を失うと言う王道の展開。

    良いんだよ!
    王道の展開がたまには見たくて見始めたんだ!
    と、自分に言い聞かせるも・・・
    結局シリーズものの繋ぎ映画。
    王道を観た後の清々しさですら味合わせてもらえません。
    えー!ここで終わりかよっ!ってフラストレーション。

    1では一瞬しか現れなかった有名プロ選手達。
    2では彼らが存分に見れます。
    その点ではとても華やかです。
    でもそれに時間を割いた事によって映画として
    ストーリーが希薄になったとも思います。

    悲しいかな、これもサクセスによって
    恋人を失う本編とダブります。


    そして最後にふと思ったのは
    ビッグクラブって、こういうメディアにも投資をする事までも必要なんだと。
    この映画を観てレアルに憧れるとは言いませんが
    台詞で「レアルに誘われて入らない奴なんて居ない」的な
    台詞とか色んな思惑が入ってるなぁって。

    純粋にちょぃ役程度で
    スポンサードしてた1の方が映画らしさがあったなぁ。

    まぁ3はきっとサクセスして見失ったものを
    取り返す物語になると思うのですが
    この映画自体、サクセスして見失ったものを
    取り返す事が出来るような評価の映画になるのか
    楽しみに観たいと思います。

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