わたしたちの教科書 DVD-BOX ~ディレクターズカット完全版~

出演 : 佐藤二朗  真木よう子  菅野美穂  水嶋ヒロ  大倉孝二  酒井若菜  伊藤淳史 
  • ポニーキャニオン
3.75
  • (6)
  • (4)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632129701

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラストどうするのかなー、くさくなったら嫌だなーと思って観てて、最後安心した。
    それだけでも星の価値あり。
    ちゃんとメッセージがある。
    「世界は変えられますか」
    なんと映画「怪物」と同じ。

    外連味滲む演出がかえって邪魔してたけど、リアルな人間を描こうとする努力がちゃんとある。
    全く抜け感がないところが、坂元さん、また若かったんだねと思わせる。

  • いじめは無くならないんだろうけど、少し希望の見える終わり方だった。
    対立する雨木副校長と教員と積木さん。
    難しい問題だからこそ見応えがあった。
    明日香の真実、胸が苦しい。

  • 喜里丘中学校で、生徒・藍沢明日香が校舎4階から転落、死亡した。不登校気味の明日香をかねてより気にかけていた臨時教師・加地耕平は、明日香の義母・弁護士の積木珠子と共に、明日香が執拗ないじめを受けていたことに気づく。いじめを苦にしての自殺ではないかとの疑念を抱いた二人は、明日香の無念を晴らすべく事件の真相を明らかにしようとするが…。第1話~第7話が学校ドラマの「第一部」、第8話~第12話が1年後を舞台とするリーガルサスペンスが中心の「第二部・裁判編」の二部構成。本作が制作された前年は子供のいじめによる自殺が一種の社会現象となっていて問題視されていたこともあり、いじめや社会問題を題材に取り入れたストーリーを展開し、発端である「転落事故」を、状況証拠と登場人物の発言を通じてのみ間接的に描写するという、藪の中を思わせる本格ミステリー的構成をとっている。
    主演の菅野美穂は日本テレビ系ドラマ『あいのうた』以来の主演をつとめる。

  • 連ドラ版で見ました。尺が足りなかったのかな?って思ったところもありましたが(ディレクターズカット版は収録されているのかな)、サスペンスとして面白かったです。このひとはお別れの話がすきだなあ…

  • 『ゆがみ』・・・が生まれている。
    と感じた。

    学校でおこっている いじめをどうやって解決するのか?

    さまざまな理由がきっかけとなり、
    集団的に暴走していく・・・
    今回のテーマの取り上げ方は・・・
    『先生』に焦点が合わさっていることで、
    その深刻さが浮き彫りになっている。

    『先生は、全能ではないし、神ではない・・・』
    という 教師。
    金八先生にあこがれながらも
    金八先生になれない矛盾。

    加地耕平という熱血漢的な先生が・・・
    ぶつかっていくが、

    『生徒の問題は、教師自身が解決する。』
    『生徒を守ることは、学校を守ることだ。』
    というところで、思考停止した。

    学校とは、やはり密室になりやすいのだろう。
    どうもこの俳優さんは、電車男のイメージがつよくて、
    ちょっと、重たすぎた嫌いもある。

    弁護士役の菅野美穂は・・・
    あれ・・・と思うくらい変身していた。
    実に乾いたニンゲンを演じていた。
    何かを失っていて・・・
    その失ったものを取り戻そうとする 必死さ
    が、全体を貫いたような気がする。

    雨木副校長の風吹ジュンの落ち着いた雰囲気は、
    メリハリがあり、強さの中に、もろさをはらんでいて・・・
    どこで崩れるのかが楽しみだった。
    来るべき物を予感させる・・・。
    白いスミレが象徴していた。

    ゆがみの中で、
    自分なりに答えを出そうとする・・・。
    ゆがみは、自分の中にも深く浸透している。
    そういうことに、驚いたりする。

    『世界を変えることができますか?』
    という・・・といかけは、
    若かりしころ・・・考えたことがあった。

    いじめ を正面にすえて考える
    というのは、その本質を浮き彫りにしないと
    余計 拡散していく。
    いじめの表層だけをなでているに過ぎない。

    『世界を変えることはできますか?』
    という大きな問いかけに・・・
    いじめは・・・・どうなの?
    ということをするりと抜けたので・・・。

    藍沢明日香が,転落するが・・
    事故なのか?自殺なのか?
    ということが大きな焦点になり・・
    それをどう掘り起こしていくか?
    という・・・事に絞られていく・・・

    その結果が拍子はずれなのだ。

    藍沢明日香の死が あまりにも軽くなってしまった。
    つまり、
    いじめによって自殺する子供の深層心理まで
    立ち入ることができないままにドラマはおわった。

    いじめをめぐって、
    わいわい騒いでいる状況で・・・
    結局、表面をなでて終わってしまった。
    判決も・・・そうであるならば、そうだという
    悩みなしの判決。

    家庭環境が・・・・といいながら、
    それでも、一生懸命生きようとする明日香。
    それに係わり合いがあったにもかかわらず・・・
    乾いた表情しかない 積木弁護士(菅野美穂)。

    加地がいう 駅伝のたすき・・・の重み。
    が、最後で、実に軽いたすきに変えられたことを
    製作者は、もっと悩むべきことだと思う。

    動機が消失し、トリガーだけが明らかになる
    物語しか現代は描けないようだ。
    しかし、今回は、トリガーさえなくしてしまった。
    物語の構成要件が整っていない。

  • 再放送を偶然視聴して、一気に観てしまった作品。
    正直、「フジテレビがこれ作ったの?」と驚き何故か焦った記憶が…(笑)
    菅野美穂の役も意外で、結構癖になる感じでした。

  • 裁判所での、谷村美月のぽっかりした目が印象的です
    みんな狂ってるんだけど、「ほら見て、一見普通の人も心に闇を抱えてるんですよ」っていう主張もすんなり見れるよい時期に出会ったドラマ
    今見たら納得いかないかもな、でも志田未来大好きだからな・・・

  • (TV)
    ラストは想像つかなかったな。。
    観終わってみると、そんなにドロドロじゃなかった。

  • 毎回「えぇー」という終わり方をしてた気がする。
    これで真木よう子にはまった。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1969年5月7日生まれ、愛知県出身。俳優、脚本家、映画監督。96年に演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ、全公演で作・出演。さまざまなジャンルのドラマ、映画に多数出演。近年では『ひきこもり先生』シリーズ(主演)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)比企能員役が話題に。また、新感覚の教養番組『歴史探偵』(NHK)の所長や、『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』(フジテレビ)では主宰を務めるなどマルチな才能を発揮し人気を博している。2021年に公開された映画『はるヲうるひと』では、原作・脚本・監督を務め、自身も出演、海外の映画祭で最優秀脚本賞を受賞。22年公開の主演映画『さがす』でも、その演技が高く評価され国内の映画祭で最優秀男優賞を受賞した。23年8月11日には最新作『リボルバーリリー』が公開予定。24年春には主演作を含む映画3作品の公開を控えている。著書に、Twitter投稿から厳選した117のツイートに、本人のツッコミをつけて掲載した自身初の書籍『佐藤二朗なう』(AMG出版)、第2弾『のれんをくぐると、佐藤二朗』(イコロ)がある。

「2023年 『心のおもらし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×