Flight to Jordan

アーティスト : DukeJordan 

• Blue Note Records (2007年9月9日発売)

感想・レビュー・書評

[yamam4656さんの感想 · 2011年9月7日]

「哀愁のピアニスト」デューク・ジョーダンは、渡欧してからの「Flight to denmark」が有名だが、渡欧前の代表作は、Blue Noteに残した唯一のリーダー作で全曲オリジナルのこの作品。ディジー・リース（tp)、スタンリー・タレンタイン（ts）をフロントに置いた1.Flight To Jordan のテーマを聴くとハードバップ的な時代の香りとともにジョーダンの哀愁を帯びたタッチが心地よい。2.Star Briteは、美しいバラードだが、リースの演奏が輝きを増す。しかし、彼の代表曲である6.Si-Joya（危険な関係のブルース）がベスト。とあるゴタゴタで表題を変えざるを得なかった不遇の曲でもある。