影武者<普及版> [DVD]

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監督 : 黒澤明 
出演 : 仲代達矢  山崎努  萩原健一  大滝秀治  倍賞美津子 
  • 東宝 (2007年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104044693

影武者<普及版> [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • カラーの黒沢を初鑑賞。

    なんというかテンポの良いモノクロ時代の彼の時代に比べるとどこか映画の取り方が異国的というかヨーロッパ的だなぁと思った。
    途方も無い重厚感と映像の美しさのボリュームはこれまでのそしてそれからの日本映画界では考えられないなんというかハリウッド的でありながらこの空気感はハリウッド(英語圏)外のものである。

    日本映画であるのに日本映画だと感じさせない独特のこの空気感はなんなんだ。それでいて本作の舞台は戦国時代の日本、武田信玄、である。

    なんだかこの独特な雰囲気の映像美にはゾクゾクとさせられました。カット1つ1つ本当に美しく絵画的でいて素晴らしい!
    外国人の方からすると尚更かと思われます。それを照明するかのようにカンヌ国際映画祭での評価はとても良い。

    でも私としてはあのモノクロ時代の黒沢映画のテンポ良い明快さが好きでしたので良い作品ではあると思いますが好きかどうかと言われれば☆3つレベルです。

  • 1980年のカンヌでグランプリを受賞した黒澤明の「影武者」を鑑賞。

    「乱」があまりに素晴らしい出来だったために期待したものの、印象に残ったのは仲代達矢のうまさだけ。制作費14億5千万と、当時としては最高額のお金をかけたせいもあってか、美術的な面では評価できる部分が多かった。

    歴史の波に揉まれながら、勝手に祭り上げられては名もない市井の人に戻る、ベルトリッチの「ラスト・エンペラー」に近い雰囲気を感じた。

  • (1980年作品)

  • 晩年の黒澤明はひとりよがりが過ぎると聞いたことがありますが、本作を鑑賞する限り、それを疑うことができません。
    テンポのよい展開はどこへやら、とにかく冗長さが鼻につく本作は179分と大作でありながら、中盤以降は飽きを感じる始末。仲代達矢に山崎努、大滝秀治らの演技は流石と思いますが、カメラが遠く表情を楽しむこともままなりません。
    全体を通して監督なりの考えがあったのでしょうが、とかく間延びした展開は視聴者を一考だにしないように思えてしまい、だからこそ、ひとりよがりとの感想が自然と湧き出るのでした。

  • 映画館で観るも、音声録音ミスということで音声が聞き取れなかった。
    ストーリーも今一。

  • 【印象】
    武田信玄、その影武者。
    真実の秘匿と緊張。悲喜。役目。本物の偽物。

    【類別】
    歴史。
    ただしフィクションです。

    【脚本等】
    話の筋立ては凡庸。
    間の置き方と焦らしが心地よく感じました。焦らしが過多な箇所も。
    史実に多少なりとも拠っている作品であるので、やはり歴史を知っている人の方が楽しめるものかもしれません。

    【画等】
    陰影が効果的に使われていると思います。
    夢の場面からは薄っぺらい印象を受けます。

    【音等】
    一部、場面に似つかわしくない曲や効果音が用いられているように感じました。

    【演技】
    子供の演技に拙さが見受けられますが、それは逆に自然なものだとも思えます。

  • 今まで観てきた他の黒澤作品と比べると、全然おもしろくない映画でした。これより5年後の『乱』の方が断然おもしろかったよー!!

    『影武者』・・・そのまんま、影武者の映画です。
    誰のか?・・・甲斐の山猿・信玄公の。
    有名な遺言の説、「死を三年間隠せ」というお話です。

    今やってる大河ドラマ『軍師官兵衛』が丁度そこらへんの時の話。官兵衛は今の兵庫、武田家は山梨なので丁度京都を挟んで西と東なのだけど。
    ストーリーは天正元年から始まって、遺言が「三年間」なので天正三年まで。なので、天正三年というと「あぁ~」となるわけですよ。長篠の戦いね。この時点で、ラストシーンがすでに目に浮かび始める。
    歴史、とくに日本史には疎いんですが、長篠の戦いぐらいは有名だから知ってる。通説の、武田騎馬軍団vs.織田の三段撃ちですよ。
    このシーンはスピルバーグが『戦火の馬』で、ほんと上手いこと引用してますね。色んな意味で上手い。馬い。ディズニー映画&PG指定の件のクリアと、長篠の戦いと『戦火の馬』の第一次大戦の意味が近くって。

    この映画、なんで面白くないかというと、とにかく「間」をとってる。そして尺も長い。黒澤さん本人は「もっと編集したかった、切りたかった」と言ってるそうです。
    あと、マルチ・・・複数で撮ってパッパッと切り替わる、黒澤さんの手法でもあるけど、これがやりすぎで鬱陶しい。
    ただ、全部が全部おもしろくないわけではなくて、夢のシーンなんかは最高に良かったです。あと「風林火山」の解釈なんかも良い。

    仲代さん、大好きなんですが
    ギラギラした役(『用心棒』『椿三十郎』『切腹』等)と
    ぼーっとしたコミカルな役(『殺人狂時代』)がありますが
    この映画では後者の方で、そこはおもしろかったです。

  • 長い割に見所がわからない。大人数の合戦くらいか。
    聞いてはいたが、カラーになってからはやっぱり微妙に感じる。

  • カンヌのグランプリをとった作品ということだが、武田信廉役山崎努と山縣昌景役大滝秀治の素晴らしさは云うまでもないとして、以下の疑問点あり。

    疑問点――
    1.伝令が信玄の屋敷に到着する際にトランペットから始まる管弦楽が流れる
    2.その他、オーケストラ音楽が戦国の世の情景にほとんど合わない
    3.信長は落ち着きがなく、とてもあの信長とは思えない威圧感のなさ
    4.同じく、家康は単なるおぼっちゃんにしか見えない
    5.信玄の影武者が夢のなかで亡き信玄の亡霊に怯えるシーンのセットの安っぽく、幻想性もからっきし
    6.子役の演技が下手すぎる(テレビドラマのレベル)
    7.シナリオがおかしい。話(会話)が都合よくできすぎている
    8.最後の長篠の戦いの戦場のど真ん中に(元)影武者がいる違和感
    9.長篠の戦いの最後、死屍累々のシーンが長すぎる

  • 『影武者』 黒澤明監督 1980年作品

    武田信玄は 遺言として
    『われ死すとも、三年は喪を秘し、
    領国の備えを固め、ゆめゆめ動くな』といった。
    この遺言に基づいて 甲斐武田の物語を描く。

    武田信玄/仲代達矢。
    この信玄役に 黒澤監督は 最初は 勝新太郎を起用としていた。
    ところが、どちらも頑固者。
    勝新太郎は 降板して、仲代達矢になった 
    という話がある。
    もし、勝新太郎がやっていたら、どんなイメージになったのだろう。

    冒頭 信玄 信康 影武者 3人の会話で始まる。
    その構図が 絵になっている。

    逆さ磔にされる盗人 があまりにも信玄に似ているので
    つれてこられたということから・・・はじまる

    影武者は、
    『たかが 5貫10貫 盗んだ 小どろぼう・・・
     国をとるために かぞえきれない人を殺したものに
     悪人呼ばわりされる筋合いはない』という。

    信玄は
    『何なりと申すがよい。
    確かに わしは強欲非道の大悪人じゃ。
    実の父を追放し わが子も殺した。
     天下を盗むためにはなにごとも辞さぬ覚悟じゃ。』
     
    このシーンが実に印象的である。
    信玄だけに 大きな影が 壁に映る。

    このころは 信長(隆大介)家康のいる 時代である。
    信玄は 京に上ろうとしていたが・・
    野田城において 銃撃される・・
    (実際は 結核で死んだといわれているが・・・
    果たして、信玄は死す事になるが・・。
    死して 3年 秘する という遺言が守られることになる。

    影武者は 信玄が死んだことをしって、
    影武者になることの恐れを抱く。
    しかし、影武者になることを決意して
    徐々に、信玄らしくなっていく。

    甲斐の城に戻り・・・影武者が信玄であるということを
    味方も あざむこうというのだ。
    最初に 勝頼の息子 竹丸と面談するのであるが・・・

    竹丸に 『おやかた様とちがう。』と叫ばれる。

    もっと近くで見るように と竹丸が近寄ったとき
    影武者は かぶとを竹丸にかぶせる。
    竹丸はいう・・・『怖くなくなった』と・・・
    一堂 どっと笑う。

    側室の女たちとあったときにも・・・
    影武者は 見破られそうになるのをみて
    機転で乗り切る。

    それに対して 勝頼は 不満が大きい。
    勝頼が 当主として、確認されないばかりか
    影武者に頭を下げなくてはならない・・・ということに
    我慢がならないのだった。
    3年間は 当主になれないのである・・。

    家康は 信玄が死んだかどうかを確かめるために
    駿河に攻め入る・・・
    甲斐の城では・・・評定が行われていた。
    幹部たちは のんびりと意見を言うが
    勝頼は討ってたつべきだ という・・・
    信玄がどのような裁定をするのかという上申する。

    影武者は言う
    『動くな。山のごとく動くな。』と・・・
    影武者が 信玄になった時でもあった。
    信玄と影武者を仲代達矢が演じ分けることができたといえる。 

    影武者は 信玄に近づいたという自信の元に
    馬に乗るが・・・・

    勝頼が・・・あせり 動くことによって
    『山が動けば負ける』といわれる。
    信長・家康の 鉄砲隊の威力は 格段のパワーがあった。
    甲斐武田の終焉を迎える・・・。

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