ソナチネ [DVD]

監督 : 北野武 
出演 : ビートたけし  国舞亜矢  渡辺哲  勝村政信  寺島進  大杉漣 
  • バンダイビジュアル
3.89
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569630858

感想・レビュー・書評

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  • 不条理を描けばやはり一級。乱射シーンはやはりカタルシス。

  • この映画、難しく観ようと思えばいくらでも難しくなる。と同時に伝えたいことは凄くシンプルではっきりしている。それは「沖縄のビーチは最高に楽しい所で、もし今の世に楽園があるとしたらきっとここに違いない」ってこと。観終わった後に頭に残るのは、ヤクザの抗争に翻弄される男の数奇な運命ではなく、そんな闇を突き破るほどの、ただただ眩しい青い海、青い空なのだ。それから健康的で官能的な国舞亜矢の裸体を思い出しぼんやりと身体が熱くなる。

  • ななな、なんじゃこら。というのが、正直な感想ではあります。意味わからん。おもろいのかおもろくないのか、それすら、意味わからん。でも、なんだか、とんでもねえものが、存在する。そんな映画。これ、おもしろいの?いや、おもしろくねえよなあ?意味わかんねえよなあ?でも、とんでもねえ。問答無用に恐ろしい。そんな映画。怖い。怖いっす。凄いよなあ~北野武さん。凄いなあ。

    一応、ストーリーを説明しようとしますと。

    「沖縄でさ~、俺たちと仲良い組が、別の組と、喧嘩しちゃってるんだよ。ちょっと、仲介?っていうか、そんなオオゴトでもないし。形でいいから、助けに行ってあげてよ。頼むよ」って、組長から頼まれたヤクザの一員、北野武。
    沖縄に行ったら、結構ヤバい雰囲気で、仲間狙われるし、ドンドン死んでくし、参った。でも日常は長閑だね。だって、沖縄だもん。
    でも、なんだか東京の組長、裏で画策してたみたいだし、俺、捨て駒みたいだし、まあ、どうでもいいんだけど、腹立つし、組長ちょうど、沖縄に裏工作に来るみたいだし、殺しちゃおうか。まあ。
    で、とりあえず、生きてるのも疲れたし、死ぬか。俺も。アタマ撃っちゃうか。ズドン。

    っていう感じの映画でしょうか。このストーリーの、意味的なもの、内容的なもの、そういったものは、これっぽっちも重要ではなく、ただただ、北野監督の撮る、美しすぎる映像。北野監督の描き出す、なんだこれ辛すぎるぜ切なすぎるぜ、っていう、感情。それをもうね、ひたすらひたすら、堪能しまくる映画。そんな映画?なのだと思います。

    「3-4X10月」と同じく、フラッシュバックならぬ、フラッシュフューチャーが登場しますね。ほんの少し、ですが。あの感覚、センス、ヤバいですよね。ぶっ飛んでますよねえ。あの感じを映像化できるって、とんでもねえなあ、とかね、思うのです。

    あとは、まあ、とにかく、観て欲しい。全然おもんないかもしれませんが、なんちゅうか、すげえから。
    こんな映画が、商業作品として存在している、っていう事実が、もうね、凄いですよね。
    興業的には大失敗らしいのですが、いやでも、しゃあないでしょう?これがバカ売れしたら、それこそ、この世の終わりだよ、って気がしないでもない。でも、最高の映画だと思うのです。

  • 海辺でロシアンルーレットするときのたけしが印象的だった。

  • 突然襲い来る暴力、「過剰に」平和な日常との対比。クセになりそうなヒリヒリ感がある映画だった。
    キタノブルーも存分に堪能できた。

  • 派手な銃撃戦を期待した分少し拍子抜け。
    先にアウトレイジ見てたぶん余計残念に見えた。
    こちらの方がやくざの滅びの美学といった精神面をうまく描写していて作品としての評価は高いかもしれないが個人的にはエンタメ性の高い作品の方がおもしろく感じた。

  • 音楽に対してセリフが小さ過ぎる。
    これが海外で評価された意味がわからない。
    平凡、むしろ暇な毎日の中にも死が隣り合わせっていうギャップが良かったのかな?

    ストーリー
    沖縄行きを命令されたヤクザたちの、何もすることのない日々と突如ふりかかる暴力のコントラストが衝撃的な
    第4回監督作品。

    村川は、ヤクザ稼業に嫌気が差している北嶋組幹部。そんな男が、親分の依頼で中松組の助っ人として、沖縄に飛んだ。
    村川を待っていたのは、敵対する阿南組の襲撃。
    ――連れの子分が2人殺られた。「ドンパチでやばいとは聞いていたが、話が違い過ぎる……」。

    また2人、凶弾に倒れた。抜けるような青い空と海、照り付ける太陽の下で殺戮は続く。「ハメられた! 」逃げ場を失った
    村川は、ただひたすら〈死〉に向かって突き進むのだった。

  • 北野武の最高傑作と聞いて観てみましたが、正直私にはどこがそれほど評価される理由なのかがさっぱり判りませんでした。私にはただのヤクザ映画にしか見えませんでした。

  • 寺島進、若い時そんなかっこよくないのにびっくり!
    命はまぶしいなーと思う映画でした。そして沖縄が。

    ヤクザ映画ってそういうもの…??

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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