ソナチネ [DVD]

監督 : 北野武 
出演 : ビートたけし  国舞亜矢  渡辺哲  勝村政信  寺島進  大杉漣 
  • バンダイビジュアル
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569630858

感想・レビュー・書評

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  • 間というか空気というか、シチュエーションがうまい気がする。背負っているものというか。

    しかし、どうしても「北野武」という先入観が入ってしまうため、どう評価すべきなのかはわからず。

  • 「凶暴な男、ここに眠る」


    北嶋組幹部・村川は、組長から沖縄の友好団体・中松組が敵対する阿南組と抗争しているので助けてほしいとの命令を受けた。
    村川の存在が疎ましい幹部の高橋の差し金だったが、結局村川は弟分の片桐やケンらを連れて沖縄へ行く。沖縄では中松組幹部の上地や弟分の良二たちが出迎えてくれるが村川らが来たことでかえって相手を刺激してしまい、抗争はますます激化。ある者は殺され、ある者は逃げ出す。生き残った村川、片桐、ケン、上地、良二の五人は海の近くの廃家に身を隠した。
    ある夜、村川は砂浜で女を強姦した男を撃ち殺した。それを見て脅えもしない若い女・幸はいつのまにか村川と一緒にいるようになる。東京に連絡を入れても高橋がつかまらず、イラつく片桐をよそ目に、海辺でロシアンルーレットや花火や釣りに興じる村川。だが殺し屋などによってケンも片桐も上地も殺されてしまう。
    やがて沖縄にやって来た高橋を村川は捕まえ、阿南組と組むために村川たちを破門にし、中松組を解散させようと企んでいることを聞き出して彼を殺す。
    そして手打ち式の会場に襲撃をかけるが、生き残り、幸の持つ廃家へ向かう途中、村川は鈍口をこめかみに当て自ら命を絶つのだった。

  • 漣さんのアロハシャツ萌え。

  • 北野バイオレンスの傑作。バイオレンスなのに音楽が綺麗すぎる。寺島進はかっこいいなぁ。

  • 「青」のたけしの到達点。珠玉。

  • 個人的な北野武監督特集第一作目。ヤクザの組同士の抗争を丸く収めるため沖縄に渡ったヤクザたちが、争いに巻き込まれていく話。

    三作の中ではもっとも興味を惹かれた。基本的にはどれも同じで、ただひたすら暴力が繰り返されるだけなのだが、本作では武演じるヤクザたちが沖縄の海岸で遊ぶわけのわからないシーンが映画に異様な間を作っていたように感じる。いったいなんなのだろう、あれは。なにかただならぬものがあった。

    不思議な映画だ。

  • 余分なものを一切排した究極のリアリズムとでも言うべきでしょうか。ヤクザの抗争が話の大筋だが、実のところ銃撃シーンより沖縄で男達が遊んでいるシーンやのほうが多い。決して観ていて楽しい映画ではないが、如何にも「映画」らしい映画。欧州人が好きになる北野武作品。

    「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだ」っていう台詞、最期に納得させられます。出演は北野武作品常連組が多く、その中でも寺島進と大杉蓮と勝村政信が良い味出してます。

  • 安定の北野バイオレンス。今みると寺島進や勝村政信が若い!若い!ラストの構成が上手、そしてなぜか「イージーライダー」を思い出した。好きな作品です。

  • 音楽と映像が綺麗すぎる。

    泣けるシーンなんて全然ないんだけど泣いてしまう。

    そしてちりばめられた笑いもとても素敵。

  • ヤクザ稼業に身を置き毎日死と隣り合わせの日々を送りながら
    どこか悲哀のある雰囲気を醸し出す主人公村川。

    北野バイオレンスの代表的作品だがその暴力シーンも
    圧倒的な迫力というよりはどこか物悲しい。

    多分村川は普通の人になりたかった。
    でもそれは無理なことも分かっていた。
    そんな心の葛藤で揺れ動く男の生き様。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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