キッズ・リターン [DVD]

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監督 : 北野武 
出演 : 金子賢  安藤政信  森本レオ  丘みつ子  北京ゲンジ 
  • バンダイビジュアル (2007年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569630872

キッズ・リターン [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 邦画で好きな作品を選ぶとすれば
    必ず10本の指に入るほど
    大好きな映画。

    お笑い芸人ビートたけしを、
    初めて映画監督として意識した作品で、

    ちょうど自分が
    21歳で
    ボクサーになる夢を見失いかけていた時期に
    劇場で観たので、
    余計に感慨深いものがありました。


    学生の頃から何をするにも
    ずっとつるんでいた2人が、
    1人はプロボクサーへ、
    1人はヤクザの道へと
    別々の道を歩き出す過程は
    切なく胸を打ちます。

    本当の青春は
    テレビドラマのようには
    うまくいかない。

    実際自らを振り返っても
    挫折挫折の連続で
    恥ずかしい思い出ばかりです(汗)


    社会に出た若者の苦悩や葛藤、
    才能を持つ者と持たざる者との
    リアルで残酷な現実、
    そんな青春時代の
    「苦い部分」を
    ユーモアと共にうまく描いていて、

    ワケの分からない焦燥感に怯え
    苦悩の青春時代を送った者ほど
    共感できると思います。


    魅力的な登場人物たちも
    特筆すべき点で、
    ヒジ打ちやタバコに酒など(笑)
    いらんことばっか教える
    先輩ボクサー、

    漫才師を夢見る学生コンビ、

    喫茶店のウェイトレスに恋する学生などの
    名脇役たちと、

    主人公2人と平行して描かれる
    脇役たちのちょっとしたサイドストーリーが
    抜群に面白いんですよね(笑)

    それにしても
    残酷な挫折を描いていながら
    鑑賞後これほど前に進む勇気をくれる作品は
    珍しいと思います(笑)

    その秘密は
    映画史に残る名ゼリフとなった
    ラストの言葉。

    この言葉のために
    この映画はあります。

    この言葉の魔力に
    人々は引き寄せられ、
    どんなに壁にぶち当たっても
    どんなに傷付いても
    また歩き出すんだろうと思う。


    今現在、
    やりたいことが見つからない、
    新しいスタートを切るきっかけが掴めないなどで
    くすぶってる人、

    過去に挫折を経験したことのある人なら
    誰もが共感できるであろう映画です。

    思わず走り出したくなる(笑)
    久石譲のメインテーマも心に染みます♪

  • 十数年振りに見返した。
    宮藤官九郎がちょい役で出演していたなんて!
    それはさておき、この挫折と再生の物語は、シンプルであるだけに、力を持っている。人間のどうしようもなさを肯定しつつ、きっと二人の主人公は同じようなことを繰り返していくんだろうけれども、その休息のような束の間の時間に、この世界に存在していることそのものの美しさが、幸福が、あらわになる。

  • 未来は見えない、けどなぜか確かに希望が見えるラストシーン。きらめいてないのにきらきらしてる。

  • 北野武作品の中でも最も高評価だったので鑑賞してみました。
    合う合わないってここまであるんですかね?
    めちゃくちゃ面白くなかったーー。残念。
    時間の無駄。
    普通の生活を送ってきた人なら共感できる部分は皆無では?
    一言で言うと、『だっさっ』。以上。

  • 最初はこの映画ではなく久石譲のキッズリターンを聞いてから、この映画の存在を知り見てみました。自分がこの映画の好きなとこは北野監督がよく言う「努力すれば必ず成功するわけではない。努力とは宝クジを買うようなもので、当たり券を買うことではない」の意味をシミジミと感じた映画でした。

  • 久しぶりに観た。

    相変わらず,おもしろい。

    ボクシングって,かっこいいよね。
    ってそれが主題じゃねーって。

    若者のもつエネルギーを感じることができる。

    人が生きる姿。

    音楽に体が反応する。

  • 栄光を掴んでいない大多数の人に「まだ始まってねえよ!」と言ってくれる優しい映画。
    号泣。

  • 北野武監督の青春映画。
    高校生の落ちこぼれ2人が、ボクシングとヤクザの別々の道を進み、その過程を描いた作品。
    たけし映画にしては、あまり厚みを感じない内容だった。

  • 2014.2.23(自宅)

  • うひゃあ、何年ぶりに観たかねえ?久々に観返しましたよ。やっぱ、こう、素晴らしいな。なんでこんなに、好きなんかねえ?多分、残りの人生で、あと100回は観たいな。それくらい、好きですね。

    プロローグ、「あれ?こんな物語の始まり方だっけ?」って、ちょっと最初、ビックリしたけど。いきなり、エンディング部分から始まるんですね。覚えてなかったんだなあ、結構。


    マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?

    ばかやろう、まだ始まっちゃいねーよ!


    という、言わずもがなの名言中の名言で、とにかく有名ですよね。
    北野武監督の映画では、最初に観るのには、一番向いている?気がします。
    個人的には「あの夏、いちばん静かな海。」が最も好きなのですが、これもホンマに大好きですね。素晴らしいよなあ。

    この話は、嘘か本当かはしらないのですが、あのあまりにも有名な名言を二人が語る、校庭の自転車のラストシーンのとらえ方、日本とフランスでは真逆の価値観になるそうです。

    日本人は、多くの人が、あのラストに
    「いくつになってもやり直しはできるんだ。どん底を経験しても、俺たちは復活することができるんだ。決して、諦めてはいけない」
    という、未来への希望を見出すのに対し、

    フランス人は、多くの人が、あのラストに
    「もう完全に人生ドロップアウトした二人が、何言ってるんでしょうね。希望なんか、もう、無いでしょ。これまででもで、散々、チャンスはあったのに、君たち二人は駄目な方にダメな方に行っちゃったでしょ?始まってもいない?んなわきゃない。哀れですねえ」
    という、諦められない人々への悲哀と絶望を見出すのですって。

    本当なのかしら?どうなのかしら?あくまで、噂として聞いた話だけなので、なんとも分からないのですが。でも、北野監督は、どちらの意味を込めたんだろうなあ?両方なんだろうなあ、って気はします。で、自分は、どちらかといいますと、、、やっぱ、前者の見方ですかね。どうしても、希望を、感じちゃいますよね。

    で、今回、十数年ぶりに観返したのですが、個人的にグッとくる役どころは、モロ師岡演じる、ボクサーのハヤシ、でしたねえ。人間という存在の、弱さ、狡さ、汚さを、完璧に表現しているなあ、と思って、切なくなり過ぎました。

    モロ師岡、素晴らしい演技でした。ある意味、あのハヤシこそが、人間という存在の最も邪悪な部分を擬人化した役どころではなかろうか?でも、だからこそ、本当にこう、好きなんですよね。身につまされるんですよね。

    めっちゃ印象的なシーンが、あるんですよ。
    いつも行く居酒屋のお気に入りの席に、弱そうな若者が座っていた時は「おいてめえ、どけよ。俺、この場所が好きなんだよ!」って凄んで、自分が働いている工場?の、先輩のおじさんが座っていた時は、卑屈に別の席に座る、というあの立ち回り。

    ハヤシ、という人間そのものを、全て表しているなあ、アレで、と思いましたね。北野監督、素晴らしい。

    あと、エンディングロールの、
    安藤政信(新人)
    っていう注釈。何故か、ツボです。その(新人)、いるんかい?っていうね。ツボだなあ~。安藤政信を見出したタケシ監督の眼力、畏るべし。金子賢も、本当にハマり役だったよなあ。
    あと、ボクシングジムの会長役の山谷初男も、好きですね。怒り方とか、本当にこう、なんか好きなんだなあ~あの存在感。

    あ、クドカンこと、宮藤官九郎も、凄いチョイ役で出演してます。今となっては有名なネタですよね。

    主人公のマサルとシンジの家族、一切、出てこないんですよね。そこら辺の、映画に必要なものと不必要なものを潔いまでにバッサリと決める話の作り方も、好きだなあ。久石譲さんの、あの有名すぎるテーマ曲も、素晴らしいよなあ。

    あかん、いつまでたっても書き終わらないくらい、とにかく大好きだ。本当に、良い映画ですね、コレ。

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